意識内での、より精密なふるい分け

色々なことがスピーディーに変化していくように見える昨今。
あなたの前には、分離した状態を信じるものの見方・考え方である「エゴ」と自分を同一化するか、それとも、ひとつの存在として調和の実在をもとにすべてを見つめる「真の自己」に従うかの選択が依然として残されている。

生きている間、すべての物事に対してその選択が存在するが、両者の違いを認識し、意識的な選択を心がけている人であっても、やはり定期的に「より精密なふるい分け」の機会はやってくる。
これを、自身の基盤となるエネルギーの底上げ、ヴァイブレーションの基音自体の変化と説明してもいいかもしれない。

こう想像してみよう。
あなたの意識内にある「ふるい」の網目は、あなたの「自覚度」が上がるにつれてどんどん細かく、細かくなっていく。
これまでなら網目を通過できた心の不純物も、しっかりと引っかかるようになる。ふるいの目自体が微細になっていっているからだ。

それは、自分がエゴに信頼を置いて考え、選択している「幻想」の状態に、ますます気づくようになるということだ。
気づいて選択し直すことで取りこぼしがなくなり、純粋な自己としての表現はより一層「普通」になっていく。

こうした変化を理解して、あなたの人生の中に再び「今のあなたにとっては大きな選択」の節目がやってきても落ち着いていることにしよう。
これまでの歩みを否定したり、あなたを過小評価したりする必要はない。

そして、そうした節目にこそ、以下のことをはっきりと思い出そう。

選択が物理的レベルで行われると考える幻想から目を覚ます

「選択」という言葉を聞くと、私たちは「物理的な表現を持つ選択」のことを真っ先に考えてしまいがちだ。

☆関連記事◆「意図の結果である5W1Hをコントロールしないこと【夢から学ぶ叡智】」

形として表現されている次元にリアリティーを与え、自分の心の注意をそこに固定してしまう。

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