ハムスターが飼い主さんに伝えたいことと夢の祝賀ムード

寝ている間に見る夢は自分自身との、それも日常意識しているより広大な自分との「通信」である。ただ、夢は現在のあなたの慣れ親しんだ現実仕様に「むりやり狭められ、解釈された後」記憶に残っているので、解読する気がなければ「変な夢だったなぁ」で終わってしまうかもしれない。

私が今日見た夢は祝杯をあげられ、ごちそうを出され、色々な人たちに食事でもてなされるという「祝賀ムード」に満ちていた。
他にも複数の夢を見ていたのだが、ひとつは、ある見知らぬハムスターが、飼い主さんに伝えたいことを私に訴えてきたのだった。
一見、関連性のない夢同士が実はおおいに関連していて、祝賀ムードの夢とハムスターの訴えとは繋がりがあることが後でわかった。

さて、夢は私自身の意識の反映だが、意識の世界は個人的なものであると同時にワールド・ワイドなのである。
たとえば私はこれまでも夢の次元で、人種や文化に関係なく、亡くなった後に伝えたいことがある人、思い残しがある人などと夢で向き合ったり、心の回復のお手伝いをしたり、案内をしたりしてきた経験がある。
夢で交流する対象には人間以外の生物たち、特にこれまで多かったのは人間と暮らす動物たち――が現れることもある。

人間以外の生き物たちの心の構造は、人間のように分裂していない。
創造主と、あるいは互いに個々別々の存在として、「分離している」という幻想を持っていないので、人間のように忘却状態にあることはないが、彼らも「スピリット」として伝えることを持っている。

生き物たちは、人間の意識を反射鏡のように映し返して見せてくれる。

この記事で取り上げる相手はハムスターだが、あなたがもし、生き物と一緒に暮らしている人であれば、「幸せな暮らしを提供できているだろうか」と不安になったり、罪悪感を抱いたりするためにではなく、「より幸せに共に理解し合って暮らすために」この記事を役立ててほしい。

また、自分自身の内で何が起きているかを理解するために夢を活用したい方に対しても、この記事は助力になるはずである。

ハムスターの訴え

その夢の中では、テーブルの上や、そこに置かれているケージの中で、4、5ハムが思い思いに過ごしていた……おっと、ハムという単位はなかった。
4、5匹のハムスターのことだ。

その中の1匹、粉をまぶしたお餅か大福によく似たハムスターが、私に声をかけてきた。
白地に、模様というほどではないが薄く青みがかったグレーっぽい毛がぼやぼやと混じっているハムだ。体は、ハムスターにしてはまあまあ大きい。

やや立ち上がるようにしてお腹を私に見せつつ、そのハムスターは私にこう訴えた。

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