ひらめきと思考の次元、意識フォーカスの移動
ねぇ、いいアイディアがひらめいたと思ったのに、後でその中身を思い出せなかったり、思うように活用できなかったりっていう経験したことない?
これには思考の次元が関係してくることがあるよ。
まさに今朝、このことで私は笑える体験をしたばかりだった。
どんな体験だったかを語りつつ、今回は思考の次元や意識フォーカスの移動をテーマに綴るね。
インスピレーションを活用したい人に(こちらもどうぞ◆「異次元的思考法・癒着なしに思考を活用する方法」)、そして日常起こっている意識フォーカスの移動や、エネルギー的な(非物質)次元の説明もするので、関連する現象として体外離脱や金縛りを理解したい人にもおすすめの内容だよ。
寝てるか起きてるかの中間ゾーンで訪れるアイディア【記事ネタをメモった私の体験】
睡眠中も意識は活動していて、夢というのは意識フォーカスが物質次元から非物質次元に移る現象なんだけど、この詳しい説明は後半にするとして。
まずは、私の今回の体験から。
<中間ゾーンで湧いてくるアイディア>
完全に眠っているのではなく、かといって完全に目が覚めているのでもない合間の状態ってあるでしょ?
このときは夢は見ておらず、日常の出来事を再検討したり、別角度から思考したりすることができる。以前に見た夢を思い出してそこに入ることもできる。研究中のテーマや疑問の答えを得たり、私だったら自然と、講座や記事にする内容を練っていたりするのもこの「中間ゾーン」。
このゾーンのいいところは、自覚をかろうじて保っているので、訓練や工夫次第で普段の意識状態へと情報を持ち帰れるところだ。
しかも、私たちにとって「この現実の経験からかけ離れすぎていない」有益なアイディアを得ることができる。
ここで言う「持ち帰る」とは、情報をいつでも引き出せるように覚えておくことだが、単純にメモをする、声でレコーダーに吹き込むなど「形に残す」ことをおすすめする。
理由は後述するが、意識フォーカス・思考の次元が変わると、そのとき会得した内容を覚えていられなくなったり、理解できなくなったりするからだ。
起きている間もそうなのだが私の場合、インスピレーションは「情報の塊」としてやってくることが多いので、その内容の全部を展開してメモしようとしたら長文になってしまう。
それで、キーワードや短文だけをメモする習慣がある。後からでも、それを見ると情報全体を呼び起こすことができる。
起きている間なら手近な紙に書いておくこともあるが、スマホのメモ帳機能を常用している。ひらめいたらメモ帳に記して保存。それが日常だ。
今朝も私は「やや起きているが、やや眠っている」中間ゾーンで記事ネタになりそうな内容を思考していた。
実はこれは、特に記事を書くことを意識して考えているわけではなく、自分の興味関心がスピリチュアリティーや意識の研究に集中しているので、自然とそうなるのだ。そこから記事にする内容を取り上げるという方が正確。
このとき、少なくとも私が自覚できていたところまでの思考内容は「創造」がテーマだった。意識による創造という意味だ。
最近の記事でもこのテーマに焦点をあてているが、関連して「人間が信じた支配的な神(の観念)からの脱却」のことを考えていた。私たち各々が創造の力を発揮するにはこれが不可欠だと考える一方で、思いのほかここに集合意識規模での根深い恐れがあり、それが制限として働くこともあるのだろうと考えていた。
ここまでははっきり覚えているのだが、しばらくして睡眠に近い深さに入ったとみえる。いつしか思考内容も別テーマに移っていったに違いない。
次に覚えているのは、また集中して何かを考えていた私が、把握した概念を「メモしなきゃ!」という気持ちでスマホを手に取ろうとしていたことだ。
<エネルギー体と肉体のズレ>
ところが。
おかしいのだ。何度やっても、スマホを手に取ることができない。
忘れないうちにメモしたいのに……と、繰り返しチャレンジする私。
私はアイマスクをつけて寝ているので、まず、
1. 手でアイマスクを外す→2. スマホを取る→3. メモ帳に入力する→4. 終了
……これだけのことなのに、なぜか2まで行った、スマホに手を伸ばしたと思いきや、アイマスクは目の上に載ったまま。あれぇ? と1からもう一度繰り返すはめになるのだ。
やがて気づいた。
体、動いてないわ。私が動かしてるの、エネルギー体だった。
そう、私の意識フォーカスは肉体次元に戻っておらず、必死でスマホを手にしているつもりが、それはエネルギー体での動きなので物質のスマホを手に取ることはできていないし、その前にアイマスクだって外せていないのだった。どうりで。
ちなみにエネルギー体(便宜上こう呼ぶ)での動作も感覚も、その確かさは肉体と変わらない。今回のように肉体に近い次元へフォーカスしているときは特にそうだ。
このときは状況に気づいた後も肉体になかなか戻れず、何度やってもエネルギー体で動いてしまうことの繰り返し。その間、肉体はといえば、重い砂袋のような感触のまま全然操作できない。う、動いてくれー!
(こういう状態のとき無自覚のままこれをやっていると、「起きたと思ったのに寝ていた」という内容の夢をループして見る可能性があるよ。)
ようやく肉体が、のったらと鈍く動いてアイマスクを取った私は(何度この動きをエネルギー体で繰り返したことか!)スマホをつかみ、記憶に残しておきたかった概念を無事メモ帳に入力した……そして、ひと安心して寝た。
<懸命にメモしたアイディアは>
この一連の出来事を思い出したのは、今日の夕方になってからだった。
新たに別の記事内容を考えていて、そういえば今朝そんな体験をしていたなと思い出したのである。
そうだった、ひらめいた概念をスマホにメモしたんだった、どんな内容だったんだろう。
早速、メモ帳を開く。そこにあった文字は……
「架空のインテリア雑誌」
えっ……
どういう意味?
全然、情報呼び出されないんですけど!!
っていうか、何も覚えてないんだけど?
間違えてないよね?(他のメモも見るが、確かにこれだと確認)
「架空のインテリア雑誌」……あとは余白。
待って。冷静に。
「架空の」うん、仮想現実とかを説明によく用いる私が使いそうな言葉だ。たぶん、次元の違い的な概念を説明するためなんだろう。
次。「インテリア」……。あれかな、思考でデコレーションするとか、観念を家具にたとえるとか、意識空間とか、そんな感じか、な……。
「雑誌」……雑誌!? なぜ雑誌になる必要がある? 刊行? それで何を表したいの??
わかんない。
この次元の私からは、Recall不可能。
もちろん概念や象徴と捉えなかったとしても心当たりはなし。一応この後、変換ミスの可能性も考えてスマホの予測変換を確認してみたんだけど、特にミスを示唆する痕跡はなかった。ということは、あれだけ必死になって私は「架空のインテリア雑誌」って語をメモしたかったのか。
一体どんな概念をこのキーワードで象徴しようとしていたのか、今となっては謎である。普段私はメモした内容はかなり時間が経った後でも思い出せるし、記憶力はある方だと思っていたのだが、これについては現時点でかけらも思い出せないのだった。
どうしてこのようなことが起きるのか……この後は意識フォーカスの移動と思考の次元を、日常の体験を例に挙げながら解説していこう。
睡眠中の意識フォーカス・あなたは日々体外離脱している
意識フォーカスの切り替えは日常、頻繁に起こっている。最もわかりやすいのは眠っている間。夢を見てるときには意識は、肉体へのフォーカスを減らしてエネルギー体(と、便宜上呼ぼう)にフォーカスを合わせている。
「肉体やエネルギー体に」というよりは、各経験をする「次元に」フォーカスを移してると言った方が正確だ。なぜなら、あなたに「体」という境界はないから。
つまり、体外離脱や明晰夢は「別次元に意識フォーカスを移したことを自覚できている状態での活動」であり、「自覚のない体外離脱」に関して言えば、あなたの睡眠中に日々起こっている現象なんだよ。
そのほか、たとえば何かに集中した状態や、ぼーっとしているときなんかにも意識フォーカスは移動している。物質世界から何らかの形で意識をそらしているとき、意識は「無」になるのではなく、別の次元にフォーカスを移動させているということ。
こうした理解が深まると、生まれる前や死後にも存在していることはもちろん、地球人生という体験の「外」があることも当然わかるし、日々の中で、どれだけ意識が多次元的な活動をしているかもわかってくる。
あなたの日常を理解することは「超常」だろうか? スピリチュアルな認識とは、あなた自身を知ることであり、特別な何かを意味しない。
☆関連記事(ブログ内過去記事)◆「目覚め(解除)の段階と、創造のスタートライン」
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