習慣を見直し、調和したライフスタイルを選び直す【満足度の高いセルフカット編】

私はファッションが好きで色々工夫したり、それについて考えるのが楽しいというタイプではないけれど、「自分という表現」が調和しているかどうかには敏感な方だ。
そこに服装や持ち物やアクセサリーや髪型も含まれる。
もっと言えば仕事や、暮らし方——ライフスタイルだってそうだ。

私たちは変化し続ける存在だから、かつてあなたに調和していたものが今のあなたには調和しないということはよくある。認識をアップデートしなければ、本当はもう好きでないものを今も好きなはずだと自分で信じ続けることもありえる。そういう場合、どこかで無理が生じる。

「今」のあなたの調和や快適さ、心地よさを重視しているだろうか。
それをその都度、実行しているだろうか。

ブログをご覧になったことがある方はご存知かもしれないが、私は3年以上前にシャンプーやコンディショナー、化粧水や乳液など一切使わないライフスタイルに切り替えた。
通称湯シャンと呼ばれるお湯洗髪にひと工夫するほか、ヘナ(私が主に愛用しているのはインディゴ配合のこちらの☆ハーバルカラー☆という商品)を月1、2回。肌には何もつけない。オイルや自然由来の保湿剤を使うこともない。

その生活になってからすでに3年4ヶ月ほどになるが、ずっと調子がいいので、昔は長い間色々な手入れのための製品を選び、購入し、合わなくなるとまた別の製品を探し……ということをしていたのが嘘のようである。

このトピックに興味がある方は、ブログの「日常風景・ライフスタイル」のカテゴリー内の記事を辿ってもらうと、経緯や詳細がある。

昨年11月には、自分で髪を切る「セルフカット」もするようになった。
これまた、ずっと美容室で髪の手入れをすることに不満や違和感が残る体験が多かった私には満足度が高く、「こんな解決策があったのか!」と視界が開ける思いだった。

心の変化に連動する、生活習慣の変化

日常の習慣となっている物事は、私たちにとって特別考えを巡らせなくともこなすことができ、繰り返し行っているものだ。自分で選択している行動でありながらも、半ば無意識化している。

だからこそ、まっさらになって「今、本当はどうしたいか」と気づくことが難しくなりがちだ。何かを決め直そうとするときも、すでにある前提の範囲内から答えを見つけ出そうとしてしまう。
新たな選択肢を見据えることは、そのように視界が狭まっている間は「ないのと同じ」なので、実質不可能だ。

あなた本来の自由で柔軟な心をそのまま現実に反映させて生きるには、制限になっている思考をどんどん手放していく必要がある。流れとともに考えを刷新する、臨機応変にフォーカスを移動させると言ってもいい。

あなたの「今」に調和した生き方、そうしたいと思っているライフスタイルをそのまま形にすることは自然である。
そこに立ちはだかる難しさはない。
このことを、私の経験をまじえてお話しする。

思考と行動は同じもの

あなたは、以下のことに気づいているだろうか。
行動と思考は、同一のもの。
あなたの行動は、あなたの思考が形を取ったものだ。

「え! でも、本心と行動がかけ離れていることもあるんじゃない?」
と疑問に思った方はいるかな?

あなたの心に基づかない行動というのは、ない。行動だけが、あなたと切り離されて独立して発生するとか、心と繋がらずに「宙ぶらりん」に存在するということはありえないのだ。

では、心と行動が一致していないと感じるとき、何が起きているのだろうか。

そんなとき、あなたの内では複数の考えが存在している。うち1つはあなた自身の「本当にそう思う」考えで、それ以外は恐れに基づく観念、学習した事柄によって生まれた考えだ。
このような状態を、あなたの考えが「分裂している」と呼んでもよい。

すると、あなたがどの考えを行動に移すか(「行動しない」という選択肢も含めて)決定すること、複数の思考の中からの「選択の必要」が生まれる。

そうした分裂が幻想であるとわかった後の、選択の必要がなくなるあり方については、少し前の記事◆「互換性がなくなる、がキーワード」で述べた。

日常の習慣でも同様のことが言える。

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