似た人変換について【夢・非物質次元の体験を理解する】

直径百メートルのタコの夢を見た。生物の蛸ね、凧でなく。夢の中では私が船に乗っている場面があったので、目線としては水面から見ていそうな印象だったのに、実際はタコの裏側から円盤状の姿をみとめており、海中からの全体像を眺めていたのだった。
直径百メートルって巨大よね。私ははしゃいで、「タコすごい! こわい!(本当に怖いのではなく驚異の意味)」みたいな感じで、そんな生物がいる海とタコへの畏敬を新たにしていた。

しかしこれ、本当にタコの夢? タコと見せかけた生体的な材料の宇宙円盤だったりしないかな。地球外文明や海中ポータル経由の基地で製作している何か。たまたま形態がタコに似ていたりして。
(生体的な材料の宇宙船は◇「ここにいないと知っていることが必要・生命の定義【人生明晰夢化その3】」に話題として登場。)

そう、夢では似たものを自分の知っている何かに置き換えて体験することがあるからね。これが今回の記事テーマ、「似た人変換」の話に繋がる。

たとえば、夢の中に現れる人はどうだろう。夢で知っている誰かの姿を見ることはよくあると思うけど、あなたはそれをどう捉えてる? ごく身近な人、あまり親しくない人、顔を知っている著名人……。
これから詳しく説明する内容は夢を理解する際に重要であるにも関わらず、意外とこのポイントがしっかり説明されている情報を見かけたことがなく、長い間私は自分の経験を通して吟味、研究してきた。

非物質的ヘルパー(ガイドなど)に夢の中で会わないなと思っている人へ

似た人変換の話に入る前に、非物質的ヘルパーの存在について。
彼らはいわゆる「見えない存在」とされているヘルパーで、誰にでもいる。本人が気づくと気づくまいと共にいる。そのメンバーは人間経験のある存在ばかりとは限らない。

彼らを「ガイド」と呼ぶ人もいるが、私はヘルパーという言葉の方を好む。ガイドというとどうしても導く、案内するという印象が強まり、先に立って牽引してくれることを期待する観念も生まれかねない。
けれども、こうした存在はどちらかというとあなたの「後ろに控えて」いるイメージがない? それはわりと妥当で、あなたがあなたの人生のリーダーであり、あなたの自由意志に彼らは干渉しないからなんだよ。

彼らは案内を務めることもあるし、相談相手になってくれることもあるけれど、あなたの決定権を奪ったり、あなたに一方的に干渉したりということはしない。あくまであなたの補助である。
だから私はヘルパーという言葉の方がしっくりくる。

すでに自分なりの方法で日頃からヘルパーに親しんでいる人は多いと思うけど、中には彼らの気配を感じたり、メッセージを受け取ったりしている割には夢の中で意外と彼らに会わないなと思っている人がいるかもしれない。

私も昔、起きている間には親しんでいる、とあるヘルパーに対してそう思っていた。その謎はあることに気づいて以来解けた。この記事で解を説明している。
「夢に思いがけない人が出てきた」「ほとんど忘れていた昔の知り合いが」「ファンではないのに度々同じ芸能人が」などの現象を理解することと根っこは一緒なのだ。

知覚と情報の置き換え・翻訳

あなたは無形のエネルギーを自分の知覚によって形にし、経験している。
あなたが体験する世界をあなたが作っているということだ。
あなたが肉眼で何かを見たとしよう。外部に存在する客観的な形があって、それを自分の目が感受したから「見えた」のだと思うかもしれない。

けれどもそれでは発想がさかさまになっている。
あなたが「見る」ことは映像を作った・投射したということなのだ。
視覚だけでなく、五官のすべてにこれが当てはまる。つまり、外部に何かは「無い」。あるのは意識だけだ。

夢の中でもやはり知覚が働く。知覚は肉体に依らない。
他の次元で経験した内容をこの次元の経験に結びつけるべく、あなたは意識を用いて今慣れ親しんでいるシンボルへと情報を置き換える。すでに使っている概念、ボキャブラリーを駆使した翻訳作業を行う。
このことは夢、明晰夢、体外離脱のほか、イメージワークやヒプノなどにも当てはまるからね。

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