マガジンのカバー画像

words

70
運営しているクリエイター

2020年3月の記事一覧

禍福は糾える縄の如し

禍福は糾える縄の如し

誰の目にも災厄しか起こっていないように見えても
その災厄が契機となって、なかば強制的に今まで考えもしなかった
まったく新しい社会にシフトするということは充分にあり得る。
と、微かな期待はしている。

危機は自分を知るきっかけ

危機は自分を知るきっかけ

マスクがあれば安心って思う人って、デマでトイレットペーパーを買い漁る人と同じだと思うよ。
自粛で中止になったイベントについて、マスクしてる人だけ入れろって言ってる人がいてビックリした。
不安な人ほど何かのアイテムにすがりつく。
それさえあれば安心だと思い込む。
そして、アイテムを持っていない人を排除しようとする。
その「自分さえよければ」という意識に本人はまったく気づいていない。
危機が人間の本性

もっとみる
淡々と撮る

淡々と撮る

とあるnoteで「エモーション(情緒・感情・感動)で写真を撮る」と言っている人の記事を読んだ。
はて、自分はどうなのか顧みてみると、普段のスナップにおいては特段の感情は湧いてないような気がする。
醒めているというか、感情が起こる以前の状態で「あっ!」と思ってパッと撮っている。
要するに頭の中が空っぽで何も考えていないのだ。
被写体そのものに執着もしていない。パッと撮ったらそれで終わりだ。
被写体を

もっとみる
怒りの周波数

怒りの周波数

「どこかに怒りにまかせてこんな酷いことをする人がいました」というニュースを拾ってきて憤って批判的になってみせる事は、実は感情の流れで言えば、批判される側もする側も五十歩百歩なのだ。
どちらも怒りという感情に支配され、不満のはけ口を他に求める行動はまったく同じである。
批判する側は、自分の方が正しい義憤であると主張するだろうが、
怒りで他者を批判する行為と感情の流れは、どちらもなんら変わらないのだ。

もっとみる
観自在であれ

観自在であれ

「こうでなければならない」と一つの捉え方に固執することが、すべての諍いの原因となる。
様々な可能性の中の僅かな一部分をもって人の有り様を断じることは、誰にとっても生き辛くなるだけ。
そういうこともあれば、そうでないこともあるという観点、決めつけず自在にものを見ること、
それを観自在という。
外部に見えるものは内部の投影であり、実はもっと別の見え方もあると気づくこと、
それが観自在。
長年写真をやっ

もっとみる