私たちは雑音を聞きすぎているのかもしれない
今週はなんだか、時短勤務で働く際、どんなポジションを取れば良いのかに悩む一週間でした。
時短勤務というと、迷惑、役に立たない、期待されない、そんなイメージ。
友人が、保育園が見つからず育休延長した先輩について、うちの課時短で戻ってこられても迷惑なところだから、いっそやめて欲しいと言っていたのを聞いたこともあります。
肩身狭そうだなぁと思っていました。
実際に復帰してみたら、思っていたより歓迎してくれてとても嬉しかったのですが、身の振り方がいまいちよくわかりません。
私の場合は、人員補充もあって、一応私がいなくても仕事が回っている状態でした。(当然ですが)
今のメンバーで築き上げたものを邪魔しないようにしつつ、指示された仕事をこなしていましたが、ちょっと余裕があったので、手が回ってなさそうなところを相談しながら補って行ったり。
綻びているところ、こぼれ落ちているものを掬い上げて、控えめに底上げをはかっていこうかなぁなんてイメージでいました。
ところが。
人員補充で来た方々は中途採用だったので、指導もよろしくねと言われ、アッ私そっちだったんだ、と。
長いこと少人数で平社員は私だけ、という環境にいたのでちょっと戸惑っています。
しかも、時短勤務の社員って身分が下、みたいなイメージでいたので、あれそうなんだ、そうかぁ、と。
ギャップと環境の変化にやや困惑気味な一週間でした。
しかし落ち着いて考えてみると、私は職場で「時短なんだから控えめにしろ、しゃしゃり出るな、お前に期待なんかしてない」なんてひとっことも言われていない。
単に勤務時間が短いだけで、周りの態度も以前と変わっていないように思います。
思えば、妊娠中も世間は妊婦に冷たいらしい、マタニティマーク付けてると危険なこともあるらしい、と怯えていましたが、実際に怖い目にあうことはありませんでした。
子連れに世間は厳しい、というのも同様で、育休中、いろんなところで声をかけてもらったり、励まされたり、荷物を運ぶのを手伝ってもらえたり、思っていたより世間は優しくて、嬉しい驚きに溢れていた。
一体なんの幻影におびえていたんだろう。
勝手に萎縮して……。
ネットのおかげであらゆる情報に触れ、予習ができるようになってしまった我々は、「世間の声」という曖昧なものに影響されるようになってしまった。
でも大事なのは、どう考えても今自分の目の前にある世界のほう。
もちろん、実際に苦しい思いをしている人や、差別的な思考の人も確実にいるんでしょう。
そういう事実は事実でちゃんと受け止めるとして。
まずは自分の目の前の人が、何を言っていて、何を求めているのか。
そういうことを、数多の情報に惑わされないでちゃんと掴んでいきたいなと思いました。
ま、悩んだら上司に相談しよっと。
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