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他者理解→自己理解へ

このブログは、日々書いている職場内(就労移行・自立訓練の事業所2箇所)ブログの中からnoteで公開できるもののみ、シェアさせていただきます。noteの皆さまにとって少しでもご参考になれば嬉しいです。
(12/25職場内ブログ)

おはようございます。
昨日は、今年最後のグループワーク担当でした。
皆さん、楽しんでおられ、ホッとしました。

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▼他者理解→自己理解へ
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昨日のグループワークで、そんなことを改めて思いました。
昨日書いた「働くチカラ」でも同じように感じることは多くって、当事者同士で得られることはたくさんあるように思います。

今日は、自己理解を考えてみたいと思います。

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▼「つもり」の自分と「他者」から見た自分
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「つもり」の自分は、自己評価のこと。
「他者」から見た自分は、他者評価ですね。

自己評価は、「きっと、〜〜だろう」と自分を評価することで、客観視したことや思い込み、価値観などで自己評価は形成されます。

自己肯定感が低い人なら、評価は低めになることはよくある話です。

一方、他者評価は他人が見た自分のことであり、言動や立ち振る舞い、仕事の進め方などを評価することです。

発達障がいのある人の多くは、自己理解と他者理解にギャップがあることが結構あって、ギャップを埋めていくことが支援者としての大切な役割であるように思います。

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▼自己理解スゴロク
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昨日のグループワークでは、自己理解スゴロクをやりました。
働くチカラの「就活のススメ」「就活のハジメ」でよく使うもので、サイコロ振って出た目に従って駒を進め、マスに書いてある質問に答えるというゲーム。

・自分の長所は?
・感動したことは?
・1億円あたったらどうする?

などなど、ステージ2のマスに書かれている質問は、ポジティブなことが多くあります。

自己理解を支援する上でよく話題になるのは「過去の深掘り」ですが、「今現在の考えや気持ち」を聞くことも大事なもので、スゴロクを通してゲーム感覚で楽しみつつ自己開示するってゆうのもなかなか良いものです。

ゴールすると、最後のマスには「自分のことを褒める!」と書いてあって、何人かの方はこんな風に仰ってました。

・「今までは自分のことを話すことはほとんどなかったけど、JJに来て自分のことを話せるようになった。」

・「JJに来る前は落ち込んだらなかなか気持ちが前向きになれなかったけど、JJにきてからは早めに回復できるようになったし、落ち込むことが少なくなった。」

嬉しいお言葉ですね!

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▼他者理解→自己理解へ
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グループワークの振り返りシートを見ていると、他の利用者の方の意見に何かしらの影響を受けていることは多いようで、「自分と似てるとこがあった」「自分と同じ意見があって参考になった」など、他の利用者の方の発言に刺激を受けていることは結構あるようです。

昨日も何人かの方がそんな風に仰ってましたし、「同じような立場や境遇の人が近くにいる安心感」が自己開示を促しているようにも思えました。

支援者って、利用者の方に対して役に立てることって実はそんなに多くなくって、それよりも「他者理解ができる場」を提供するとか、「安心して通えるようにする」とかってゆうことが支援者の役割なのかもしれませんね。

そう言われてみれば、2ヶ月に1回お会いしてる○○さん、toiroを書いてくれてる○○さんも以前こんなことを仰ってました。

・利用者同士で話せる場がもっとあってもよかった
・意見交換できる場とかもあってもいいかも
・励まし合える場もたまにはほしかった
・工夫や対処法などを時々共有できると参考になることもあるかも

JJを卒業して、社会人になってからこそ、上記のように感じたこともいろいろあったようでした。

利用者の方同士のつながりって、プログラムの中でもっと意図的に場づくりをしてみてもいいかもしれませんね。

他者理解→自己理解。
工夫できそうなことはまだまだありそうなんで、これからも考え続けてみたいと思います。

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今日は、クリスマス!
皆さん定時でサクッと帰りましょうね!

それでは、本日もよろしくお願いいたします。

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