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日刊うたうたい。

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短歌らしきものを綴ってまとめていきます。 毎日七首、誰かの一週間を支えるうたになりますように。
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#連作短編

金曜日の歌 4週目

金曜日の歌 4週目

終わらせて 区切りをつけて 金曜日
今年最後の金曜日の夜

退勤の挨拶ひとこと付け足して
おつかれさまです 良いお年を!

帰宅後のタスクを並べ 組み立てる
帰省支度に大掃除とか

そんなにさ 使わないと思うのよ
カゴいっぱいの 住宅洗剤

今年中 食べ切れるかな
冷蔵庫 覗いて悩む 年の瀬も近く

Switchを 抱えて帰る人もいる
ボドゲとUNOと悩む人もいる

友人と 同期と 職場の先輩と

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月曜日の歌 3週目

月曜日の歌 3週目

剥き出しの 危険な毒を 晒すよう
あざやかな赤 覗かせる舌

長い影 瞳の星を 落とし見る
既にわたしの手の上と知れ

瞬きの刹那を 永遠にする魔法
瞼の上に広がる宇宙

ざわめきも どよめきさえも 跳ね除けて
纏う風さえ 味方につけて

虹色に輝くエオスの指先が
今日も私の世界を変える

薔薇色の頬を作る 朝一番
おはよう自分 今日もよろしく

悪いけどあなたの台詞は聞こえない
これはあなた

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木曜日の歌 3週目

木曜日の歌 3週目

宵闇に 赤い牡丹を たずさえて
足音鳴らし あなたのもとへ
(「牡丹灯籠」、お露)

泣きながら みなそこひとり 九枚目
幾度数えど 足りぬ一枚
(「番町皿屋敷」、お菊)

久々の娑婆に浮かれて酔いつぶれ
幽霊だって もと人の子さ
(「応挙の幽霊」、女幽霊)

着物から 匂い立つ香 昨晩の
私の記憶 まったく無いの
(「源氏物語」、六条御息所)

ほんとうに この子を抱いて欲しい人
誰だったかを

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