そうほ

ロックに愛され生かされている。

そうほ

ロックに愛され生かされている。

最近の記事

  • 固定された記事

心から好きな場所

 思い返せば、僕は小さな頃から音楽が大好きだった。  幼稚園児で物心がついているか定かでないときでも、母の車の中で流れていた山下達郎とか、当時兄が観ていたメジャーの主題歌とか。  なぜか合唱をガチっていた小学校時代でも、習っていた水泳の大会でアリーナで流れる重低音の響く会場BGMとか。親に懇願して買ってもらったいきものがかりの笑顔のCDとか。  中学になるとすこし粋になって、HIPHOPとか聴いてみたり、たまにガチ病みして観た深夜アニメの主題歌だったり。TikTokとかで

    • 赤信号

      "赤信号で止まることもいつからかできなくなって  時間にも自分にも追われた僕に何が歌えるだろう”  ——Blue Mash / 素直——  僕が一番大好きなバンドの、一番好きな曲の、一番好きな歌詞。  だんだんと、身も心も大人になり始めて、  大阪という街では赤信号でも渡るらしいという捻くれた偏見を押し付けられ、梅田の街でひとり煙を吐く。  赤信号の時、最近はすこしイラつくようになった。  赤信号にムカついているというよりは、もうちょっとで渡れたよなとか、ただでさえ時間

      • 二十歳

         何日も書こうと意気込んで、三日ぐらいかけて書きました。  毎回友達に少し語呂の悪いと笑われる誕生日。  十代から二十代になったんだなって感じた。  けど中身は一切変わってない。  未だにムカつくやつはムカつくし、消えちゃいたいって思う時は一日に何度もある。  ついさっき、地元ではけっこう大きめの祭りに顔を出した。  中学までは、いや現在も友達が少なく、一緒に祭りに行けるやつなんていなかったけど、バイト先の先輩に「今日祭りあるらしいよ」と教えられ、まぁ酒があるからなんと

        • あの日フロアで感動した自分へ。

          2024年2月10日。僕は大阪の福島セカンドラインにいた。 「青春の改札」 と名付けられたこの日のイベント。 自分の好きなバンドがそろったこの日のイベントに、まだライブハウス初心者の僕は足を運んだ。  もちろん、その時はバンド好きの友達もいなかったので、単番での参加。たしかちゃくらのTシャツを身に纏って福島駅の改札を抜けた。  82番という嬉しくも悲しくもない整理番号を握りしめて、開演時間を待つ。  ライブが終わってから、「青春の改札」の公式ツイッター(今ではXという

        • 固定された記事

        心から好きな場所

          知らないと言わせない

          先月、Blue Mashのコピーバンドをした。 学内のちっちゃな部活でのライブ。 フロアには40人ぐらいいて、それぞれが自分の好きなバンドのコピーをした。その日は僕のを含めて全部で12バンドあった。 トッパーは先輩達のバンド。ブランデー戦記と羊文学のコピー。そこから数えて僕らのバンドは5番目だった。 まず東京ラストティーンとマーガレットを弾き語りした。どちらもバラード系の曲なのでまぁそこまで盛り上がることもないかなと割り切ってた。自分がやりたい曲をやる。それしか考えてな

          知らないと言わせない

          もう二十歳

          大学の同期が徐々に誕生日を迎えだして、 あと二ヶ月で自分も二十歳になる。 十で神童、十五で天才、二十歳過ぎればただの人 神童な時も、天才な時もなかったけど ただの人にならせてくれるならいいやって。 19才の曲。久しぶりに聴いた。 とは言っても一週間ぶりとかそんなレベル。 ライブで感動のあまり泣いてる人達みて、ここまで泣ける素敵な人生送ってるのいいなーーーって勝手に妬んだりもしてたなーー。 話は変わって、二十歳になるということでそろそろ大人にならなきゃなって思うように

          もう二十歳

          大人になるということ。

          少し前に先輩に言われた。 「学生のうちに酒で失敗しとけ」と。 その失敗をつい先日してしまった。 大反省と大後悔。 先輩に忠誠を誓いすぎた自分が悪かったなと二日酔いの味噌汁を飲みながら思った。 帰ったその日の早朝のバイトはもちろんブッチした。多分行ってたらぶっ倒れる、倒れなくてもクソみたいにミスを連発してしまう。打刻20分前ぐらいに電話をかけても、使いものになってるか分からない奴1人欠けてもなんともなかったようだ。 その日は別のバイトもあった。何とか睡眠を確保して行ったは

          大人になるということ。

          きのうのこと。

          あーーーー昨日のちゃくらワンマンライブ楽しかったなーー。 って純粋に思えないのがつらい。 どう頑張っても、あの時あのこと話せばよかった〜とか、集合写真撮ってたんだ〜とか、また生きづらい世界にお世話になるんだ、、とか。 それが故にメンヘラムーブになるほどはいかないけど、滅茶苦茶後悔しまくってしまう。。 3月いっぱいでライブで歌うの辞めるって曲、 僕とちゃくらが出会った曲なんだよな〜〜 青春どストレートな曲を求めてた僕が刺さって 初めてライブハウスに足を運ぶきっかけになった曲

          きのうのこと。

          瑠璃色の光たち

          別れてから1年が経った。 長かったような一瞬だったような。 そんなことをふと、去年行ったイルミの案内を見て思い出した。 同じ大学に進学することを理由に出会った僕ら。 DMで話すことが楽しくて唐突に会いに行った。 傍から見たらナンパかもしれない。 1ヶ月目を迎えようとしていた時。 ちょうど男友達がイルミに行ったストーリーを上げてたので君を誘った。 もちろんその時は楽しかった。 手も繋いで2人見つめあって、周りから白い目を向けられてても、ふたりの世界は壊れなかった。 そんな

          瑠璃色の光たち

          朝5時、始発で。

          始発電車とはどうも仲良くなれない。 酔いが覚めないまま、眠たい目を擦り、改札を通る。そんなことが一番億劫になるのが、始発。 去年の春、僕たちは大学生になった。 そして僕は、バンドを始めた。 コピーバンドしかまだ出来てないけど、正直自分の想いは自分の歌詞でしか語れない。だからオリジナルも歌いたい。 そんなことを思い出した、初秋。 夏の終わりの初夏の気温、キンモクセイ。 友達とユニバに行った帰り、ふと君に会いたいと思った。会わなくちゃと思った。 フリータイムで入るカラオケ。前

          朝5時、始発で。