あの日フロアで感動した自分へ。
2024年2月10日。僕は大阪の福島セカンドラインにいた。
「青春の改札」
と名付けられたこの日のイベント。
自分の好きなバンドがそろったこの日のイベントに、まだライブハウス初心者の僕は足を運んだ。
もちろん、その時はバンド好きの友達もいなかったので、単番での参加。たしかちゃくらのTシャツを身に纏って福島駅の改札を抜けた。
82番という嬉しくも悲しくもない整理番号を握りしめて、開演時間を待つ。
ライブが終わってから、「青春の改札」の公式ツイッター(今ではXというらしい)で、その日の出演者の写真や、会場BGMを観た。そして、企画してくれた2人のツイートを漁る。
自分と1つしか年齢が変わらない2人の企画に僕は感動した。
けど、これを感動だけで終わらせたくなかった。
そのモヤモヤと葛藤しながら、4か月が経った。
あの日、「青春の改札」というライブに行ってなければ、これほどバンドを好きになることも、これほど自分も挑戦してみたいという気持ちも湧き出てこなかった。
何者にもなれなくて、けど何かすることを恐れていた自分に背中を押してくれたのは確実にこの日のこのライブだと思う。
最初は夢ぐらいのモチベーションだった。
いつか今日観たバンドを自分のライブに呼べたらなとか、どんどん大きくなっていくバンドたちを呼んでみたいという気持ち、けれど失敗したくないという気持ち。
夢を夢で終わらせない。
そう考えた僕はA4の紙にひたすら書き殴った。
「どういうライブにしたいのか」「ハコの規模感は?」「出演者は?」
今でも少し悩みそうになった時は振り返るために書いている。
そんな中ですべて書きなぐった後に一つの共通点を見つけた。
「ライブハウスを通して人と人とのつながりを作りたい」
世の中にはたくさんの人がいて、毎日のうのうと生きている人もいれば、ずっと明日と闘っている人もいる。
そんなたくさんの人が、ライブハウスでは一つになれる。
そういう場所にイベントにしたい。
【告知】
2024年10月27日(日)
僕の地元奈良の東生駒Zico STUDIOで企画します。
僕がブッカーとして企画する初のライブです。
今日、第二弾出演者の解禁をしました。
なんと高校生が出演してくれます。自分でもびっくり。
ベースの子がBlue Mashというバンドのライブで知り合って、楽器しているという情報を聞きつけては、速攻でDMを送りました。
文化祭バンドだからクオリティー低いかもと言われ、自分でもどんなのだろうって気になってました。
先日その文化祭が行われ、ライブ映像を拝見したところ、なんとまあびっくり。中音機材もない中で、My Hair is Badの「ドラマみたいだ」で最高の盛り上がりを魅せてたね。
企画までの4か月間でどれほどの成長を遂げるのか楽しみです。
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