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知らないと言わせない

先月、Blue Mashのコピーバンドをした。

学内のちっちゃな部活でのライブ。
フロアには40人ぐらいいて、それぞれが自分の好きなバンドのコピーをした。その日は僕のを含めて全部で12バンドあった。

トッパーは先輩達のバンド。ブランデー戦記と羊文学のコピー。そこから数えて僕らのバンドは5番目だった。

まず東京ラストティーンとマーガレットを弾き語りした。どちらもバラード系の曲なのでまぁそこまで盛り上がることもないかなと割り切ってた。自分がやりたい曲をやる。それしか考えてなかった。

弾き語りが終わって一旦捌けて、バンド形式に移った。もちろん銀杏のBABY BABYをSEに使った。わざわざその日のその瞬間の為に銀杏の第三次世界大戦的恋愛革命のCDを買った。

SEが流れた瞬間、「あ、始まった」という思いと、「やるからには全員に刺さるライブにしてやる」という思いが混じった。

手を挙げてSEを切る。
一瞬のMC、「俺は今日、本気のロックバンドやりに来た!!海岸線!!!」

そこからは一瞬だった。
3分43秒が5秒ぐらいに感じた。


話は変わって僕の部活の嫌いなところを愚痴ってみようと思う。
僕はこの部活に入って一番キモいなって思ったのが、ギターソロの時にみんなでギターの所に寄ってフリするやつ。
確かにギターソロはかっこいい。盛り上がる。
難しいリフを弾いた時にはフロアはもちろん弾いてる本人も気持ちよくなる。その時にフロア全員から見られてるって考えるだけで嬉しいだろう。
けど、僕はそれが一番嫌い。
僕がギターボーカルをしているから、ということもあるけれど、他の楽器も音が出てるし、何よりそれをすることが目的なのか?僕の歌が嫌いなのか?というカスみたいな感情を持ちながら歌いたくないから。ほんとに悪しき文化だなと思ってる。


これ以上言うと怒られるので、本題に移りたい

Blue Mashってバンド、海岸線って曲
部活の中で知っていたの、僕とドラムの親友だけ。
あとは聴いたことない奴らばっかり。

海岸線の時だけは、絶対にフロアを見ながら歌ってやるって思った。まだギター始めたばっかで、コードもリフもやっと覚えてきたぐらい。
そんな中フロア見ながら弾いて歌うって思ったより難しい。
それでも、僕は、フロアがどんな表情をして、何を思っているのか知りたかった。


案の定、事前にやれって言ったから上がってた拳も、嫌々やってあげてるって感じ。
もうそれなら仁王立ちでいいって思った。
僕が求めてるのはそういうものじゃない。

僕の部活は小さなライブハウスがギリ埋まらないぐらいの人数だけど、ほんとに心に刺さったら、ダイブしてもいいと思ってるし、そうさせたいと思ってる。

海岸線って曲、1回聴いたお前ら。
次はこの曲知らないって言わせないからな。



【告知】

2024年10月27日
僕の地元奈良の東生駒Zico STUDIOで企画します。僕がブッカーとして企画する初のライブ

昨日第1弾出演者解禁しました。
ギターが小学校のときの友達で、出て欲しいってDMしたら真っ先にOK出してくれました。

若者が挑戦したいって思えるライブ
若者が音楽を見て、聴いて、身体で感じるライブ
その心を動かされた若者が、また新たな挑戦に進めるライブ。

タイテとかチケット代とか頭を回転寿司させてます。


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