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みんな、いだてん総集編の再放送を見てくれという話
いっぱいのお運び、誠にありがたく御礼申し上げます。
控えめに言って100回は観た、と言っても過言ではない。
全47話の通し3回弱って意味じゃなくて、1話1話で100回くらい観た。
2019年度 NHK大河ドラマ
【いだてん〜東京オリムピック噺〜】
もう本当に大好きです。
あんまり人気なかったらしいね…信じられない…
わたしなんか、オープニングのテーマ曲150秒
きっちり口ずさめる自信ある。(謎マウント)
最終回の最後の最後の師匠のポーズは何回見ても一緒にやってる。よーォ、ポン!のやつ。
わざわざ立ち上がってやる。(続、謎マウント)
なぜ突然いだてんの話かというと、
東京2020オリンピックまで1週間切ったから
ではなく、…違うんかい!すんません!なんか!
日課のテレビ番組表パトロールしてたら
いだてん総集編を発見したからです。
もう「お母さーーん!!!」でしたよ(小学生)
よく見たら9日に発表されてたらしいですね。
1週間無駄にしたッ!
去年、再放送やってて今年、今年も
「再放送しないのかな…ソワソワ」って結構真面目に期待してたんですが、直前に思いが届きました。
これがわたしの2020の開会式ではないか。
うれしい。涙
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タイミング的に、まだ下火だった東京2020オリンピックへの国策だなって邪推がチラチラしてたけど(※正式否定のコメント出てます)
まぁ大河ドラママニアとしては抗わずに”見る”で一択なんやけど
もうがっつり転がされてしまったよ
東京オリンピック楽しみで仕方なくなりました。
そして2020年の春頃、再放送あったじゃんね〜
2巡目のいだてん、結末わかった上での視聴は、有り難みマシマシでした。
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【麒麟がくる】で正式大河視聴デビューしていた父上にどうしても見て欲しくて
「絶対おもしろいから我慢してとりあえず3話までは見て!」
って言いました。
戦国時代や幕末が多い大河ドラマ、第1話って
ツカミというところがあると思います。
例えば、
主人公が若かりし頃のあの武将と遭遇したり。
ペリー来たり。
その後の主人公の成長、という名の物語に大きな影響を及ぼすイベントがだいたい第1話に発生してます。
そしてそのイベントがだいたい、みなさんお馴染みのアレ!ってことが多いと思います。
歴史苦手な方でも知ってるようなアレ!的な。
そもそも主人公がお馴染みの人パターンもあるけど。
この点、いだてんの第1話は物語の半分以上が
おじさんたちの眉間にシワが寄ってるシーンが多い。気がする。(※超個人的な意見です)
その上、主役がちっとも出てこない。
そして、お馴染みのイベントも発生しない。
知らない人ばっかり出てくる。
これって、幕末から明治じゃなくて
明治!を舞台のスタートとする大河ドラマの難しさのひとつかなと勝手に思ってたりします。
なにか新しいことが発生するらしいという心の浮遊感はあるけれど、それが父上の次の視聴に繋がるかといえば、それは感じ方次第な気がして
「3話まで!!」って言いました。
すると父上、5話くらいまで放送が終わって
「いだてん、おもしろい…!」と言ってくれました。
そして最終的には、閉会式も無事に迎えました。布教作戦成功です。
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いろいろ言いましたが、わたしは第1話も大好きであります。
2巡目の第1話とかひとつひとつが有り難みすごくてヤバかったよ。
タイトル 【夜明け前】
夜明け前って…!
初めてみたときは特に何も感じませんでしたが、
再放送で改めて見たら、聞いたら…
夜明け、前、ですよ。
まだ暗いんですよ、でももうすぐ、間もなく、
明るくなるんですよ。
なんて期待の高まるタイトルであろうか!
そこに登場する”ライトマン”、嘉納治五郎先生!
わざわざライトマンって表現するってそういうことか?そういうことなのか?!知らんけど!!
タイトルもニクい、いだてんであります。
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四三さんがあんなデコボコでマイペースで、でも憎めない唯一無二なキャラクターになったのは、勘九郎さんだったからと思います。
だって四三さんって、本当に
走ってるか、食ってるか、笑ってるかだもんね
by 小松くん
前畑選手に電報を送るか否かと縁側で小松くんと話をしているシーン、めっちゃ好きです。
小松くんが四三さんに、プレッシャーに打ち勝つにはどうしたらいいか尋ねると
「押し花がよか。心の(スッ)落ち着くけん」
ストックホルムで穏やかな顔をしながら、押し花をしていた四三さんが思い浮かんで「そうだったわぁ」と思いつつ…
練習、とかやないんかいって心でツッコミ入れますよね。
やっぱり、面白すぎる。
すかさず秒で「やっぱ(電報)打とうかね」って言うのも本当面白すぎる。
四三さんのシーンの紹介でここかよとも思われそうだが、こういうシーンが四三さんの真骨頂でもあるとも思ってます…!
日本の隅から隅まで走って回った四三さんだけど、やっぱスヤさんも偉大だと思う。
それから実次さんも偉大。池部のお母さんもすごい。ハリマヤの皆さんも。あげたらキリがないくらい。
みんなでいだてんだった。
最終話の最高の開会式と閉会式を見届けて
ふと思うんですよね「あれ四三さん…」って
オリンピックに何度か出場したけど、メダルに繋がるような成績残せないままだったし
1964東京オリンピックでも、何やら携わった感じがない…
四三さんのオリンピックはこれで終わるんかぁ
って、煮え切らない、ここまで執着してたのに。
って本当に思っていたんです。
そしたら…最後の最後に…!
本当最後の1分1秒まで…!
きっちり四三さんのオリンピックに方がつきました。
こんな奇跡的なエピソードがあっただなんて。
さすがオリンピック。オリンピックのなせるわざだ。
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まーちゃんのターンになったらドラマの速度が
一気に上がります。違うドラマ?ってなります。笑
河野「田畑、お前、記者になって何年だ」
まー「パリ、アムス、ロス…で8年か」
河野「オリンピックで数えるなァ〜」
オリンピックバカですね、本当にオリンピックバカでした。(2回言う)
口が悪くて、言いたいこと言いまくって、終盤で崖っぷちに立たされたとき「どこだ?どこだ?どこだ…?」と回想して
「あのときだ」ってなったとき
一緒に「あぁぁぁぁ!!!」ってなりました。
まさか、こんな、あれって、伏線だったの?
ってくらい言いたいこと言いまくっていたまーちゃんであります。
でもやっぱりまーちゃんの1番のシーンは
きゅうりをガリっとかじって「やい、組織委員会!」
「いいか、よく聞け、小役人ども
アメリカにおもねって原爆への憎しみを口にしえない者は
世界平和に背を向ける卑怯者だ」
「書きたきゃ書け、田畑の発言だ」
わたしは平成生まれだけど、めちゃくちゃ泣けました。
田畑の発言だ、と言うところまでが大事なんです。
オリンピックってなんのために開くのだろう。
平和ってなんだろう。
このセリフの重みが、重すぎて、平成生まれがあーだこーだ言うのも悪いくらいだけど
まーちゃん以外いないよな。
ただの河童じゃないぜ。河童じゃないけども。
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いだてんを語る上で外せないポイントは
女子スポーツの歴史とやはり戦争。
人見絹枝さんや前畑秀子さん、あとシマちゃん。
スポーツを極めるだけでも肩身が狭いのに、女子という立場でもう…涙なしに見れないです。
そして終盤登場する、東洋の魔女こと日紡貝塚の女子バレーの選手たち。
「青春を犠牲にして…
そう言われるのが一番嫌いです!
私たちは青春を犠牲になんかしていない!
だって…これが私の青春だから!」
女子にも、スポーツが青春になった。
この間に時代はここまで変わったのか。
人見さんだって最後は、走るのが好きだと言っていた。
本当はその頃からスポーツはずっと女子にとっても青春だったんだろうなぁ。
わたしは体育は嫌いでした。
でもわたしたちが体操服を着て運動できたのは、この方々のおかげなんだなぁと思います。
女子が靴下ば履くのではなく、
男が目隠しばしたらどぎゃんですか!
いだてんのフィクション部分にいたキャラクターの五りんこと金治くん。
彼は戦争に翻弄された一般人の1人でした。
いだてんの忘れてはならない傑作
第39話【懐かしの満州】
ありとあらゆる点が線になる話でした。
未来くんはナレーションからずっといいんだけど、あの富久すごかったね。
ひとつのフィナーレを見たよね。
もう、見てみてくださいとしか言いようがない。
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わたしはスポーツにそれほど関心はありません。
やるの苦手だし、見るのも…そこまでかなぁ。
観に行くと迫力が違うから好きだけど…
その程度です。
東京でオリンピックやるって決まったとき
あまりの規模に想像つかなくて、非現実的でした。
わざわざなんでやるんだろう。
好きなテレビが延期になるし。
いだてん前のわたしはそう思ってました。
今ならわかる。
なんのためにオリンピックをやるかって
そりゃ”ペ”のためだよ!
伝説的芸人さんのギャグじゃないよ、フランス語だよ。
四三さんが走るから、まーちゃんが叫ぶから、
これは極論なんだがね、
わたしも東京オリンピック
(全力在宅で)楽しみ!って言いたい。
今だってきっと、わたしの知らないところで
頑張っている人がいるはずです。
長くなりましたが、言いたいのは
【いだてん〜東京オリムピック噺〜】
総集編になりますが、絶対みてみてくださいね!
絶品です。
面白さの1%でも伝わればと思います。
ここまでありがとうございました!
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