知ってるワイフ

毎週木曜日に放送されていた【知ってるワイフ】というドラマが、18日に最終回を迎えました。
もう最終回の放送後しばらく経ってるし、ネタバレグレーな内容になっても大丈夫かなぁと思い書きます。もちろん前提はネタバレにならないように気をつけます。

◎備忘録的にあらすじ

銀行員の剣崎元春（大倉くん）は妻の澪（アリスちゃん）と2人の子供たちと暮らしていた。
元春には悩みがあった。妻の澪は恐妻だったのだ。顔を合わせれば怒鳴られる毎日に、澪との結婚は間違いだったのでは？という思いを抱き始める。

というのも大学時代、元春には憧れていたマドンナがいたのだ。それはチェロ奏者だった沙也佳（美織ちゃん）。
ある日、海外で演奏家として成功していた沙也佳とばったり再会する元春。そのとき沙也佳に
「わたしは先輩のことが好きだった」と告白され、元春は沙也佳と結婚していれば幸せになれたのでは、と思うようになる。

そんなとき公園で怪しげな小池（生瀬さん）という男に「過去は変えられる」と、意味深な言葉を聞かされる。そして半信半疑で行動に移した元春。信じられない状況の中、何度か過去を行ったり来たりするうちに、目が覚めると隣に沙也佳が眠っていた。ついに元春は、沙也佳と夫婦になっている現実を手にしたのだった。

意気揚々と仕事へ出社すると、今日から新たに配属になった新人がやって来た。なんとそれは澪だった。驚く元春に対して、元春を知らない澪。
小池になぜ澪が現れたんだと問うと「縁のある人間との出会いは避けられない」と言われる。

澪のいない人生を満喫しようと思っていたのに…
自分を知らない澪と新たな人間関係を築くうちに、関わらないようにすればするほど澪が気になる元春であった…

◎元春と澪

澪はパートに子供に認知症の母に…と悩みと慌しさに追われて消費していくような毎日を過ごしていました。


元春は澪の悩みを知ってはいたけど、重大さまでは共有できてなかった模様です。
わたしは未婚だし、子供もいないけど、想像に難くない状況だなと思います。


でも…言い方…！！泣
どうしてもお互いが自分の主張優先になって悪循環になってる気がしました。
伝えなければ伝わらない。その伝えるという行為を雑にしてはいけないと学びました。

◎元春と沙也佳

ここはどういう顛末で夫婦になったかは謎になってます。目が覚めたら夫婦だった、という感じ。

だから目が覚めてからの人間関係しかみれなかったけど、ここでは自分に大事なものがあるならば、相手にも大事なものがあるということを学びました。

あんまり上手く言えてませんが、この夫婦の間ではずばり親です。沙也佳は自分の親は優先するけど元春の親のことは眼中になかった。そして元春が元春の親を優先することも、あまり良しとしなかった感じでした。

それが”結婚の条件”ではあったようですが、言わば自分がされてイヤなことは、他人にしてはいけないということを改めて感じました。

◎結局、元春という男とは

元春、苦労して過去へ戻ったりなんだりしますが、澪とも沙也佳とも結論、うまく行かないんですよね。

2人に同じようなことを言われます。
「わたしのこと、ちゃんと見てない」


女子側も全く悪くないわけではないですが、違う人から同じことを言われるって、人間関係学んでない証拠だよなぁ。

彼はいま、目の前の、よし、あし、で動きがちな印象でした。
小池さんも言ってたけど、今、実際、関わってる人たちも大切にすべきだし、彼は1番大切なことや人たちとかがわかるのに、いろんな人を巻き込み過ぎではないか…

◎流れるように過ぎる日をどう生きるか

この「この人じゃなければ上手くいったのに」感を気持ちよく否定して、原因の全ては自分にあるという結末。

このドラマ、過去に戻って人生をやり直す、という特に新しみはない設定だったんですが、目が離せない流れになってました。

人の顔を裏とか表とかいう表現を使うからタチが悪い。全部、その人の顔。
芦田愛菜ちゃんもそんなこと言ってましたよね。

裏切られたのではなく、
その人の見えなかった部分が見えただけ

痺れる。
ただなるべく穏やかな顔でいてほしい、なら、どうするか。
それは最後に元春も言っていました。

わたしはよく母上と口げんかします。
それはまさにこれだなぁと思いました。
自分の感情や正当性を主張する前にひと息おいて、言霊を発さねば。

3ヶ月間、いろいろ考えさせられました。
アリスちゃんの最初の迫力すごかったけど、キラキラ澪のかわいさは本当に眩しかった！
大倉くんはどうしようもない元春（笑）すごかったです。ちゃんとイライラした！笑
美織ちゃんも穏やかなお嬢さまから嫉妬に狂う感じよかったです。
でも1番のさやこ的MVPは松下くんです。
シンプルにかっこよかった（イケメン正義）

3ヶ月ありがとうございました！
たのしかったです