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【夢日記】<中②>鳴かず飛ばず

※これまでの内容


【前回の終わり部分を引用】

>僕と礼二さんが、二人三脚で「どうすれば『〇〇のプロ』になれるのか?」と密に話し合った末に、たった一つに絞り込んだ、その「〇〇」とは、思いもよらない、とても意外なものだった・・・。

~~~

その「意外なもの」とは、パワーストーンだった。

礼二さんいわく、「パワーストーン占い」は、「占い」の分野から言えば、まだ「プロ」と呼ばれるぐらいの名の売れた専門家は少ないらしく、希少価値の観点で考えると、”狙い目”、と言えて、尚且つ、需要と供給の観点で見ても、周りから求められていると言えるらしい。

僕は、パワーストーンはおろか、占いについても、全く精通していなかった。そもそも、「パワーストーン占い」なんてものが存在することすら知らなかった。「幸運を運ぶ石」みたいなのをインテリア的に飾ったりするのかな、みたいなイメージしか持っていなかったからだ。

ふと気になったので、軽く検索をかけてみたら、「パワーストーン占い」というのは、実際に存在するみたい。僕の夢世界だけの話かと思ってた。

こういう風に「自分の知らない世界がまだまだ一杯あるなぁ・・・。」と思える感覚は、割と好き。興味関心の有無は別にしても、知的好奇心が刺激されて、”生きる糧”、に繋がる感じがするから。

ちなみに、占いの類いは、好きでもなければ嫌いでもなくて、信じたいことは信じて信じたくないことは信じない、都合の良いスタンスを取っている。

注釈

【余興】

※パワーストーン占いのサイト

これはインドに伝わる 惑星宝石学惑星数智学 の研究から導き出された占術です。

本質数運命数 に当たる石を活用することで、あなたの人生がより豊かなものになります。この2つの数字は、生年月日から簡単に算出することができます。

生年月日を入力して占うボタンをクリックしてください。

パワーストーン占い|パフェリア 説明文

※筆者の生年月日は1994年8月2日

の影響を受けた本質数「2」のあなたは穏やかで控えめ。人間関係を重視し、自分を犠牲にしても奉仕します。そのため、対人関係においてきっぱりと拒否ができないので、頼みごとをされると断れないケースも。人に合わせることは苦痛ではないのですが、それが過ぎてストレスをため込むこともあります。

また、運命数「6」を持つあなたは、金星の影響が強く出る35~40歳以降の人生において、物質的な欲求はほとんど満たされる運を持っていますが、ややぜいたくで浪費的な傾向があります。また、世のため人のために奉仕する機会が多く出てきますが、援助の度が過ぎたり、過度の自己犠牲で苦労を背負い込んだりする傾向もあるので注意しましょう。

パワーストーン占い|パフェリア 占い結果

なんか、その場のノリと勢いだけで、パワーストーン占いをやってみた。

うーん、割と、こういう占いの類いで、良く言われてる気がすることを、また言われた気がする。大丈夫。「注意しましょう」って言われていることは、自覚済み。僕なりに対策は取っている。今後も、自分の長所は活かしつつ、それでいて短所にはならぬよう、良い距離感を保っていこうという思いを新たにした。どうもありがとう。

「金星」っていうのは「金運」と、ニアリーイコールだと解釈したけど、これも「大器晩成タイプ」って診断結果を割とされる人間(前述したように、僕にとって、大器晩成は「信じたい事柄」であるので「都合の良いことは信じる」ようにしている)なんだけど、”贅沢で浪費的な傾向”、っていうのは、あんまり聞いたことないかも。

自覚レベルとしては、”気前の悪い人間は人脈の無さにも繋がって来る”、といった観念から、”お金をバーッと使う時は出し惜しみしない”、という行動を取る時はあるのだけれども、それを僕は、”浪費”、とは捉えていない。人によってはそう考えるだろうが、僕にとっては、”消費”、と言える。

屁理屈のように聞こえるかもしれないが、質素倹約の自分、どんぶり勘定の自分、大盤振る舞いの自分・・・、といった具合に、状況に応じて、色んな金銭感覚の自分を持つようにしていれば、後で悔いるハメになることは、それほどないと僕は思っている。

以上のことから、これは「信じたくない事柄」なので「都合の悪いことは信じない」。大体、そんな感じ(笑)

コホン。

失礼、余興のつもりが、随分と、長くなってしまった。
本題に戻ろう。


僕は、礼二さんに「ズブの素人の状態から初めて『プロ』になれるものなんですか・・・?」「仮になれたとしても、それで飯を食っていけるようになるのは、途方もないぐらい時間が掛かってしまうのでは・・・。」と、初っ端から、”へっぴり腰”、というぐらいに、弱気の姿勢だった。

礼二さんは、そんな僕を、笑顔なのか苦笑いなのか、良く分からない笑みを浮かべながら、「キミに向いていると思ったから僕は提案したんだよ?」と言った。

どうやら、礼二さんから見た僕の印象として、顔を合わせた時から、”占い師のセンス有り”、と感じていたらしい。その中でも、パワーストーン占いが(本人にとっても、占い市場にとっても)一番適しているだろうと判断して、僕に勧めてきた、とのことだった。

これはあくまでも、”礼二さんから見た僕の印象である”、と断った上で書くが、僕は、相手の話を聴く力に長けている部分があるので、そこに「占い相談マニュアル」みたいなものを取り入れれば、十分、お金をいただけるレベルの接客対応が出来るようになる、とのことだった。

また、外見的にも、プロポーションの良いモデル体型(しつこいようだが、”僕から見た自分”、ではなく、”礼二さんから見た僕”、である)を活かすために、敢えて女性物のワンピースを着ると、優雅な印象を与えることが出来るだろうと、自己ブランディングの提案までしてくれた。

その流れで、「色合いはエメラルドグリーン。これは間違いない。あと、足が出ないロングワンピースも悪くないんだけど、もしも脱毛に抵抗が無いのなら、七分丈ぐらいの長さのワンピースで、御御足(おみあし)を見せるのも、僕的にはオススメだけどね(笑)」と付け添えた。

ここら辺の描写は、僕の素肌を見て、女性から、「女の子の色白よりも白くない?」とか「私の肌と交換して欲しい(苦笑)」などと言われたりしてきたことが、もとになっているのかもしれない。

とはいえ、いわゆる、”女装”、的なことには、全く興味関心を抱いたことがない(ジェンダーフリー等に意義を唱えたいなどといった意味合いは込めていない。悪しからず)ので、正直、驚きの感情も強い。

「聴く力」に関しては、自分で言うようなものではないが、以前から興味関心が強い分野でもあるので、そこまで驚きはない。

しかし、僕の持論の一つに「聞き上手は自身を聞き上手であると認識していない」があるので、夢の内容だけを見れば、やや矛盾しているとも言える。心のどこかで、”おごり”、があるのかもしれない。戒めとしたい。

注釈

僕は、脱毛に関しては、まだ心の準備が出来ていないということもあって、「折を見て・・・(苦笑)」と、やんわりと断ることにしたが、それ以外の提案は受け入れることにした。

かくして、”見習いパワーストーン占い師”、として、僕の新たな旅が、スタートすることになったのだが・・・。

~「中③」へ続く~

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