見出し画像

【3065字】2024.06.18(火)|不眠症&昼夜逆転

ここのところ、面白いように、睡眠が上手くいっていない。断じて、面白くない。「面白いように」という形容の仕方は、甚だおかしい。にもかかわらず、人々は、こういう時に、「面白いように」と言ったりする。「なんだか笑っちゃう」とも言ったりする。この心理はいったい何だろう。暗い話題で相手の心まで重苦しくさせるのを避けようとしているのかしら?

だとしたらそれは”善”だ。善なる心を僕は誰よりも尊びたいと思っている。ゆえに、論理的には間違いだったとしても、感情的には正しいのだ。それを「いや面白くないでしょ」とか「いや笑えないでしょ」などと訂正を入れる輩の方が、よっぽど悪徳だ。僕は、心の奥底に潜むナニカにスポットライトを当てることを、絶やさず意識している。それが”生き辛さ”に繋がっている気が、しないでもないがね。


昨日、四度寝だなんて、愚かしいマネを働いたのだから、寝付けなくて当然なのだ。正直に言おう。寝れるとすら思っていなかった。はなから期待してなかった。・・・いや、これも正直に言おう。「期待していないから逆に寝付けるんじゃね?」という淡い期待は、あった。心のどこかに。それが悪さをした可能性は、否めない。

僕は、いつもより遅めの時間帯ぐらいに、ベッドに入って、いつものように、就寝準備(耳栓&ホットアイマスク)を済ませて、ゴロンと寝転がってみたのだが、案の定、あくび一つ、出なかった。

「(やっぱダメかぁ・・・。)」

僕は、早々に切り上げた。睡魔がやってきたら、ちょっとは粘ってやろうと思っていた。だが、それすらも期待出来ない。例えるならば、そうだなぁ・・・、

プロ野球で言うなら、普段、DH制有りのルールゆえに、打席に立つ機会の無いパ・リーグのピッチャーが、交流戦で、DH制無しのルールのため、打席に立って、「あぁさすがにこれは打てなくても仕方ないわな・・・。」といったところか。さすがに野球を何年も見続けて来たら多少は分かる。構え方とか見送り方とかで。ある程度は。

応援歌で「がんばれ!がんばれ!〇〇(選手名)!」とか言われてたりもするのだが、あれを聞くと、「いや、精一杯頑張ろうとして、こういうスイングなんだと思うよ・・・。」と物言いをしたくなるのは、自分だけだろうか。あと、点差が離れていて、且つ、ランナーが居ない場面で、「ホームラン!ホームラン!〇〇(選手名)!」とかも、「いや、ランナーを溜めて、相手にプレッシャーをかけていった方が得策じゃないのかな・・・。」と物言いをしたくなるのも、自分だけなのだろうか。気になる。無性に気になる。

失敬、例え話が長くなった。生来からの悪癖だ。許してくれたまえ。「気を付ける」とか「なおしたい」と言わずに「許してくれ」と言う辺り、我ながら潔いなぁと思う。そういうのを自分で言っちゃうからダメなんだよ。うんそれも生来からの悪癖。許してピョン。

変わった語尾を付けることを口癖にしており、現在は語尾に「ピョン」と付けている。ちなみに去年は「ベシ」で、それを聞いた相田弥生は「変なキャプテン」と言った(たまに間違えて「ベシ」と言ってしまうがすぐに訂正する)。

その口癖から、マッチアップした宮城に「ピョン吉」というあだ名を付けられた(宮城もプレー中に一度一矢報いた時に「ピョン」と言ったが、単行本おまけでは言い方が違うと細かい指摘をして訂正させており、わりとこだわりがある模様)。ちなみに、来年は「ピニョン」に変えようかと検討中。

リンク記事|引用文

僕は寝付ける気がしなかったので、早々にベッドから出た。これは意図的にそうした。寝付けないまま、ベッドでゴロゴロ、無為に過ごすのは良くない、と聞いたことがあるからだ。どこでその情報を知ったかは忘れてしまったのだけど。要するに、条件付けだ。パブロフの犬だ。たぶんね。間違ってたらごめん。

つまり、「ベッド=寝付けない」という情報が脳に書き込まれてしまうと、「ベッドに入るまでは眠たかったのに、なんでベッドに入ったら目が冴えてしまうのよぉ・・・。」なんてことになってしまう。だから、「あっ、寝付けないな・・・。」と思ったタイミングで、サッと出てしまう。「もしかしたら意識落ちてくれるかも・・・。」という淡い期待は、少なくとも僕の場合、95%は裏切られる。だとしたら、そんな勝算の悪い賭けは、やらないに越したことはない。(二重否定)

上記の文章に対する返答で、「二重否定は意味が伝わりにくいから避けた方が良いよ」と言ってくる人は、僕は好きになれない。この場合、「勝率5%あると言っても、その5%も、普段と比べて多大な時間を要して、その分ストレスも溜まって、となるから、実質、100%裏切られるみたいなもんだよね」と言ってくれると、「そうなんだよ~!」となる。だから、僕がもし聞き手の立場だったら、意識的に、後者を選択したい。常に「相手はどういう返答を僕に求めているのだろう?」という視点で、人の話を聞く癖がある。これは悪癖ではないのかな?


ベッドから出た僕は、翌日行う予定だったものを、のんきに片付けていた。あの時の、なんていうのか、”無敵感”みたいな感覚って、いったいなんなんだろう。全然、無敵じゃないのにね。勘違い野郎スイッチが作動するんだよね。いつものタイムマネジメントから逸脱した行為って、そういう状態になることが多い気がする。これも一種の”非日常体験”ってことなのかしら?

そんなこんなで、謎のウキウキ感も相まって、思いのほか、タスクはテキパキとこなせていったのだけど、ちょっと頭を使う作業となると、思いっ切りボロが出た。簡単な文章作成すらロクにこなせない。これはさすがにびっくらこいた。自分自身、たった今、何を書いたのか、てんで分からぬ始末なのだから。書き終えて見返したら、暗号顔負けの文章になってて、もう笑うしかないっての。

あっ、今、”笑うしかないっての”って文章が、勝手に出て来たね。冒頭で書き記したやつと同じだ。この時の心理は、「日本人が日本語もマトモに欠けないことを憐れんでくれるな」とか「バカ話として『ワハハ!』と笑い飛ばしてくれた方が僕も『ワハハ!』となれるのだ」といったところかな?

あれっ、そうなると、ベクトルが「他者」ではなく「自己」に向かっていってる気がするね。同じような用法に思えるのにね。言葉って奥が深いね。これはつまり、「そうやって笑い飛ばすからいつまでも文章表現の向上が見込めないんじゃないの?」と、耳が痛い一言を物申してくれる人こそ大切にしなさい、という神の思し召しなのかな?


とまぁこんな感じで、相も変わらず、意識が混濁したまま、フラフラと過ごしていたら、朝になった。と同時に、なんだか急に眠くなってきたので、モゾモゾと、ベッドに入った。アラームは、いつも、7時間後にセットするようにしているのだけど、今回は、起床時刻が遅くなるのを見込んで、翌日もまた寝付けないなんて事態に陥らぬよう、少し短めの6時間後に設定して、寝た。

・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・。

デデデーン!(SFCソフト『エルファリア』の戦闘発生SE風に)

僕が目を覚ましたのは15時を過ぎた頃だったとさ。

いたわし、いたわし。


【P.S.】

1 気の毒で同情しないではいられない。不憫 (ふびん) である。「—・い身の上」

労(いたわ)しい|デジタル大辞泉(小学館)

「めでたし、めでたし」の対義語として「いたわし、いたわし」なんてどうかしら、と思ったんだけど、みんなはどう思う?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?