膝が悪い人の共通点。治療より大事な直すべきこと。

膝が痛い。しゃがめない、正座が出来ない。
中高年女性を中心にこういった悩みを抱えている人は凄く多い。
テレビCMで、軟骨を増やすサプリを飲みましょう!!痛いなら湿布を...!!塗るだけで痛みがひく!!痛みを減らすサポーターです!!なんて盛んにやってるのも、それだけ同じ悩みを抱えている人が多いから。
サプリ、湿布、塗り薬、サポーター....これらで本当に痛みが治るのか?
またテレビ番組では膝に良い運動の紹介なんかもやってるがこの運動を続けて本当に良くなるのか?
今回は膝が痛い9割の人が当てはまる間違った膝の使い方を指摘し、また、CMやテレビなどに振り回されて余計膝を悪くしない為の正しい知識を紹介する

対処療法では治らない

痛いから湿布を貼る、薬を塗る。これは「痛み」に対する「対処」であって「治療」ではない。一時痛みは和らいだように感じるかもしれないが、根本が治ってないからやがてまた痛みはやってくる

そもそも痛いから湿布...というのは非常に安易で危険な考えだ。どうして危険なのかはこちらの記事で紹介しています。〜湿布を貼る程治らない〜9割の人が知らない正しい貼り方と副作用〜

ではサプリはどうか。これも効果は疑問である。そもそも口から飲んだものがピンポイントで膝に効くなんて事があるだろうか。口から胃に入った物は腸で吸収された後血液に乗って全身に運ばれる。しつこく言うがはたしてこれがちゃんと膝に効果を発揮するのか...。
全身の軟骨が強くなれば膝も良くなるだろう!そんな反論をもらいそうなので更に書くと、仮にサプリで膝の軟骨が修復されたとする。しかし考えなければいけないのはやはり「根本」。なんで膝の軟骨が壊れたのか。膝が悪い人の9割は膝の使い方が間違ってるから自らの膝を痛め、軟骨を壊し、痛みが出る。サプリで良くしようがこの原因を改善しなければまた軟骨は壊れる。

次にサポーター。痛い部分を固定してしまえば痛みが出なくなるのは当たり前だ。しかしサポーターを使うと自分の筋力が落ちる。膝の痛みがおさまる代わりに体重を支えられなくなり、また膝を壊す。よって一度サポーターを使い出すと中毒のように手放せなくなってしまう。そうならないよう、炎症が落ち着くまでの期限付きで使用し、その間も「根本改善」は常に考えなければならない。

対処療法では膝が良くならない理由が分かってもらえただろうか。
次は「根本」が何かを説明していく。

共通点、それは膝の悪い使い方

膝が痛くなる原因、根本は膝の間違った使い方にある。正しい使い方を出来ているかは簡単にテストできるので、膝が痛い人は当てはまっていないか確認してほしい。

〜テスト方法〜足を肩幅に開き、スクワットをするようにしゃがむ。

この時の姿勢を鏡でみて、次のようになっていたら膝を悪くする使い方をしている。

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①膝が内に入る
つま先より膝が内側にきていたらNG
軟骨がぶつかり、靱帯が伸ばされた状態なのでこれを繰り返す度に膝は悪くなる。

画像2

②膝が前に出る
つま先より膝が前に出ていたらNG
この姿勢は全体重が膝に乗っている。本来はカカトに乗るべき体重が膝にくることで必要以上に負担がかかり、壊れる。

2つとも当てはまってませんか?
これら間違った膝の使い方を正さないと、いくら対処療法をしてもまた痛くなります。更にお医者さんに筋肉を付けなさいと言われたから...テレビで膝に良い運動を紹介してたから...とスクワットや運動を始めたとします。しかし①や②の状態では、やればやるほど膝は壊れ逆に悪くなってしまうのです。まず何よりも先にやるべき事はこの膝の悪い使い方を直す事。では正しい使い方とはどんなものか。

正しい膝の使い方

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①膝がつま先と同じ方向を向いている

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②膝がつま先より前に出ない


この2つが守られていれば正しく膝を使えています。
悪い例と並べてもう一度見てみましょう。

画像5

画像6

左側が悪い使い方
右側が正しい使い方

一目瞭然、簡単に判断出来ますよね。
膝の正しい使い方、もっと簡単にいうと膝の正しい曲げ方、これを習得するのにお金はかかりませんし、一度身につければ今後は膝の痛みに悩まされることはほとんど無くなると思います。
対処にばかり目がいき、原因を治すことなく、いつまでも悩みを抱え続けるのではなく、毎日の少しずつの心がけと練習で、痛みの感じない健康な膝を手に入れ、散歩やショッピング、お出かけにと、どんどん楽しんで下さいね。

併せて読みたい膝に関する記事〜こんな思い込みは注意!自らo脚を酷くする残念な勘違い〜

ー正しい膝の曲げ方が出来ない!!ー
という方は足首の硬さに原因が。
ー今すぐに痛みを軽減したい!!ー
という方は太ももへの施術で楽になります。
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