一瞬で治す〈神様〉と一回で治せない〈ゴッドハンド〉

「あー。楽になった。」
マッサージや治療後にそう思っても、しばらく経つと
「あれ？...また痛い...。」
一度楽になったはずなのになんで！？
治ったんじゃ無かったの？

先日の感動体験で安心したのもつかの間、再び襲ってくる痛み...。
今回の記事ではどうして痛み（コリ）がまた出るのか、この痛みは施術をしても良くならなかったということなのか...。
「痛み曲線」を使って分かりやすく解説する。

痛み（コリ）が引く過程を理解する

人間には健康レベルというものがあります。これは体調の変化や生活習慣などによって波を打つように変動していて、この波が0を下回ると痛みを感じ、0を越えると痛みを感じなくなる。（この波の事を健康曲線と言う）

治療やマッサージはマイナス状態の波をプラスに持っていく為に行われますが、健康曲線が波を打っているために時間の経過と共にまたマイナス方向に向かってしまい、ぶり返す。

このぶり返しによって
「また痛み出てきちゃったよ...」
と残念に思われる方が多いのですが、これは人間の体が良くなっていく過程で必ず起きる事。痛み（コリ）を完全に改善したいのであれば、波が下がった時でも0を下回らないよう、上へ上へ持っていかなければならず、長い目で経過を見なければいけないのです。

１回で治る魔法は無い

「この痛みを、コリをなんとかしてくれ！」
受ける側目線で考えれば１回で治ってしまえばそれはそれは嬉しいでしょう。
通う手間もかからなければお金もかからない。
きっとどこかに１回で治る魔法のような治療があるはずだ...。
そう期待する気持ちも分かりますが残念ながら１回で完治、というのはいくら探しても出てきません。施術する人はたとえゴッドハンドといえど人間なのですから。この健康曲線（波）を不自然に人間の回復力を超えて変えることは出来ないのです。

それでも早くなんとかしたいんだ！

という方は次にあげる事を覚えておくと良いですよ。

①一回でなるべく大きくプラス方向にもっていける効果的な施術を受ける

（一回で劇的改善⁉︎⁉︎
流筋ボディケアとは...が分かる漫画）

②短いスパンで施術を受ける

③マイナス方向に向かう要因（ハードワークやストレス、喫煙や睡眠不足などの悪い生活習慣）を減らすよう心がけること

あとは年齢による回復力の違いなども、痛み（コリ）解消までの期間に大きな影響がありますね。

〜まとめ〜

①完治までの過程には回復と悪くなる時期の〈波〉がある
②１回の施術で回復度の高いものを選び、なるべく高頻度で複数回続ける事で完治を目指す
③悪くなる時期は自らの生活習慣が大きく関わるので施術以外にも目を向ける

効果的な施術はあれど、１回で治る奇跡は基本的に有りません。
今回紹介した健康曲線〈波〉を理解し、根気よくコツコツと悩みの解消を目指して頑張りましょう！

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