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プロジェクト成功の秘訣2 プロジェクト責任者の実録から学ぼう

 先回は、プロジェクトを推進していくためのポジティブ組織の作り方をお伝えしました。しかし、実は今回のプロジェクトではポジティブ組織作りにいきなり躓いてしまいました。

 今回はその状況も踏まえながら、どの様に対処していったか等もシリーズのなかでお伝えできればと思います。

 本当は今回のプロジェクトのMMVやSpiritや何をしていくのかも伝えたくてワクワクしているんですが、完全に身元バレをしてしまうので伝えれなくて残念です(´;ω;`)ウゥゥ

 興味のある方は、問い合わせ頂ければいつでもZOOMでプレゼンさせて頂きます(*^^*)

プロジェクト初日

 私は基本的にプロジェクトにアサインするときは、会社から徒歩30分圏内に引っ越してしまいます。終電がなくなっても帰宅できるのと、緊急事態が起きた場合にすぐに対応できるからです。

 プロジェクト初日は天気も良く、気分良く出勤したのを覚えています。本社で入社の手続きをすると私が常駐するサテライトオフィスに向かいました。

 初日はもう一人の幹部社員から情報共有のツールであったり、各種の設定であったりと慣れないツールと増加していくアカウントとパスワードに頭を痛めていました。

 私はお年寄りなので、こういうのが一番苦手だったりします(´;ω;`)ウッ…

 しかも、もう一人の幹部社員のマシンガントークでネガティブ発言をしてくるので、
 「うんうん。可哀想に寂しかったんだね」
 と、思い傾聴しながらもネガティブ発言をロジカルにポジティブに変えていくんですが、一方的なコミュニケーションを取る方なので、私の話すことが全然伝わりません。挙句、話しの飛躍が激しく、何を話していて、何を伝えたいのかも意味不明になってきました...。
 ↑ちょっと悪口っぽいですかね(´;ω;`)ウッ…
 ※プロジェクト責任者としてプロジェクト参加者にはこういった微妙な表現も使いません。が、しかし、私もれっきとした人間です...家で一人の時は可愛い罵詈雑言を吐いています(笑)。傍から見るとただの危ないおじさんです;つД`)

 初日にもう一人の幹部社員をポジティブマインドにしようとの試みは見事な位にブレイク(割れる・壊れる)してしまいました。

 私が、今回アプローチを諦めてしまった理由は
・相手の方が5歳以上年上であること
・相手の方が10ヶ月以上先に幹部社員としてアサインしていること
・背景としてブラック企業で長く勤めていたこと
・会社、代表者、他社員のディスリのオンパレードであること
・私を部下の様に位置付けていること
 ※代表者は代表者含め3人はフラットといっていた
 などの理由から、短期間でこの方の変容を促していくことはコミュニケーションだけでは無理だと判断したためです。

方針変更

 初日でもう一人の幹部社員のポジティブ化が無理だと判断した私は方針を変更します。それは、半年以内に1億以上のcash inを実現して事業が伸びるという成功体験からアプローチにしようという手法です。

 しかし、これはある種のハレーションを引き起こしてしまうのは間違いありません。ネガティブマインドの人は、妬み、嫉み、僻みが強い場合が多く、且つ、全方向をディスるのをコミュニケーション手段として身に付いているので、私へのディスリも懸念されました。

 こうして、私のストレス過多からくる下血の日々が始まりました。

 ただ、何もしなければ変わることはありません。私は、2日目の一日を使ってプロジェクトのプレゼン資料を作りました。

 皆さんはプレゼン資料は何日かけて作りますか?
 私は、今回の資料50ページくらいの原案を12時間ほどで作りました。

 これは、自慢とかではなく皆さんも同じ様に出来る様になりますよっという意味なんです。実は私は15歳から起業していました。なので、15歳の頃から契約書や資料や見積もり書など全部自分で様式を作っていました。

 一度、心理士になりたくて大検取得して大学→病院で稼働してた時も、Drの論文や学会資料の作成であったり、指定医の論文までも作っていました(今思えば違法ですが時効なので許してください)。

 その後もNPO法人の理事長や株主として会社経営や上場企業の社長室や、経営戦略室で責任者をしていたので、今まで作成してきた資料は各業界(M&Aの対象企業は多岐な業界に渡り、それぞれ各業界や商流調査をしてきたため)で膨大な量になります。また、コンサルやベンチャー企業のValueup戦略とかもしていたので、1,000近いプレゼン資料やピッチ資料を作成してきました。

 そうすると、どういう現象がおきるかというと、新しく作成しようとする原案の素材はほぼ、自分のPCの中に格納されているのです。後はストーリーやMVVやSpiritや文言(これも色んな所で様々な記事を書いてきたり、3,000冊以上は本を読んできたのですぐに出来てしまいます)をサクッと組み立てていくだけの作業です。

 さらに、ピッチ資料でカッコいいものや綺麗なものがあると、それを真似して作成したりするので、イケてるピッチ資料も自作のが格納されていることになります。

 そして、私は自尊心も高いので、自分が汚い、解りにくい、カッコ悪い資料を出すのが嫌なんです。自分がいいと思うまで妥協はしたくないので、必然的に資料作成オタクになっていきます。

 でも、資料作成は実は契約に繋がる大事な仕事なので、新規営業には特に重要な要素になります。

 そのためか、私は代表者への即決営業(普段はハードネゴシエイトと呼んでいます)が得意ですし、ただ資料を作成するだけではなく対象企業への調査も綿密に行うので、更に確度が高まっていきます。

 今回のプレゼン資料はプロジェクトの規模や成否を決定づける重要なものになります。

 私は、ルンルンでワクワクしながら資料を作成しました。

 実は、私のアサインされた理由は、
・事業の再構築
・新規事業の立ち上げ
・組織の改編
 が主な役割であり、営業周りの仕事は歳だからあまりしたくないなっと思ってました(笑)

 ハードネゴシエイトはエネルギーが要りますし、相手が好きそうなキャラを演じたり、時には土下座でも何でもするので、歳を重ねてきて、しんどいなって思ってました。

 なので、事業の立て直しをして、新規事業の立てつけをして、組織周りの改善をして、どちらかというとバックオフィス的な役割をしようと思っていたのです。

 しかし、方針を変更したからにはまず、半年以内に1億以上のcash inを実現しなければいけません。

 私は、短期目標として半年以内に1億以上のcash inと長期目標としてプロジェクト期間中の6年1ヶ月(準備期間を含む)で最大100億の投資cashフローを創る、ということを私自身の目標として定めました。

展示会

 3日目、4日目はプレゼン資料をブラッシュアップし、スキームに穴がないか市場調査をしながら業界動向を調べ整合性を合わせながら事業計画も策定し、根拠を一つずつ叩いていきます(確実なものか調べる)。

 そして、7日目に絶好の機会があることがわかりました。皆さんも行ったことや出展したことがあるかも知れませんが、東京ビックサイトや幕張メッセで開催される、業界ごとの「○○week」に出展を予定してたのです。

 因みに、私は入社日から6日目まで大した仕事もなく、もう一人の幹部社員から振られた仕事は
 ・展示会のチラシの推敲×3
 ・ポスターの推敲×3
 ・チラシの発注
 ・事業再編計画資料作成(3時間で終了)
 ・面接同席(5人程で5時間+面接フローと評価制度、キャリアデザイン作成で合計8時間程度)
 位しかなく、自分の工数の10%以下の労働力しか提供できず、パフォーマンスが全く発揮できていませんでした。

 毎日、毎日、幹部社員の他者へのディスリやネガティブ発言をずっと聞かされながらも、プレゼン資料を完成させていきます。

 実は、この会社にアサインするときにしつこいくらいに何度も代表に
 「私、忙しくないと他に行きたくなるので、本当に仕事はたくさんありますか?」
 と確認したのですが...(´;ω;`)ウゥゥ
 こうなったら、自分でやるしかないっと私はコッソリと作戦を練りました。

 ○○weekは3日間に渡って開催されます。もう一人の幹部社員から、鞄持ちの様な扱いを受けつつも笑顔を絶やさずハキハキと準備を手伝います。幹部社員から、
「入社したばかりで何も分かってないだろうから、勉強のために色んな所を周って来ていいよ。どうせブースに居ても何もできないだろうから。」
 と、プチディスられながらも
「ありがとうございます。助かります。感謝です。」
 と笑顔で軽くかわします。

 因みに、私の座右の銘は
「謙虚と感謝」
 です。

 決して驕らず、関わる全ての人に感謝します。
 しかし、自宅では一人で暴言を吐いています(笑)

 もう一人の幹部社員は○○weekの出展について
「こういう展示会ってさー。その場でクロージングしろって言う会社あるけどクロージングする必要なんてないと思うんだよねー」
 と言っていました。

 少なからず、展示会の出展にはコストが掛かっています。今回の費用は約300万円でした。

 あなたが、幹部社員だったら、どんな行動をとりますか?少し考えてみてください。

 結局、その幹部社員が展示会で取っていた行動は、"えっへん"としてブースにいて、話しかけられた時だけ説明をする、という行動だけでした。

 ん?...何か、幹部社員への愚痴の記事みたいになってきてますか?
 違います(´;ω;`)ウッ… けど、そんな風に聞こえますよね(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

 そして、いよいよ私が一人で練っていたプチプロジェクトをコッソリと一人で始動します。

 プロジェクト名はフォックス
 名前の由来は、人を化かす狐からとってフォックスと命名しました。

 私は仕事をプロジェクト化するのが大好きです。仕事は楽しいですし、どんなゲームより、本より、テレビより、楽しいものなので、遊び心を持ちつつ、ちょっとお茶目に演出します。そして、こういった遊び心が意外と仕事の質を高めていたりします。

 本編は今日はこれくらいにしておきます。皆さんは、プロジェクトフォックスとは何なのか、私が展示会でとった行動は何なのか考えてみてください。

 ヒントは、私の目標設定値です(*^^*)

仕事とは一体何だろう

 おまけとして、本編とは別に仕事とは何なのかを皆さんに伝えていけたらなと思います。

 皆さんにとって、仕事は何でしょう?少し考えてみてください。

 インターネットで調べてみると
1 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
2 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
3 したこと。行動の結果。業績。
4 悪事をしたり、たくらんだりすること。しわざ。所業。
5 《「針仕事」の略》縫い物。裁縫。
6 力学で、物体が外力の作用で移動したときの、移動方向への力の成分と移動距離との積。単位はエネルギーの単位ジュール、その他ワット秒・ワット時など。
 などと出てきます。※引用:Weblio辞書
 皆さんの想像した仕事はありましたか。

 では、私の考える仕事とは何かを伝えさせて頂きます。
 私の考えは、多分マイノリティーですが本質には近いのではないかと思います。物事は表面ではなく、本質を理解しておくと様々な応用ができます。

 「仕事」とは「仕える事」だと私は考えています。では、何に仕えるのか、それは社会です。

 会社ではなく、私たちは仕事を通じて社会に仕えているのです。

 では、社会に仕えるとは何なのか、それはこれから永遠に続いていくであろう文明を次世代に少しでも良い状態にして繋いでいくということなんです。

 私たちが人間としていられるのは、社会が存在し文化・文明があるからです。そして、社会がなくなれば人間はただの動物になります。

 私たちは、地球上で人間として生きていくために、少しでも長く社会が正常に機能するように次世代の踏み台になり、繋いでいく手段が仕事というもので、社会に仕える事であると思います。

 ですので、私はどんな仕事も尊い大切なものだと思います。どんな人でも社会的役割を担っていることに違いはないので。

 一方で、賃金の格差は存在します。社会主義であれば、平等性はある一定の範囲で担保されているかも知れませんが、資本主義社会のなかでは資本を持っている人間と、売上が多く立つ職業。または、希少性、非代替性、秘密保持やコンプライアンスを高いレベルで求められる職種等の所得がどうしても多くなってしまいます。

 これは、ある意味で悲しい事実でもあります。この悲しい構造は資本主義社会のなかで変えていくのはできませんし、私も資本主義の恩恵を受けているので、変わって欲しいとは思わないのが本音です。

 資本主義社会を変えることはできませんが、皆さんが年収1,000以上を稼げるマインドセットしたり、相談に乗ること、手助けすること、能力を引き上げることはできるかもしれません。

 やっぱり、能力を発揮できずに社会に埋もれていっている人を見ると、何とかできないかなっと考えてしまいますが、直接的に助けれる人には限りがあるので、こういった考えが広がりながら社会の相互扶助の機能が強くなることを願っています。

 また、世の中には様々な事情で仕事ができない人も存在します。ただ、現時点で働けない理由があるだけなので、身近にその様な人がいたら働けて社会と繋がれるようにサポートをして下さい。きっと自分にも良いことがあると思います。

 加えて言うなら、犯罪者の方達を皆さんはどう思いますか。これは、私の意見に反対される方の方が多いと思います。

 私の考えは、犯罪者や犯罪被害者(事故も含む)の方こそ社会の最大の犠牲者であり、社会の不完全さを補完していく要素を補うために礎となっているのだと思います。

 人生は生まれながらに不平等です。私はスピリチュアルな話しは自身の体験がないので信じていません。なので前世とか来世とかはよくわかりません。

 しかし、人生は生まれる直前にくじ引きをさせられているみたいなもんだなっと思います。そして、それぞれの可能性のある役割を選択や諦めながら確定させていく。

 必ずしも人生は定まっているものではありませんが、選択できる幅があるのもまた、事実ではないでしょうか。

 そして、犯罪者が罪を犯してしまうのは、社会が不完全であるSOSを鳴らしていると言うことであり、結果、規制が厳しくなったり基準値が高くなったり、法改正があったりします。

 そういった、社会の見直しにより救われた命の数はとても多いと思います。

 そうした意味では、犯罪者であっても社会の被害者であり、結果的に社会が改善され、社会はより完全なものに少しずつ近づいていきます。

 確かに、犯罪は許されることではありませんし、絶対にしてはいけないことだと思います。

 しかし、せっかく生を受けて、社会の被害者として不完全さの警笛を鳴らし、自身は最悪、死刑になり人生を終えていく。そんなことを考えるといたたまれなくなります。

 また、当然、犯罪被害者の気持ちを考えれば、もっといたたまれませんし、私が何か思う事すらもおこがましいと思います。

 ただ、人間は死が訪れた瞬間から須らく平等になるのだと思います。

 ちょっと、横道にそれてしまいましたが私が伝えたいのは、社会的な役割で人を見下さない人間に、皆さんにはなって欲しいと思っています。

 人を見下している人は態度でなんとなくわかります。

 私も昔は嫌な奴なでした。30歳で年収3,000万あり、年間経費も8,000万位使っていました。自分が仕事ができる、優秀だっとおもって調子にのって、沢山の人を色々な意味で傷つけてきました。

 結果、周囲に裏切られ、会社を乗っ取られ、法人は借入金があったので次の代表者が解散整理し、事業だけを乗っ取った人間たちで分配されてしまいました。

 そこから、また人生を立て直すには本当に大変でした。市県民税は年間300-400万あったので普通の仕事では生活ができません。それからも死にもの狂いで働きました。

 皆さんには同じ様な目にあってほしくないので、ちょっと自分の恥部ではありますが記させて頂きました。私の事業を乗っ取った人間たちが逮捕されたので、こういった内容も記していいかなっと思い記してます。

 あっ、最後に一つ。
 皆さんは手相に興味があったことはありますか?実は私、「ソロモンの環」という特殊な手相なんです。仏眼とかもあるんですが...。実は、生まれた時から(気づいたら)左手に一重のソロモンの環があったんですが、仕事を前向きに頑張っていたら左が「二重のソロモンの環」右が「一重のソロモンの環」に手相が変わりました。

 手相は統計学なので、一定の信頼性はあるかと思います。でも、自分がレア手相のオンパレード過ぎてあまり信用できないですが...(笑)。これは、私が優秀ですよっという意味ではなく、仕事で踏ん張れる何かを探してくださいという意味です。

 私は挫けそうになると、ソロモンの環があるから大丈夫、乗り越えられるって都合よく考える時もあるんです。

 私だって人間です。嫌なことがあれば辛いし、挫けそうになるし、投げ出したくなる時もあるんです。

 でも、巻き込んだ人のためにも逃げることは絶対にできないので、色々な理由をつけて自分を鼓舞し続けています。

 皆さんも心の拠り所となる何かを見つけ、自分を奮い立てさせながら社会で輝いて活躍できることを心から願っております。

 全ての人が社会を守る同志として幸せになることを願って。

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 このコラムは私の個人的な知見に基づくものです。他で主張されている理論を批判するものではないことをご理解いただいたうえで、一考察として受け止めて頂き、生活に役立てて頂けたら幸いです。


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