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哲学ドルチェ

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毎日、コーヒーをドリップして飲む少しの時間だけ考えごとに耽る。その時、書いた文章を“哲学ドルチェ”と呼んでいる。決めごとは一つだけ。大そうな話はしない。たかだかコーヒーの時間であ…
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2022年2月の記事一覧

今より少しだけ楽しくなる方法

対話はギフトになり得るし、文章を書くこともギフトになり得る。 何のために書いているのか。…

フードコート・プロ

家の近くに、ささやかなモールがある。 その中にフードコートがあり、たまにランチで利用する…

ノック、ノック、インタビュー

普段、インタビューする側に立っている。 そんなわたしが時々、インタビューをしていただく機…

ことばのお守り

「ことばの採集」をライフワークとして続けています。 「あなたの好きなことば、聴かせてくだ…

タイムカプセル

大抵のことは、仕事から学ぶ。 とある企業の動画制作におけるボディコピーを考えていた。そこ…

逃げるは恥だが役に立つ

逃げ恥。 同タイトルの人気ドラマがあるが、この文章とは全く関係がないし、わたしは一度も見…

「あきらめました」

覚悟のある人は、誰にも止められない。 はじめることは簡単だけれど、継続することは少し難しい。さらに言えば、継続する中で、より深みに足を踏み入れたくなる瞬間が訪れる。その時、問われるもの。覚悟とは、そういう存在だと思う。 何かに対して純粋に向き合う時に、必要になるもの。仕事かもしれないし、パートナーかもしれないし、趣味かもしれないし、勉学かもしれないし、自分かもしれない。ピュアであろうとすれば、避けては通れない。 それはある種、「諦め」にも似ている。覚悟することは、同時に

親ガチャ、子ガチャ

「親ガチャ」ということばがある。 “ガチャ”といえば、回転レバー式のカプセルトイを思い出…

渇きと学び

勉強している人が好きだ。 新しいことを学ぶ。技術を訓練する。学生だけでなく、社会人になっ…

共感バイオレンス

わたしたち人間は、共感する生き物だ。 集団行動で生き延びてきた哺乳類たちは、食物を分け合…

抱える力

抱える力。 それは、“保留する力”とも言い換えることができる。すぐに答えは出さなくてもい…

妻's third eye

妻はいい人だ。 わたしにとっても、周囲にとっても。明るく、誠実で、意志が強く、思いやりが…

反省エンターテインメント

「上達とは何か?」について考えている。 エチュード。それは、技術の精度を高める訓練。工夫…

ドラえもん文学

やっぱり、スネ夫なんだよな。 ジャイアンじゃなく、のび太でもなく、しずかちゃんでもない。誰に文章を書かせたらおもしろいか。もちろん、想像の話。 小賢しくて、皮肉っぽい。観察力があり、ロジカル思考、過ちを正当化するが、その実、臆病な性格は、それだけで文学性を孕んでいる。きっとおもしろい文章を書く。着眼点も鋭い。緻密な描写と、矛盾を抱えた複雑性。怒りや、憎しみを、ユーモアに昇華させる筆力がある。 ジャイアンの文章はきっと退屈だ。「オレが、オレが」の自分語り。しずかちゃんは、