ノック、ノック、インタビュー
普段、インタビューする側に立っている。
そんなわたしが時々、インタビューをしていただく機会がある。インタビュアーから、インタビュイーへ。わたしの前に問いが置かれる。それはそれは新鮮な気分だ。考えてはことばにして、また考える。いろんなことばに置き換えてみる。伝わる時もあれば、伝わらない時もある。
伝わらない瞬間、それはギフトとなる。この考えを、この気分を、この想いを、伝えるためにどう表現すればいいだろうか。課題が一つ増える。それは、わたしの楽しみ。
普段、インタビューをする側に立つから、問いに対してその場で考えてみることもこわくない。最初から、問いに対して答えがあるわけがない。答えがあるのだとしたら、Googleで十分じゃないか。わたしは、答えがない問いを置いてくれる人を信頼する。
だから、わたしもインタビュアーの時は、相手が考えなくちゃ答えが出ない問いを置くようにしている。答えを急かすようなことはしない。その場で、一緒に考えたい。インタビューの時間内に答えが出なくてもいい。
それは、ギフトとなる。
インタビューを受けると、学ぶことがたくさんある。自分の考えを整理できる。表現を工夫する。新たな問いと出会える。自分が成長する。ダイアログ・デザイナーのわたしは、誰かにとってそういう存在なのだということをあらためて自覚する。
音が聴こえる。
わたしのこころの扉。
ノック、ノック、インタビュー。
インタビューをしてくれる人がいたら、気軽にお声かけください。
「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。