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「あきらめました」

覚悟のある人は、誰にも止められない。

はじめることは簡単だけれど、継続することは少し難しい。さらに言えば、継続する中で、より深みに足を踏み入れたくなる瞬間が訪れる。その時、問われるもの。覚悟とは、そういう存在だと思う。

何かに対して純粋に向き合う時に、必要になるもの。仕事かもしれないし、パートナーかもしれないし、趣味かもしれないし、勉学かもしれないし、自分かもしれない。ピュアであろうとすれば、避けては通れない。

それはある種、「諦め」にも似ている。覚悟することは、同時に、抱えていた何かを手放すことだ。手にしていたものを“失う”というよりも、純粋な想いを“明らかにする”と表現した方が正しいかもしれない。つまりは、観念すること。

境界線を越えた人と留まった人の違い。その答えは、覚悟の有無なのだと思う。先端を研がないと、突き抜けない。抱えていたものを手放し、様々なリスクを受け止め、自分を信じて一歩一歩踏み出すこと。

身にふりかかるあらゆる現象から、逃げ出さず、責任を持つこと。そう、覚悟とは、全ての“現状”を受け入れる心構えだ。覚悟をした人は、誰にも止められない。あらゆる判断に責任を持ち、ありのままを受け入れるのだから。

だから、境界線を越えることができる。より深みへと進んでゆく。覚悟のある人は、強い。

「人に好かれたい」「恥ずかしい想いをしたくない」「問題を起こしたくない」「ぐうたらしたい」、様々なつまらない欲望を、あきらめてみる。手放してみる。これから迎える現実を、言い訳せずに、受け入れてみる。よりピュアに、向き合っていきたいから。これが、わたしの生き方だから、と。

「あきらめました」から、一歩進む未来。
覚悟した人は、独自のかがやきを放つ。
その光に、わたしは惹かれる。



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