自由律俳句　＃142

【汚れたボルトが１本落ちている】

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道に落ちているボルト。
親指くらいの大きさだ。

親指ボルトくん、
君はここに落ちていて大丈夫なのですか。
何かを固定していたのですか？

君なら１本で相当なものを固定できるだろう。

だから、落ちていて大丈夫なのかしら。
少し心配になる。

辺りを見回したが、
親指ボルトくんの元に戻るべき場所はわからない。

なんかごめんよ、親指ボルトくん。

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