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「朝」を制するものは「人生」を制する

2020年9月9日、朝7時半に掛けていたアラームが鳴って、音の大きさにせいで、目が覚める。「もう少し寝たい」と思いながらも、寝ぼけ眼をこすりながら、体をベッドから放り出す。

カーテンを開き、朝日を浴びながら深呼吸。今では聞かなくなった蝉の鳴き声。朝から夏の終わりに少しだけ切なさを感じつつも、秋の楽しみを期待している自分がいたことに気づく。

朝のゆったりとした時間の流れに心地よさを感じながら、3分間瞑想をする。何も考えず、ただ空気を感じる朝のひととき。目の前に、何も存在していないかもしれないという錯覚。目を開けば、ちゃんと景色が広がっていることに気づいて、ほっと1人で安堵する。

寝癖のついた髪の毛を濡らし、歯を磨いて、顔を洗う。本日の寝癖は少しけ厄介で、直るのに少し時間がかかってしまった。靴下を履き、お散歩用のスニーカーを左足から履いて、目の前のドアノブを握り、お家の扉を開く。

BGMは街の音、もしくはたまに音楽を聴きたくなる時もあるから、その日の気分によって変えるようにしている。今日は少しだけ気分が乗っていたから、お気に入りのロックバンドの音楽をBGMにお散歩をする。

少し涼しくなった街は、歩いていても汗をかかない程よい気候。スーツを着て、駅へと歩く人たち。寝坊をしてしまったのか、駅まで本気で走っている人もいるようだ。

「ああ、自分も2年前は毎朝同じ電車に揺られて通勤していたんだな」と、少しだけ物思いに耽ける。スーツの人たちを横目に、今の生活を愛す努力をしようとなぜか朝から決心していた。

朝のお散歩を終え、家路に着く。フルーツと野菜ジュース、そして、ヨーグルトを食べる毎日。この一連の流れを終えて、ようやく自分の1日が始まった。朝目覚めてすぐは、頭がぼーっとしているから、できるだけ何も考えないようにしている。

見たいもの、感じたものを素直に受け取る意識をして、ああ、今日も1日が始まったなと少しずつ脳を目覚めさせていく。人生という列車に乗って、早28年が経ち、たくさんの夜を乗り越え、たくさんの朝を迎えてきた。

朝の目覚めが良いと、それだけで1日をお得に生きられるような気がしている。スタートダッシュで、なるべく転けてしまわないこと。良い1日の始まりは、良いルーティーンが作る。

『「朝」を制するものが「人生」を制する』はあながち間違いではないのだろう。

些細なことかもしれないけど、今日は朝のルーティーンをちゃんとできた自分に、花丸をあげたくなったそんな朝でした。


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