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病院は対処する所で、原因は考えてくれない

年を取って背骨を支える筋力が衰えると、背中が丸くなります。また、神経の通り道が細くなったり、ズレたりもします。「脊柱管狭窄症(せきちゅうかん・きょうさくしょう)」「圧迫骨折」「すべり症」「腰椎椎間板ヘルニア(ようつい・ついかんばん・へるにあ)」などが代表的です。

病院に行くと患部を調べて、温存するか手術するかを言われます。病院は対処療法なので、なったことの原因が何かを探るのではなく、なったところをどう治すかを処置してくれる所です。この意味、ちゃんと理解されていますでしょうか? 実は多くの人が勘違いしていると私は感じます。

そんなことは自分で調べなさいよ


対処療法の分かり易い私の経験の話。

足に虫刺されのようなブツブツができて痒くなりました。市販の薬では効かなかったので、皮膚科に行きました。医者は患部を見て「薬出しておきますね」とだけしか言わないです。なぜこうなったのか? 私はその原因を解決しなければ、また痒みが出ては困るから尋ねました。

「これ、なんでこうなったんでしょうか?」
「それはあなたが考えなさい。ここはそれを調べるところではありません。痒みを止めるためにどうするかを考えるのが私の仕事です。
「でも、これ、ダニでは無さそうなんですよ。」
「そんなこと知らんよ」
「何か知りたいんですけど・・・」
そんなことは自分で調べなさいよ

これだけハッキリ言う医師はおそらく珍しいと思います。これを一般的な医師ならどう答えるか、書き直してみます。

「これ、なんでこうなったんでしょうか?」
「さあ、なんでしょうね~」
「でも、これ、ダニでは無さそうなんですよ。」
「あ~、そうかもしれませんねー」
「何か知りたいんですけど・・・」
「市販のダニ用の薬では効かなかった?」
「はい」
「じゃあ、この薬を出しておきますね。この薬で効かなかったら、また来てください

こんな感じに対応されると、ちゃんと診てくれたと勘違いします。結局、どの薬を処方するかだけのことなんです。

安静にしたら、さらに筋力低下する


では、筋力が弱くなっていろんな症状が出た患者はどうでしょう? 先ほどの脊柱管狭窄症などの原因は、筋力低下が招くことがとても多いです。病院は対処療法ですから、狭窄症になった患部をどうするかを考えます。

病院では、軽い症状であっても痛みがある場合は、安静にするよう勧められます。これは病院のマニュアル通りの回答です。

筋力が低下しているにもかかわらず、安静していたらどうなるでしょう? さらに筋力が低下するのは、誰が考えてもすぐ分かります。湿布薬貼って安静にして痛み止めの薬を飲んでいたら、そのうち痛みが無くなります。それで患者は治ったと勘違いするわけです。これは、まやかしです。

筋力を鍛えるのは、フィットネスジムのような所が一般的です。決して、整形外科ではありません。そんな単純な間違いなのに、その間違いに気付かないまま、病院へ行けば治してくれると信じている人がとても多いです。とくに高齢者はその傾向にあります。

症状が軽い場合、整体師としての考え方なら運動するよう勧めます。筋力低下が原因ですから、それ以上酷くならないためにも、腰や背中、お腹周りの筋力を鍛えるよう勧めます。今一度、病院との付き合い方を考えてみてほしいです。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。