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エナジードリンクは、疲労回復に効かない?

9/26(月)配信のPRESIDENTオンラインに興味深い記事がありましたので紹介します。

私は卓球をしていまして、試合に行くと必ずエナジードリンクを飲んでいる人を見かけます。朝9時から始まって、だいたい5時くらいまでの長丁場ですから、どこかのタイミングで必要があるのでしょう。一口飲んだことがありますが、私には飲めませんでした。「おいしいの?」と尋ねると、「おいしくないけど、頑張れるから」と言われました。

疲労回復、ストレス解消にエナジードリンクはとてもよく売れている商品だそうです。まずなんと言ってもイメージがとても良いですよね。CMが、若者の気持ちをグッと惹き付けるよう、うまくできています。

代表的なエナジードリンク

 自動販売機でも買えるメジャーなエナジードリンクを例にとって調べてみると、糖質は約46g含まれています。角砂糖1個の糖質が4gですから、エナジードリンク1本あたりに、角砂糖11個分以上の糖質が入っていることになります。なかなかの量ですよね。それを短時間で飲むので、血糖値は急激に上昇するでしょう。血糖値の乱高下を招いてしまうので、体にストレスを与えることになってしまいます。

清涼飲料水でも角砂糖に換算される記事はよく見ますが、エナジードリンクも、すごい量になるんですね。

同じエナジードリンクを見ると、カフェインが約140mg入っていました。マグカップ1杯分のコーヒーより少し多いくらいです。
 そもそもカフェインは交感神経を刺激して覚醒させる作用がありますが、疲労回復にはききません。

あれ? カフェインは思ったほど多くない。味からすると、もっといっぱい含まれていると思ってましたから、これは意外です。ただ、どの銘柄をチェックしたのか書いてないので詳細は分かりません。

 エナジードリンクは、含まれる糖分やカフェインの作用を考えると、「ここぞ」という時に使うのはよいのですが、毎日漫然と何となく飲むものではないといえます。特徴を知って、上手に使ってほしいと思います。

う~ん、そりゃそうですよね。スポーツドリンクでも同じことが言えるわけですが、口にしない方が良いという記事ではなさそうです。どうやら、カフェインと糖分の問題かな?という記事になっていますね。

もうひとつご覧いただきたい記事があります。

5年ほど前の記事ですが、健康被害について書かれています。中を読んでみても、やはりカフェインと糖分のことが重要視されています。

私はコーヒーが大好きで、豆からドリップして抽出していますが、一日3杯飲みます。お茶も毎食飲みます。とすると、私はものすごい量のカフェインを毎日摂取していることになりますよね。(カフェイン量が先の記事と違うのは、銘柄が違うからだと思われます)

 カフェインには、中枢神経に働きかけ、眠気や疲労を抑え、運動機能を高める興奮作用や、骨格筋に働き、疲労感を抑え活動性を増大させる作用がある。
 また、カフェインは心臓の心筋に作用し、収縮力や拍出量を増加させたり、腎臓の血管を拡張させ、腎臓への血流量を増やし尿の生成を促す利尿作用がある。
 しかし、カフェインを大量に摂取すると、不眠症や神経症、心拍数の増加、血圧の上昇、不整脈、腎障害が引き起こされるおそれがあるという。

また、エナジードリンクの過剰な摂取が2型糖尿病の発症リスクを高めるということも書いてあります。それを紹介するのが下の図です。

これくらいの血糖値の上昇は、白米よりずいぶんマシですよ。ちなみに牛丼一杯食べると、血糖値は一気に150くらいまで上がり、約4時間もの間、平行線で数値が下がらないという計測データもあります。

血糖値の話もよく言われますが、まったく上げてはならないような報道をよく目にするのですが、そんなのは不可能です。また、血糖値を上げない食材ばかり選んでいると、インスリンの働きが逆に悪くなってしまうこともあるそうです。適度に血糖値を上げ、適度にインスリンの分泌を促してあげることも必要なのです。

すべてにおいて「適度に」「適切に」という言葉が出てきますが、なかなか難しいものです。何が適度なのかも分かりませんが、考えすぎると何も口にできなくなるし、考えずに食べていると病気になるし、難しい世の中です。結局のところ「自己責任で」となるのがオチです。最後まで読んでいただきありがとうございました。


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