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筋肉痛と筋肉疲労の違い、わかりますか?

CMによく出てくる「肉体疲労」というのはなんとなくわかるだろう。体全身がだる重い感じになることだ。一方、筋肉疲労とは、もっと部分的なことになる。

例えば、マラソンをしている人は日常的に筋肉を酷使している。初めた頃は筋肉痛になったかもしれないが、2年、3年と続けていれば筋肉痛になることはなくなる。強度な練習メニューを入れたときには筋肉痛になるかもしれないが、日常的になることはとても少ない。

しかし、筋肉を長年に渡って使い続けていることで、特定の筋肉に疲労がどんどん溜まっていく。そのことに本人はあまり気づかない。それが落とし穴となって、ある日突然、なんらかの痛みが出たり、動きにくくなったりする。これをスポーツの世界では「故障」と呼ぶ。

いまマラソンを例に書いたけど、運動していない人にだって同じことが起こり得る。

多くの年配者が言う言葉に「何もしてないのに痛みが出た」というのがある。「昨日までなんともなかったのに、今日突然痛みが出た」とも言う。

これが筋肉疲労を溜め続けた末路だ。本人はまったく気づかない。そんな概念すら持たない人が多い。これは加齢だけとは限らないのだ。

中年期に入るとぎっくり腰を患う人が多い。これもまた同じだ。ぎっくり腰は突然なると言うが、ぜんぜん突然なんかではなく、腰に疲労を溜め過ぎたことにより、ずっと耐えていた腰がある日「これ以上無理!」と言って、筋肉が悲鳴を上げた状態なのだ。

寝ている間に体は変化する

朝起きた時、体の変化を感じたことはあるだろう。疲れが取れたなら気持ちが良い。逆に寝たのにさらに重くなったこともあるはずだ。どちらの場合も寝ている間に細胞が活性化して起こったことなのだ。

寝ている間に細胞が体の修復をしようと頑張ったけど、時間が足りなくて中途半端な状態で朝を迎えてしまった場合、修復工事が途中だったということで、痛みが出たり異変を感じる。あくまでも一例だけど。

健康を保つには睡眠が大事だということは誰でも知っている。しかし中年期では仕事や子育てに追われて、なかなか十分な睡眠を取ることができない。とくに日本人は少ないらしい。

睡眠の質を向上させるために、マットレスに何十万円とか、枕をオリジナルで作るとか、いろんな手を尽くしているだろう。その話はまた別な機会にするとして、今日のところは、とにかく筋肉疲労があるということを知っておいてほしい。

疲労回復ストレッチで健康に!

筋肉疲労を取るために私がお勧めしているのがストレッチだ。寝る前にストレッチをすることで、睡眠中における体の修復を行いやすい体に準備する効果があると私は信じている。私自身が日々実践、実感しているから、私が証明なのだ。

ストレッチとは何かという話を以前書いた(→ストレッチは準備体操ではなく、整体である)。具体的なやり方をこれから順次書いていくつもりだ。私がお勧めしているのは、体を修復し、筋肉疲労を取り、肉体疲労も改善する。それが疲労回復ストレッチだ。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。