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”脳”をコントロールして”生産性”を爆上げする! ②ノルアドレナリン

脳をコントロールして生産性を爆上げする!シリーズ、今回ご紹介するのは、”ノル”アドレナリンです。この物質を知り活用することで生産性を爆上げしましょう!

▼ノルアドレナリンとは

ノルアドレナリンとは、適度な緊張状態、そして不快や恐怖を感じた際に分泌されます。怖い先生の授業の時。夏休みの宿題を最終日まで残していた時等に分泌されている物質です。

▼ノルアドレナリンが分泌されると

そんなノルアドレナリンが分泌されると、心拍数が上がり身体に血液が行き渡ることによって、覚醒・集中・判断力の向上・やる気UP・痛みの軽減等の効果があります。「闘争」と「逃走」を司る、とも言われています。怖い先生の授業の時に眠くならなかったり、夏休み最終日に課題を全て終わらせられたのはこの物質のお陰だったということです。

▼ノルアドレナリンのコントロール術

適度なストレス、緊張下にあることで分泌されるノルアドレナリン。下記のような方法で自主的に分泌させることで生産性を上げましょう!

①物事に取り組む際に、自身で制限時間を設ける。
何時までに終わらなきゃ =適度な緊張。
②課題を達成することを事前に公表しておく。
事前に人に公表しておくことで適度な緊張が高まる。
③ノルアドレナリンの原料となるフェニルアラニンを食事で摂る。
肉、魚、大豆、卵、乳製品、ナッツ等に含まれます。それに加えてその生成に必要であるビタミンC(緑黄色野菜)を摂ること。


▼ノルアドレナリンの注意点

集中力や判断力、やる気がUPするからと言って、常にノルアドレナリンが分泌する状態(恐怖や緊張状態にあること)が果たして心身に良いでしょうか?その答えは、勿論NOです。ノルアドレナリンの長期的な分泌は心身に悪く、そしてさらに、長期的な分泌で垂れ流されたノルアドレナリンが脳内で枯渇すると、うつ病の大きな要因の一つとなります。
したがって、仕事や勉強等のON・OFFをはっきりすることで、適度な分泌量にコントロールしましょう。

▼まとめ

ノルアドレナリンは、様々なピンチの場面で私たちを覚醒させ、助けてくれていたということがわかりました。ただそれは"諸刃の剣"であり、長期的な分泌は心身にとても負担になってしまいます。その他神経伝達物質も含め、適切にコントロールをし、日々をコントロールする引き出しとして活用していきたいものです。

次回の神経伝達物質は、アドレナリンです。日々の生活の中でも良く耳にするその神経伝達物質について、学び、毎日に活用できるような情報を皆様にお伝えいたします!

▷▷"脳"をコントロールして生産性を爆上げする!③アドレナリン

▼参考、おすすめ文献

・脳を最適化すれば能力は2倍になる。樺沢 紫苑


・中枢ノルアドレナリン系の精神医学的意義。山本 健一, 榛葉 俊一

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