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日記

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日記まとめ
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2022年11月の記事一覧

日記・にんにくとらっきょう

にんにくとらっきょうは同じものからできていると思っていた。

にんにくをお酢に漬けるとらっきょうになるんだと子どもの頃、思っていた。なんとなく形からそう思っていたんだと思う。

ちらっと見たが、にんにくにはアリシンという成分が入っていて、多量に食べるとお腹の調子が悪くなるらしい。にんにくマシマシのラーメンは果たして大丈夫なんだろうか。

ついこの間、焼肉を食べた時にタレの中にすりおろしたにんにくを

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日記・同じことを繰り返し書く

一度書いてしまったことをもう一度書けないのかといえばそんなことはないよなぁと思う。

星野道夫や向田邦子のエッセイを読んでいて、全く一緒ではないが書き方を変えて同じことを書いているものをふと見つける。

この2人がそうなのだから、同じ物事を二度書くことが禁じ手というわけではないようだと安心する。

しかし逆に、そのくらいの書き手にならなければ使うべきではない禁じ手なのかもしれない。そんなふうに思っ

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日記・スキーとインフルエンザ

「大人は旅行支援で旅行に行けるのに、子どもはなぜ修学旅行に行けないんだろう」

こんな言葉をTwitterで見た気がする。そういえばTwitterってなくなっちゃうんでしたっけ。

ともかく。切実な言葉だなぁと思う。まともに遠足も行けないまま中学や高校を卒業する子どももいるんだろう。

ふと、自分の遠足のことを思い出した。遠足というか、スキー宿泊学習とか言って、2泊3日くらいかけて泊まり込みでスキ

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日記・焼肉のあとのガム

今日は焼肉を食べた。

最近、無性に焼肉が食べたくて、でも冬はニットを着てしまうから焼肉を気楽には食べられなくて、焼肉を食べるための服を着なくちゃいけない。

焼肉って、食べ始めてひと口目「あれ、こんな感じだったっけ」と思う。なんだかもっとおいしかったような気がする。

想像の中のおいしさと、実際のおいしさがなんだか噛み合わない。さらにあと25%増しくらいでおいしかった気がする。

ああでも、そう

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日記・今日はおやすみ

うわー今日は日記書けません毎日書きたいんです最近。

日記・ビールを間違えた

はっきりとビールだと思って飲んでいたビールがノンアルコールビールだった。

アルコールが苦手で、ゆっくり飲んでいたのに、注いだ缶をよく見るとノンアルコールと書いてある。アルコールは少しも入っていない。

飲んでいるときに気づかなかった。しいていえば、アルコールが体に入っていくのに少しも気持ち悪くならなかった。今日は体調が良い日なのかもしれないと思ったが、違った。

自分の味覚はこういうものなんだな

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日記・人が集まらない海

誰もいない海が好きだ。

近くの海は、夏を過ぎれば人があまり集まらない。それは寒さが厳しくなるほど顕著になる。真冬の海は、夜、特に冷える。

その海に人を集めようという動きがあるらしく、複雑な気持ちでいる。僕も毎日のように海に行くわけじゃない。たまに時間があって、誰もいない海を見に行きたくて海に行く。

人が少ないことが魅力の場所もあるような気がする。インスタグラムの表と裏みたいな画像を見たことが

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日記・残された柱

壊してもいい家の壁を壊してきた。

説明が簡単になってしまったけれど、間取りを変えるのに壁を取り払う必要がある部屋の壁を壊した。

家は構造的に取り払えない柱がある。襖を取り、板を取り、広くなってなお残る柱がある。

民家をリノベーションした建物でたまに見る。よく見るとそれは押し入れの名残で、柱は残さなければいけないために残っている。

なんだか僕はその柱が愛おしい。広くなった空間にぽつりぽつりと

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日記・人慣れした川魚

先日、盛岡に行ったとき、川がとても綺麗だったことを思い出した。

街中に流れている川に鮭が遡上してくるらしく、鯉のぼりならぬ「鮭のぼり」という鮭の形をした鯉のぼりのような布でできた鮭が川沿いにたなびいていた。

あまりに川が綺麗で、川に沿って歩いていると川魚が木の影に群れになって集まっているのを見た。手を伸ばせば届きそうな距離にいる魚は人慣れしているのか僕が近づいても逃げない。

ふと、テーマパー

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日記・眠りから引き揚げられる

月曜日は往々にしてそうなりがちだが、なぜか忙しい。

ただ考えてみれば、週末は会社が休みでも人間は年中無休で生きているから、流れるものは流れ、決まるものは決まり、休日に堰き止められていた案件が動き出すのが月曜日なんだと思う。

そういう日の午前中に限って眠い。暖房は暖かく、途切れ途切れになる集中のクレバスは落ちてしまうと鋭く深い。書類を作る手がまったく違う文字列を打っている。

遭難しかけてようや

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日記・書いた場所を忘れる

今日こそ日記をつけなくてはいけない日で、書きたいこと、書き残しておかなければいけないこと、嬉しかったこと、とにかく全部書き残しておきたくなってしまう。

でもなんだか、僕は全部言葉にしたくなってしまって、言葉になる前の感覚を噛み締めていないような気もする。言葉にしなくちゃ消えていっちゃう、頭から流れてゆく記憶の砂をかき集めるように言葉にしようとする。

なんだかそれはちょっとさみしい。でも記憶は時

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日記・銀杏に山茶花

今日、銀杏の紅葉が見頃と思って近くの銀杏並木を見に行くと思ったよりたくさんの人が集まっていた。

子ども連れの家族も多く、着物を着て写真撮影をする若い女性、離れたベンチでなにやら仲睦まじいカップル、親子三世代でまだ歩くのもままならない子どもを抱く人など、老若男女とはこのことかというくらいさまざまな年代の人々が居た。

紅葉は年齢性別関係なく綺麗にみえるものなのだと思って銀杏並木を往復した。それで僕

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日記・コンビニのおしぼり

朝、コンビニでお昼ご飯を買ってから仕事に行く。

レジは2つ、いつも若い男の人と若い女の人がそれぞれ立っていて、列は1本、並ぶ人は空いたレジへ順番に入っていく。

若い女の人はいつもおしぼりをつけてくれる。おしぼりは使う派なので入っていると助かる。

若い男の人はおしぼりをつけてくれたり、つけてくれなかったり。僕も寝ぼけているのでお昼ごはんにコンビニの袋を開けてから気づく。

おしぼり入れてくださ

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日記・お風呂に浸かる

最近シャワーで済ませてばかりいたお風呂の湯船にお湯を張ってじっくり浸かってみると気持ちが落ち着いてくる。

お風呂の中にはなにも持ち込まない。なにか考えそうになったらやめる。ぼんやりして、お湯の温度が心地良いかどうかだけ感じている。

そうすると次第に体が温まってきて、そろそろ出ようかという気になってくる。ただなんとなく久しぶりに張ったお湯がもったいない気がしてもう少しお湯に浸かる。

こういう時

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