日記・コンビニのおしぼり

朝、コンビニでお昼ご飯を買ってから仕事に行く。

レジは2つ、いつも若い男の人と若い女の人がそれぞれ立っていて、列は1本、並ぶ人は空いたレジへ順番に入っていく。

若い女の人はいつもおしぼりをつけてくれる。おしぼりは使う派なので入っていると助かる。

若い男の人はおしぼりをつけてくれたり、つけてくれなかったり。僕も寝ぼけているのでお昼ごはんにコンビニの袋を開けてから気づく。

おしぼり入れてくださいと言えば良かったな、と思うこともある。でもまぁいいかと思って、おしぼりがないだけであとはいつも通りお昼ごはんを食べる。

こういうなんでもない所作も、仕事の中ではわりと重要視されたりして、この人には言われなくてもこれをする、あの人にはあれを、その人にはそれを。

そのように決まっていることがあるが、それはそのルールを知っている人だけができることで、ルールを知らない人にはなにがなんだか分からない。

毎回それを指示すれば良いだけのことなのだが「そんなの指示しなくてもやってよ」というのが本音なんだろうと思う。僕も正直毎回おしぼりをつけてほしい。

「なにも言われなくてもおしぼりをつける」ことが果たして仕事に含まれているのかは分からない。おしぼりは無料で、ほしいと言われればつけるが、元々必ずおしぼりをつけるサービスを謳っているわけでもない。

そう思えば、指示されずにやっていることって実は業務外の仕事なんじゃないかとさえ思えてくる。

こちらは気を遣ってやっているつもりが、実はそこまで求められてはいない。おしぼりもついていたらお客さんは嬉しいとしても、本来指示されたらつければいいようなものなのだとしたら。

朝のコンビニの女の人はお客さんとしてはとてもありがたいけれど、男の人のほうが生きやすそうだなと思う。なんでもかんでも余計なサービスを求め過ぎているのかもしれない。


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