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日記

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日記まとめ
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2022年2月の記事一覧

日記・東京から暗号が届いた

 東京の本屋さんから本を取り寄せたところ、納品書になにかサインが書いており、本屋の名前と一緒に一言書いてあるように見える。

 癖字なのか、崩して書かれているのか、読めるような読めないような文字で、内容が気になって仕方がない。

 これはなんだ、なんなのだ。意味があるのかも知れないし、ないのかも知れない。

 かれこれ30分は眺めているが解読に至らない。暗号なのか。

 少し前にも取り寄せさせても

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日記・桜の花芽が膨らむ陽気に

 昨日の反省を活かして、今日は午前中のうちに動き出そうとまずは近くを散歩してすぐ帰ってこようと思っていたのに、散歩の勢いで電車に乗ってしまい、家に着く頃には午後4時を過ぎていた。

 散歩のつもりで家を出たから鞄は持たず、持ち物は財布と携帯電話くらいで出かけたから身軽で、春の日差しを浴びてどこへでも行けそうだった。

 行ったのはよく行くカフェで、いつもは車で行っているから電車で行くとまた違うとこ

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日記・作者を思って感想を伝えること

 こんなに暖かくなって、春みたいな日差しで、どこか遠くへ行きたいと思いついたのがもう午後2時過ぎで、どこへ行くにしても行くだけで終わってしまうのが分かってしまってやめた。

 作者の方に送った絵の感想のお返事を頂けて嬉しかった。お返事が来ないことの方が当たり前だと分かっていても、もしもお返事がいただけたらと期待してしまって、やっぱりお返事をもらえると嬉しい。

 こうやって感想を送るのはおこがまし

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日記・絵が作者の元を離れる時

 注文していた絵が届いた。

 スマホの画面で何度も見ていたのに、実物を目の前に見ると初めて見る絵のように思えた。

 最初は1枚だけを選んでいた。しかしそれと対になると思われる絵があって、これは2枚とも同じところになくてはいけないと思い、合わせて2枚が手元に届いた。

 作者の方からのお手紙が入っていて、やはりこの2枚が対になっていることと、その2枚が同じところにあることをとても喜んでもらえたよ

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日記・戦争の始まりにタイムラインが蠢く

 Twitterのタイムラインがあっという間に戦争の様相を呈した。

 なにかが起きた時のTwitterのタイムラインはまるで自然のようで、暗雲立ち込める空のように、動物が群れをなして逃げるように、荒れる海のように、不穏な空気が立ち込めている。

 遠くの戦争のように思えない。煙が見えないだけでどこかで街が燃えている。

 やがて火の手がこちらにまで回ってきそうだった。それくらいTwitterのタ

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日記・小説を書き進められて嬉しい

 平日の間の休日だったので家でゆっくりしようと思っているうちに小説を書き進めていた。

 昼食を食べたあとしばらく書き続けていた。気がついたら夜になってしまったので多分5、6時間書いていたんだと思う。

 まずは物語を最後まで書き切りたい。今回は書き切らないまま小説を載せ始めたので、書かないと終わりを載せられない。 

 こういう、言うならば連載みたいなやり方は初めてで、でも毎日少しずつ書きながら

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日記・「祈り」とは

 分かっているようなフリをしている言葉に「祈り」がある。

 「これは祈りだ」とか「祈りのようなもの」とか、そんな言い回しを見たり聞いたり試し撃ちに使ってみたこともあるけれど、いまいち体感的に分からない。

 文章のシメの言葉としてはパワーがあって、なんでもかんでも祈りということにして文章を締めたくなるが、祈る習慣がないからなのかよく分かっていない。

 不勉強を晒すことになっているが、逆にみんな

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日記・ゆるい文芸部の仕組みを知りたい

 文芸部を作りたいと思っている。

 特に具体的になにかやろうという訳ではないが、大人になってから文芸部みたいな枠組みがないような気がした。

 誰かになにかを教わるとかではなくて、小説とかエッセイとか詩とか短歌とか俳句とか、ざっくり文芸が好きな人がなんとなく集まるところがないなぁと思っている(僕が知らないだけでそういう場所があるのかも知れない)。

 本を読んだりなにかを書いたりするのは基本的に

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日記・ここをマルチバースの別世界としてやり直す

 スパイダーマン・ノーウェイホームを見た。公開からしばらく経っているのでほとんど誰もいないと思っていたら案外見ている人がいて少しそわそわした。

 アメイジングスパイダーマンを見ていないので内容が3分の1は分かるような分からないような感じがした(でもアメイジングのスパイダーマンがMJを助けられたシーンは理由を知っていたので涙した)。

 もしも別の世界でやり直せるとしたら、あんな風なやり直し方をし

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日記・『私だけの所有者』×『ミスター』感想 -初読の感覚を音楽が呼び起こす-

日記・『私だけの所有者』×『ミスター』感想 -初読の感覚を音楽が呼び起こす-

 島本理央さんの『私だけの所有者』を読み終えた後にYOASOBIの『ミスター』を聴いた。小説を読む前とは楽曲が全く違って聴こえた。

 もう、物語を知らなかった頃には戻れない。純粋に音楽のリズムに体を揺らしていた感覚は多分もう訪れない。

 歌詞やメロディーが指し示す意味をすべて知ってしまったから、最初に聴いていた『ミスター』とは全然違う『ミスター』になっていた。

 『私だけの所有者』はディスト

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日記・生きている論理が違う人は別々の物語の中で生きている

 生きている論理が自分とは違う人がこの世にはたくさんいる。

 なんといえばいいだろう、つまり同じ物語の中にいないのだ。

 僕はなんとなく人間はみな同じ物語の中にいると思っていた。時間軸が違かったりポジションが違うだけで、物語としては同じ方向に向かって動いているのだと言葉にしなくてもそのような前提を持っていた。

 しかしそうやって説明するにはそれぞれの物語が全く違っていることに気づく。地球、と

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日記・僕たちはどうやって本を読んでいるんだろう

 ふと「本を読む」ってどういうことだろうと思った。

 本を読み慣れているからページを開いて文章に目をやれば読めるけれど、初めて本を読む人にとってはきっと難しい。何事も初めてすることはそんなに簡単にはいかないはずだ。

 本を読む時、つまり「読む」作業を分解するとどんな仕組みになっているんだろう。

 まずは本を開かないといけない。本もスマホなどの道具と同じように扱う人の熟練度によって操作の難易度

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日記・YOASOBI『ミスター』感想(メロディーだけ)

 YOASOBIの『ミスター』を聴いてるんですが、またすげえ難しい曲をAyaseさん作ったな……と思っています。

 ネオシティポップのような曲調にYOASOBIの節回しが合わさって、いままでのYOASOBIの楽曲とはまた違った色合いの曲です。

 『ミスター』は島本理生さんの『私だけの所有者』を原作に作られた曲で、この曲こそ原作とセットで聴きたいのですが、まずは曲を聴くだけにして『ミスター』をな

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日記・『はじめての』が続々と書店に届く

 『はじめての』が続々と書店に届いている。

 

 明日、発売日を迎える『はじめての』。アドトラックが走っていた昨年12月の武道館ライブの頃が懐かしい。

 このプロジェクトが発表された時「ついに!」と思った。いつかこんな日が必ずやってくると思っていた。

 普段から本を読んでいてYOASOBIの音楽を聴かない人たちは「これは?」と思っているかも知れない。

 あるいは、YOASOBIのファンで

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