日記・東京から暗号が届いた

 東京の本屋さんから本を取り寄せたところ、納品書になにかサインが書いており、本屋の名前と一緒に一言書いてあるように見える。

 癖字なのか、崩して書かれているのか、読めるような読めないような文字で、内容が気になって仕方がない。

 これはなんだ、なんなのだ。意味があるのかも知れないし、ないのかも知れない。

 かれこれ30分は眺めているが解読に至らない。暗号なのか。

 少し前にも取り寄せさせてもらったので僕のことを覚えてもらえているのかも知れない。

 いまだに東京への往来は難しいままで、そう思うと東京にあったものが気軽にこちらへ届くのは当たり前のようで少し不思議な感じがする。

 物流が止まっているわけではないからそりゃ届くには届くのだけれど、その本があった本屋に自分はいけないままでいる。

 いつかこの暗号を確かめる為にその本屋を訪れたい。これってどんな意味なんでしょう。書いた本人が忘れないうちに行きたい。


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