りょうこ

南阿蘇で田舎暮らしをしているトマト農家です。 新規就農者です。 白ヤギや白うさぎの、…

りょうこ

南阿蘇で田舎暮らしをしているトマト農家です。 新規就農者です。 白ヤギや白うさぎの、 白いチーム、ウメちゃんズのこと。 実践しているマインドフルネス のこと。 自分ではこれが一番の仕事だと 思っている癒しのこと。 などを書きます。

最近の記事

台風前に

種から育てたジニア 「お花も咲いてる変な畑を作りたい」 と作ったハーブの畑 牧草取りに行く前後 この畑の横を通ったら スマホカメラのアプリが開きました (というのが、ラジオを流してたのが止まったので、あれ?)と。 しかも往復の二回ともカメラが開く不思議さ。 写真をアップしておきます 台風どうなるかな。 おそらくこの花たちはかなり傷むでしょう。 今からトマトのハウスの補強作業です。 昨日はこの牧草ばたけで イノシシを見ました 耳を大きく立てて 一生懸命こちらを

    • 破壊と

      数日前に暴風で コーヒーノキが ボキッと折れたり倒れたり 痛々しくてあんまり写真は撮ってないのですが 昼ごはんは後回し 雨の中作業しました。 冬の間保温してなんとか いろんなことを乗り越えて 育ってきた木、花をつけたままたくさんの枝が折れました。 翌日、予報と違って 数時間雨が降らず! トマトの芽かきが遅れてるハウス があって、収穫作業後 配達までの少しの時間も 芽かき。 (雨の時は病気が入りがちなので できるだけ芽かきは避けます) 今日はすごい雨だったのですが

      • スマホ断ち

        Teachersさん(マインドフルネス・ビレッジやカレッジを運営されています)の企画で  読書会がある、と気付い…たのが、 申し込み期限をすっかり過ぎてから。 一瞬落ち込みましたが、 気を取り直して 一人でやってみることにしました。 このごろ、短期記憶など もともと弱かった能力が さらに弱くなったような気がするし、 集中できなくて、 あっという間に1日が終わってしまう…! 年齢のせいもあるかもしれないけど、 スマホに気を取られることがおおいに あります。 SNSは好

        • ひと休み、の豊かさ

          怒涛感のあった4月、5月。 なぜかというと、私の仕事は お天気次第、 植物の育ち具合。 そういう、 定まらないものによって、 日程が決まります。 学童保育も行っていたので 色々考えて 隙間、隙間に、 自分のやりたい畑の仕事などを やって、 これまたコントロールできない自然でもある ヤギたちの世話をして。 なんだか常に切羽詰まっている感じでした。 6月半ばに友人たちと会ったのですが その集まりの日程を決める時も 「行けないかもしれないから、私はもしその日に行けたら、

          蜂に刺されて「やぎさん号」を得る

          少し遡るのですが ハーブ畑のことで煩悶していたころ。 5月なかば、 草もかなり伸びておりました。 草刈機が苦手な私。 (音と、コントロールしきれない感じが怖い!) 農家で田舎暮らしだと、 じつのところそんなこと言ってられないのですが、 できるだけ使いたくない… 今夫が使ってるのを借りるとなると、 忙しい夫の手を煩わしちゃうし、 重くて上手く使える自信もない。 立ったまま刈れる、 長いカマを買ってみたりもしたのですが、 どう考えても作業量が多過ぎて、 追いつかない…

          蜂に刺されて「やぎさん号」を得る

          愛おしい場所

          前回書いた 煩悶しつつ作業していた ハーブの畑、 愛おしい場所になってきました。 相変わらず草もいっぱい生えてるし、 予定の場所に畝も立っていませんし 春までに移植するはずだった ミント類はまだ移植できておりません。 (トマトの定植などもあり、がんばっておりました。) 他の畑で イタリアンライグラスが、 もう終わり。 冬から春にかけて、やぎの みんなを養ってきました。 すき込むには大きくなりすぎてて、 トラクタに絡んでしまうため 一旦刈ります。 そこで、その畑から

          愛おしい場所

          その3 ダメだ…から、できることをやり、身をゆだねる へ。

          それで、私は自分を責めるのを 突然やめて、 起き上がった。 それから具体的に考えてみた。 何が問題なのか。 そして今できること、を書き出した。 夜が明けて、 実際に畑で観察してみると、 悲嘆するほど酷い状態でもないように思えてきた。 もともと、腐植はすごく多いわけではないけど、物理性も悪くはないと感じていた。 少し掘ってみると畝にはしっかり団粒もある。 草は青々と茂っている。 もしかしたら、畑そのものではなくて肥料成分を全くない配合にした 種まき培土のほうの問題かもしれ

          その3 ダメだ…から、できることをやり、身をゆだねる へ。

          その2 私はだめだと思いながら起きる 

          そもそも、なぜハーブの畑を作りたいと思ったか。 それは、 遊び心や、 自然と共にある喜びを 取り戻したいという思いがあった。 トマトなど施設園芸の農業は なかなか厳しい世界で、 フワーちょうちょキレーイ と、なかなか言っていられない。 いろんな自分の感情や気まぐれを グッと抑えてハードで単調な作業を こなしてゆく。 それを越えて、やっと、生計が立てられる。 夫(園主)のコツコツ、体力、 面倒なことも厭わず実行できる能力はすごくて、 絶対にかなわない。 でも、わたしの個

          その2 私はだめだと思いながら起きる 

          「わたしはだめだダメだ」と思いながら起きる その1

          ここ数週間、心理的に あんまり健康でなかった。 強い焦りの中にいた。 いくつか理由があって、 その一つは、 ハーブ畑の作業が 進んでいなかったから。 冬の想定では、冬の間に土づくりを終えて春になったら花がたくさん咲き乱れているイメージだった。 現実としては、今の畑は、スギナ が わっさわっさ生えている。 畝もまだ立てられていないエリアも多い。 なんでそうなったかというと、 これまた、たくさんの理由があって、 畝を立てている時から 「嫌な予感しかしない」と言いながら畝を

          「わたしはだめだダメだ」と思いながら起きる その1

          熱、記憶の断片

          それはとても暑く息苦しい船底 粗末な汚れたローブ 導かれそこへ来たと思った 暑い国をゆく船 苦難を喜びと変えよ! (しかし暑くて苦しい そう 私はこのままここで死ぬのだろう この嫌な匂いのする 息苦しい場所で 何もかも 腐るように死ぬのだろう) ・ わたしは恋焦がれていた ふるさとの 小さな可憐な花たちが咲く きらめく光に満ちた ひんやりとした春 小鳥たちがさえずり 虫たちも忙しそうに飛び回っている ときおり山から吹き下ろす 冷たい空気が 春の陽に温められたけだ

          熱、記憶の断片

          stop

          この冬〜春は、通常は農閑期なのに 農作業も多くて、 気分的に あわただしくて 全然座れていませんでした。 (座る、というのは 「止まって」瞑想する、 ということです。) マインドフルネス瞑想の実践者ですが、 ほんとうにマインドフルネスと 遠い人間だからこそ、 続けているのかもしれません。 (このごろ、マインドフルネスやってますっていうと、「それなあに?」 というお返事も聞くので 日本マインドフルネス学会の定義を引用しますね) 今、この瞬間の体験に意識を向けるには、 s

          サンクチュアリ

          今日は、 畑あそびの日にしていましたが ご参加がなかったので、 ひとり、しずかに 少し園路を掘っていました。 阿蘇の黒い土に剣先スコップを ザクっと刺して ぽこんと起こすと、 ある程度の塊がスコップに載ります。 それを畝としてあまり固まりを崩さないように上げてゆきます。 風が強くて、くぬぎの葉っぱが舞い、 カラスや、他の鳥が鳴いていました。 休日なので、向こうの 大きな道を走るバイクの音が時折 聞こえてきました。 空気は冷たいのですが、 春の空気を含んでいるような。

          サンクチュアリ

          あそびてん(あそぶ のつづき)

          あそぶ に、 後日談があると書いたまま つづいておりませんでした。 さて、わたしは昨年三月から村の 放課後児童クラブ、学童保育の 指導員に行っています。 (指導員といっても私は補助的で、 子どもたちの安全確保しながら、 一緒に遊ぶということがメインです) 私は他の仕事やヤギの世話もあるので、週数回です。 こちらの学童保育では、考え方も、かなり「体験」を重視されていて、 楽しい仕組みを先生方が たくさん準備しています。 (私は臨時的なメンバーなので、 そのあたりは常勤の先

          あそびてん(あそぶ のつづき)

          あそぶ

          2024年のテーマ、 わたしはこう書きました。 「わたしのために遊ぶ」 お正月に書いた この見開きページには、 シールをペタペタ貼って、 絵を描いています。 「今年の目標、これ」 と夫に見せたら、 「中学生かよ!」と ツッコまれました。 でも,中学生の頃はこんなふうに シールをいっぱい使えなかった! 大人になったものです。笑 次のページに、 文章でこう書きました。 わたしのために、 というのは、 純粋なわたし、は 他者でもある、のです。 さて、 では、 あ

          書きかけ、たまる

          noteに、ちょっと書きかけては、 書き上げられない下書きが たくさん溜まっている。 これは、あるいみ、 こころにたまっているもの。 こういうときは、 てぬぐいヤギ 小十郎 えっ? 「僕だよね?!」 溜まっているものも大切。 それを書いてみて客観視するのも大切。 だけどあえて 全く違うものを見つめるのも 大切な気がしてる。 冬の野原は、意外と 色鮮やか。 じっと見ていると、 葛藤は消えなくても、 幻からは少し離れられる気がする。 さてさて、夢の国に、 帰

          書きかけ、たまる

          ないて、ないて。 なかないで。

          泣きたいなら、泣いて。 花咲く笑顔の美しさに、泣いて。 小さな神様に、泣いて。 小さな生き物のふしぎに、泣いて。 あなたが泣きたいのなら。 世界の不条理に、泣いて。 聞く耳を持たない 巨大な壁に、  泣いて。 自分を揺るがす、 怒りに 震えたら、 泣いて。 何か説明ができない、 悔しさが訪れたら、 泣いて。 木漏れ日に、なぜか、泣きたいなら。 泣いて。 龍の涙と、 いっしょに。 泣いて、ください。 同じ場面で、 笑いたかったら、 たっぷりと。 ・

          ないて、ないて。 なかないで。