この街には「大正時代」が取り残されている【北海道小樽市】
北海道の小樽市にやってきました。予備知識ゼロで訪れた小樽の街です。
夕方からブラブラと3時間ほど散歩してみたんですが、どこか「大正時代」が取り残されている街だなあと感じています。
昭和レトロじゃなく、大正ロマン。何の要因がそう感じさせるのかは分かりませんが、確かに大正の匂いが漂っていました。
夜の街を散歩しているとき、小樽の昔の写真を掲示しているスペースを見つけました。ゆっくりと時間をかけて隅々まで眺めてみたんですが、その中に答えらしきものを見つけました。
明治初頭に開拓されてきた小樽の街。この街が大きく発展した要因に会ったのは「日露戦争」です。日露戦争に勝ったあと(明治終盤頃)に、ロシアとの交易拠点となった街のひとつこそが小樽だったというわけ。
日本で大正デモクラシーが巻き起こり、西洋文化が一挙に日本へ押し寄せていた時期。そんな時代に、敗戦国との主要交通(船舶)の拠点だったとあれば、その栄華のほどは想像に難くないかなと。
GoToキャンペーンに伴う地域共通クーポンを利用して乗船した『小樽運河クルーズ』で聞いた話によると、明治時代から国際貿易拠点だった小樽は大正時代には「北のウォール街」と呼ばれており、多いときで40個ほどの銀行が小樽の街に支店本店を構えていたと言います。(人口規模は20万人程度)
きっと、小樽の街を構成する歴史的な建物の数々は、その栄華を極めた大正時代に建てられたものが多いのでしょう。だから、この街には大正の匂いが閉じ込められている。
なんだかわからないですが、鳥取の空気にも熱海の空気にも似ていて、すごく、すごく居心地が良い。まだ8時間ほどの滞在ですが、この街がとても好きになっています。
そんな小樽で宿泊するのは、昭和6年に建築された小樽市指定の歴史的建造物をリノベした『UNWIND HOTEL & BAR 小樽』。北海道初の外国人専用ホテルとしてスタートした建物で、重厚感溢れる雰囲気がビシビシ伝わってきます。
こんな素敵な場所に定額の範囲内で泊まらせてもらえる『HafH』の素晴らしさに感謝して、2泊3日の小樽滞在を満喫したいと思います。
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というわけで、今日の記事は以上です。
明日も雨が降らない天気だといいなぁ。
では、またあした〜!
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