Ryo@フランス

シェフ見習い。大学卒業後、イギリスロンドンに2年滞在し現在はフランスの北の街リールのレ…

Ryo@フランス

シェフ見習い。大学卒業後、イギリスロンドンに2年滞在し現在はフランスの北の街リールのレストランでフレンチを学んでいます。こちらでの仕事や普段の生活、語学について話したいと思ってます。

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    主にフランス生活で気づいたことについて書いていきたいと思います。

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    フランス語に関する記事についてまとめています

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フランス人30人集まったホームパーティーで一番ウケた日本食とは

フランスでは、家族の絆や繋がりが強くて、何かと理由をつけてホームパーティーを開きます。僕がフランスに着いて数日経った頃、彼女と彼女の家族の計らいで  "Ryo, Bienvenue en France!!" 「フランスへようこそパーティー」なるものを計画してくれました。最初は、このような家族と顔を合わせる機会を作ってくれて嬉しかったし、そのパーティーの日をとても楽しみにしていました。しかし、彼女の母からパーティーの数日前にびっくりすることを聞きます。 彼女の母 「Ryoせっ

    • 僕のこれまでのフランス語学習2年間の軌跡。

      フランス語学習を始めてちょうど2年が経とうとしています。語学学校には行かず独学でここまで学習を続けてきました。 現在のフランス語のレベル 現在の僕のフランス語は、ネイティブと日常会話ができ、フランス人と一緒に仕事をしていても基本的に問題ないレベルです。 ですが、所々発音に難があったり、形容詞の性数一致や動詞の変化(特に条件法と仮定法)を間違えたり、と基本的な文法のミスはまだまだ沢山します。 多少のミスはあっても、自分の言いたいことは理解してもらえるし、そのミスを自覚で

      • 旅の風景は数年後に蘇る。緑の国、アイルランド

        2017年の8月、アイルランドにひとり旅に出ました。 目的は本物のギネスビールを飲む、アイリッシュパブでケルト音楽の生演奏を聴く、それだけだった。 アイリッシュパブが昔からとても好きで、日本にいる時もロンドンにいる時もよく通っていた。 あの空間に集まる人、お酒、音楽、全てがアイリッシュパブに欠かせない要素だと思う。 一度は本物の雰囲気を味わってみたい、とずっとアイルランドに行きたいと思っていた。 1、ダブリン当時はロンドンに住んでいて、アイルランドに簡単に行ける環境

        • 文法書もいらないし、学校に行く必要もなし!最短でお金をかけずにフランス語を喋れるようになるまで。

          基礎的な文法書、単語帳を一周したのはいいけど、その後どのように学習を進めていったらいいのかわからない。フランス語を聞いてもわからないことが多すぎて、挫折してしまいそう。なかなか自分のレベルにあったコンテンツが見つからない。 このような問題に直面しているフランス語学習者はたくさんいると思います。僕も実際そうでした。 やる気満々でフランス語学習を始め、うまくスタートダッシュに成功しフルタイムで働きながら効率的に仏検3級を取得したのはいいのだげど、その後の学習方法にいつも悩んで

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          それでも、やっぱり本物を学びたい

          フランスで働き始めた時は、いつも新しいことばかりで常にワクワクしていた。知らなかったことばかりだし、全て学んで自分のものにしてやるぞ、と気持ちが高まっていた。 扱われている食材や、器具が今まで使ってきたものとは大きく違っていて、最初は大変苦労しました。 勉強すればするほどフランス料理に惹かれていき、もっと奥の方を知りたい、と思っていた。 働き始めて数ヶ月経つと、フランス語もだんだん理解できるようになり、自分の仕事にも余裕が出てきて、周りの様子も見えてくるようになってきま

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          渡仏一年目を振り返る(ゼロからのスタートでどこまで辿り着けたか)

          先日、1年間働いたレストランを退職しました。 フレンチの知識もないし、フランス語も全く喋れない。文字通りゼロからのスタートでした。でもここまでどうにかなったし、数ヶ月後には部門シェフまで上り詰めました。  本当にたくさんの苦労がありました。 まず、言語の問題。 フランス語を理解できないので、シェフが何言っているのかわからない。渡仏2週目にはすでに仕事を初めていたので、勉強する時間もあまりありませんでした。もちろん語学学校になんて行かなかった。 初めての出勤日の帰り道

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          ミスを認めないフランス人(キッチンVSホール) レストランでの一日

          ※先に言っておくとフランス人全員がこういう人だというわけではありません。 フランス人の同僚の言い訳に僕はうんざりしてしまいました。 僕の職場での話です。 僕はフランスのレストランのキッチンでChef de partieというポジションで働いています。主に肉類、魚介を担当していて、日替わりメニューも担当しています。 普段は焼き場(Poste chaud)で働いています。サービス中は仕上がった料理をテーブルに運んでもらうためににウェイター、ウェイトレスとコミュニケーション

          ミスを認めないフランス人(キッチンVSホール) レストランでの一日

          ドラッグディーラーとの終わりなき戦い(フランス、引っ越し編)

          やっと引っ越しが終わった、という安心感もつかの間、引っ越し先のアパルトマンにドラッグディーラーが出入りしていることが発覚。本当に迷惑な、でもフランスでは割とあるある?な話です。 個人的なニュースになりますが、先月無事に彼女と籍を入れることができました。コロナウイルスの影響で日本から取り寄せる書類に予想外に時間がかかったり、こちらの市役所でアポイントを取るのが延期になったり、と多くの問題がありましたがどうにかなりました。 そして籍を入れる手続きを進める中、新たな引っ越し先も

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          危うく詐欺にあいそうになった話

          良心につけこむ詐欺って本当に最低です。 日本では新型コロナウイルスに便乗した詐欺が増加しているというニュースを見ましたが、ここフランスでも同じです。 今は何を信じていいのかわからないです。 僕は外出禁止が解かれたのと同時に、家探しを開始していました。 フランスでは誰もが使っているle bon coinというwebsiteがあり、僕もそのサイトを使っていました。 何軒かきになる物件があって連絡を送っていたのですが、返事がなかったり、先約があったりとなかなかうまく進みま

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          フランスのレストランで働く僕がこれまで提案した日替わりおすすめメニューたち(Plat du jour)

          早く仕事に戻れますようにという願いも込めて、僕がこちらフランスで作ったメニューをひたすらのっけていきたいと思います。僕はChef de partiというポジションで働いていて、毎週金曜日は僕が魚介料理を担当して日替わりメニューを考えていました。 (上の写真は実際に僕が働いているレストランです) 1, Thon rouge mi cuit au sésames sauce ponzu, riz basmati et fenouil rôti 少し和風のテイストを入れてみま

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          フランス、La bise (ビズ)の話。 今こそお辞儀の時代だ

          La biseとは左右の頬と頬を合わせて、唇でチュッと音を鳴らすフランス式の挨拶のことです。フランスにきてそろそろ1年が経とうとしていますが、この習慣にはまだまだ慣れません。La bise するのか、しないのか、みたいな少し気まずい瞬間がよくあります。 どのタイミングでビズをするべきか、どのぐらい仲良くなったら、そして男性にもするべきなのか、わからないことだらけです。 基本的には家族親戚、そして仲の良い友達と会った時、別れ際にLa biseをするのが基本です。しかしフラン

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          言語学習に隠されたメリットとは Hidden Benefits of Language Learning

          みなさん、現在外国語を勉強していますか?  学生時代に英語もしくは第三言語としてドイツ語、フランス語、中国語を勉強していたが、就職と同時にやめてしまった、、という人は多いと思います。外資系の会社で働いている、もしくは海外に住んでいる、という人でなければ日頃から外国語を使う機会はあまりないと思います。 しかし言語を学習することは、その言語を喋れるようになるということに加えて沢山の魅力的なメリットがあります。 言語学習は物事を見る目を養うもしお子さんがいる方は、この質問をし

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          シェフにやけどをさせてしまった話

          誰でも仕事をしていく中で「やってしまったな」というミスが一度はあると思います。何年経っても忘れられない、未だに頭を抱えてしまうようなミス。。。 僕にもあります。僕がレストランで料理人になると決めた駆け出しの頃、一つ大きなミスをしてしまいました。僕は数年前、ロンドンにあるレストランで働いていました。ガストロパブという、新しいガストロノミー(美食の文化)と従来のパブを融合させたスタイルを取り入れていて、毎日お客さんが絶えないとても忙しいレストランでした。僕にとっては、異国の地で

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          「フランス人は10着しか服を持たない」は本当か。91歳になるおばあちゃんの生き方を通した考察

          最近になってようやく遅ればせながらベストセラーである、ジェニファー・L・スコット著の「フランス人は10着しか服を持たない」を読みました。フランスに住み始めてからずっと読みたいと思っていた本の一つです。 本書ではアメリカのカリフォルニア出身の著者が交換留学でパリに行き、出自を貴族にもつ家庭での半年間のホームステイを通した得た、理想の生き方や人生観について語られています。この本のタイトルにある「10着しか持たない」というのはマダム・シック(ホームステイ先のお母さん)のライフスタ

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          街のパブリックスペースが飲食店のテラス席に?フランスで検討されているひとつの解決策

          ここフランスでは5月11日から外出禁止令が解かれていますが、まだまだ沢山の制限があります。例えば、レストラン・バーは閉まったままです。フランスでは依然コロナウイルスの感染者数の多い地域は赤、比較的感染者数の少ない地域は緑、というようにリスクの大小を分類化しています。例えばパリ、そして僕の住んでいるリールは赤に分類されるので今後の制限緩和の条件が他の緑の地域とは異なっていきます。 (https://medias.liberation.fr/photo/1310962-capt

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          まず1ヶ月で仏検3級に受かり、飛躍的にフランス語を伸ばすその後の学習方法(随時更新)

          みっちり1ヶ月、正しい参考書を使って正しく勉強したら仏検3級はほぼ確実に合格できます。仏検3級に受かるレベルに到達すると、フランス語を今後しっかり学んでいくためのベースアップが固められている、といってもいいでしょう。フランスに留学したい、フランス語を使ってフランスを旅行したい、フランス語を使って働きたい、等どのような理由目的であっても、仏検3級を受けておくのをオススメします。文法や、文構成の基礎が身につくからです。 仏検を主催するAPEF(公益財団法人フランス語教育振興協会

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