ミスを認めないフランス人(キッチンVSホール) レストランでの一日
※先に言っておくとフランス人全員がこういう人だというわけではありません。
フランス人の同僚の言い訳に僕はうんざりしてしまいました。
僕の職場での話です。
僕はフランスのレストランのキッチンでChef de partieというポジションで働いています。主に肉類、魚介を担当していて、日替わりメニューも担当しています。
普段は焼き場(Poste chaud)で働いています。サービス中は仕上がった料理をテーブルに運んでもらうためににウェイター、ウェイトレスとコミュニケーションを取ることも多いです。
この料理が仕上がってからのキッチン→ホールというバトン渡しにたくさんの問題があります。
これは、僕の職場だけではありませんが多くのレストランで
キッチン VS ホール
という構図が出来上がっています。忙しいピーク時にはキッチンは戦場と化します。サービスのスタッフも忙しくて余裕がありません。同じレストラン、チームのはずなのに、シェフとサービススタッフが罵り合う、という状況が多々あるのです。
いくつかのパターンを上げていきます。
1、 料理が出来上がっているのにサービスのスタッフが料理を取りに来てくれなくてキッチンスタッフが荒ぶる(ベルを鳴らしまくる)
ウェイター
「お客さん多くて、こっちも大変なんだよ。料理だけじゃなくて、ドリンクもあるんだよ、こっちは!」
シェフ
「料理が優先だろ、冷めてしまったらどうするんだこのやろー!
ぶwづぐぉsxjb!」
汚い罵り言葉連発です
2、 オーダーミスを認めないホールスタッフ
シェフ
「テーブル100番、ポワソン(魚)2つ、アニョー(仔羊)1つ、急げ急げー! 次のテーブルもすぐ送るぞー!」
ウェイター
「アニョー(仔羊)が2つだよ、ポワソン(魚)は1つだよ、おかしいよ、ちゃんと伝票見てよシェフ!」
伝票にはポワソン(魚)2つ、アニョ(仔羊)1つと書かれている。
シェフ
「このやろー、お前また同じミスしやがって!ありえない、
ぶwづぐぉsxjb!」
罵りまくりです。
ウェイター
「それは俺のミスじゃない、僕の同僚がそのオーダーをとったんだ。もしくは、お客さんがやっぱりポワソン(魚)を食べたいと言い始めたんだ! 俺のミスじゃない!」
そして姿を消して、キッチンに戻ってこない。仕事放棄!お客さんはどうするの???
こんなんばかりです。このようなレストランばかりじゃないと思いますが、よく見る光景だと思います。
そして、言い訳が本当にひどい。謝らない人も多い。
ということでフランス人と一緒に働く予定の人のために覚えておくべきフレーズを羅列していきます。おそらく、これらは頻繁に聞くことになると思います。
C`est pas moi, それは私じゃない
C`est pas ma faute それは私のミスじゃない
C`est pas grave 大したことないよ
C`est pas mon problem 私の問題じゃない
Parce que je suis fatiguée 私疲れているから(⇦知るか!!)
最近、僕も無意識にこれらのフレーズを連発していることに気づいた。
気をつけよう。
おしまい。
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