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忙しいからこそ暇な時間は輝く

緊急事態宣言。それが何を生み出すのか。


みんな、暇な時間が増えたんじゃないだろうか。


僕は飲食で働いているのでその影響は顕著に現れる。

お客様の消費は減るし時間も短くなるので人はそんなにたくさんいらない。

そうなると必然的に暇な時間は増えてくる。


だが今の時代、暇な時代に退屈することはない。

インターネットがたくさんのエンタメを提供してくれる。

Netflixを見れば映画やドラマが見放題。YouTubeには無限に動画コンテンツが眠っている。Amazonを開けばネットショッピングだって可能だ。


それなのになぜだろう。


びっくりするくらい毎日が暇なのだ。


すぐそばにコンテンツがあるからか、いつでも見られるかーとなってしまってなかなか手を出せない。

仕事がないからダル着になってしまい、出かけるにしても何だかめんどくさい。

目の前にMacBookがあるのにnoteを書くのがめんどくさい(それは知らない)。


時間は山ほどあるはずなのに、無駄に時間が過ぎ去っていく。


そうなると今度は好奇心もなくなってくる。

最近では映画を見るだけの体力がない。2時間も画面の前で耐えられない。

何か新しいことを始めるなんてもってのほかだ。想像するだけで満足するか萎えるかのどっちかだ。


どうして暇な時間があるのに有意義に使うことができないのだろう。


それは暇な時間は忙しい中にあるからこそ有意義に感じるからじゃないだろうか。


毎日忙しい。やりたいことがあるのに忙しくてそれどころじゃない。


そんな毎日に休日やまとまった空き時間を見つける。そんな「暇な時間」だからこそ有意義に使えるんじゃないか。


暇な時間は多すぎるとだれてしまう。

忙しい時間の中に少しリラックスする時間があればそれでいい。


忙しい中にあったあのささやかな時間こそ黄金の時間だったんだ。


コロナが気づかせてくれた、そしてコロナによって失われた時間。


いつかまた全力疾走な毎日の中にささやかな「暇な時間」を見つけたい。

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