テニスとかで叫ぶの何で?
テニスや卓球を見ていて・・・
テニスや卓球などのスポーツを見てると、
球を打ち返すときに
めっちゃ叫んでますよね!必要以上に叫んでる気がするくらい
叫んでますよね!
あれはなぜなのか??気合い、メンタル的なことで声を上げてるのか??
今回はその辺のことをご紹介!したいと思います!!
shout効果
スポーツ選手などの、大きな叫び声、、
実はあれは、shout効果と呼ばれる効果を期待しての行動でもあるそう!
よく火事場の馬鹿力といいますが、
緊急事態の時に、普段からは思いもよらないような力を発揮して
火事の時子供を守るためお母さんが車を持ち上げたりする、あれのことです。
人間が普段、筋力を発揮するときは脳からの抑制がかかった状態でその範囲内で力を発揮しています。
shout効果とは、大きな声をあげることで
音刺激による心理的影響や細胞を興奮状態に持ち込むことによって
脳の抑制を開放して筋収縮のパフォーマンスを向上させる!というもの
shout効果を使うには?
shout効果によってパフォーマンスを上げるには、
やみくもに声を出せばよい、というわけではなく
声を出すタイミングが大切なんだそうです。
具体的には、伸張反射の反射運動がおこるタイミングで声を出すことで収縮のパワーが向上するそう。
たしかにテニスとかでも打ち返す瞬間に声あげてますよね!
選手の人たちは意識してるか無意識かは人にもよると思いますが
無意識だとしても、パフォーマンスを上げるという目的に対して
脳が「叫ぶ」という行動を選択して行ってるのかもしれないですね!
ちなみに、shout効果と言語の関係を調査した研究では、
母音の中でも「い」と「え」の時に最も運動結果の変化が見られたそう!
先行研究では「い」「う」「え」の発生時に、精神的緊張が高まるとされており、この緊張と筋出力のタイミングが合致することで運動に対し有効に働くとされている
母音によって、精神的緊張に影響がある、というのはおもしろいですよね!
言葉の響きによって感情が無意識に変化している、とも言えるのかも??
言葉って見えない力があるんですね!!
伸張反射って何?
伸張反射のタイミングに合わせることが重要と書きましたが、
そもそも伸張反射とは何ぞや?をざっくりとご説明いたします!
伸張反射とは、、、
伸張反射は、脊髄内に反射中枢をもつ脊髄反射の1つで、骨格筋が勢いよく伸張されると、それが刺激となってその筋肉が収縮するというものである。
筋肉を勢いよく伸ばしたときに
筋肉内のセンサー「筋紡錘」が働き、信号(インパルス)を発します。
信号は感覚神経→運動神経に直接伝わり、筋肉に収縮がかかります。
この時の収縮は、普段の運動時とはちがい、脳を経由せずに
筋肉に指令が伝わります。
身近な例をあげると、椅子に座って膝から下をダランと下げた状態で、膝頭の下の膝蓋腱を小槌で軽くたたくと、直後に膝がピコンと進展する。これが伸張反射である
この反射に合わせてシャウト!することでパワーの増強が見込める、そうです!
上記の例えは、安静時での反射の確認ですが、運動で言えば、
大概の運動は反動動作を含みます。
反動動作は「筋肉がいったん伸張された後に短縮する」ことをいうので、この動作様式は伸張反射と深く関わっている。
反動動作を含む運動の中では、
伸張反射+脳からの指令=ダイナミックな動きにつながってるんですね!!
静的ストレッチ
また、静的ストレッチは
伸張反射が起こらないようにゆっくりと筋肉を伸ばしていくストレッチになります。
ストレッチで勢いをつけるのがNGなのは、そーゆうことなんです!
ちなみに静的ストレッチでは
20秒を目安に行うと効果がある、と言われています。
20秒以下だと、柔軟性アップはあまり見込めず、20秒でも30秒でもあまり差は出ない。
長くできるなら、1分を目安にすれば、
およそ1分で筋紡錘の働きがさらに弱まりますので
1分のストレッチでは関節の可動域アップが見込めます!
(1分以上でもあまり差はない)
筋力を決める要素
運動の中で発揮される筋力、それを決めるのには3つの要素があるそうです!
ざっくり省略しながらご説明します!
①生理学的筋横断面積(PSCA)
筋肉の太さってことです!
②筋肉の質、筋線維タイプ
遅筋繊維よりも速筋繊維の割合が多いと、大きな力をはっきできることになる。しかし、筋肉が太く質が高くとも、金活動をおこそうとする場合、脳からの神経刺激が不十分であれば、筋肉は活動しない。
③最大随意筋収縮(MVC)
自分の意思で筋収縮を起こそうとすることを随意筋収縮と言い、その最大値を最大随意筋収縮という。
これら①~③の要素によって、発揮される筋力がきまってきます。
今回shout効果について書いてますが、これにかかわってくるのは
③の最大随意筋収縮(MVC)!!
MVCは、通常、脳からの抑制を受けており、
自分の身に危険が迫ったときなどには、さらに力を発揮できるようになっています!
これが火事場の馬鹿力ってやつですね!
比喩とかじゃなくて、本当に筋力があがるんですね!!
同じように脳からの抑制を開放する方法として、shout効果が使える!
というわけです。
また、別の方法で言うと
対象となる筋肉に電気刺激を与えるという方法もあります!
また、男性よりも女性のほうが脳からの抑制を強く受けている、という話もあるそうです。。
まとめ
長々と書きましたが、お読みいただきありがとうございます!!
まとめると、
こういうことです!!
ありがとうございました!!
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