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自転車一度乗れたらずっと乗れるのはなんで?


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自転車に一度乗れたら、ずっと乗れるのはなぜか?

今となっては何気なく乗れますが、

幼い頃は、転びながら一生懸命に練習した自転車。。

自転車ってよく考えると結構なバランスですよね!

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身体が覚えている??

何年たっても自転車に何気なく乗れるのは「身体が覚えている」から??

スポーツとかでも「身体で覚える」とかよく言ったりしますよね!

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「身体で覚える」とは言いますが、

筋肉や骨格には動きを記憶するような仕組みはないそうです。
この記憶も脳の働きによるもの!

スポーツ科学では

脳・神経パターンの生成
動作の自動化

と言われているそうです。

「身体で覚える」とは、動作のパターンをプログラムのように小脳に蓄え、意識の範囲外に追いやることをいう。

スポーツは高度な学習

スポーツなど、運動をしていく中で

「もっとうまくなりたい」「成功したい」

などと、試行錯誤を繰り返して上達していきますよね!

その過程のなかで、

たとえば

戦術やフォーメーションなどの「思考」を司る大脳

平衡感覚運動の記憶を司る小脳

フル回転で頑張ってくれるおかげで

動きを習得していき上達していくんです。

子供は運動したほうがいいの?

特に、成長期の子供は身体よりも脳の発達のほうが早い!ので

脳が発達する時期にバリバリ運動をすることで、

より多くの動作パターンを覚えることができます!

スキャモンの発育曲線によると、神経型の発達は脳、脊髄、眼球や頭部の大きさに関係していて、6歳までに成人の90%にあたる身体機能の発育を遂げる

一般に、5歳以後から神経系がどんどん発達し、

脳からの興奮や指令の伝達効率がアップしていきます。

この時期に様々な動作パターンを伝達する神経回路を作っておくのがいいそうです!

手続き記憶とは??

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自転車の話に戻りますと、、

自転車のように無意識で行える運動の記憶は「手続き記憶」と呼ばれます。

これは、繰り返し行うことによって記憶し、

無意識化された動作を、いくつも組み合わせて

複雑な動きを実現し、それらを

まとめて「プログラム」として保存、

無意識でプログラムを行えるようにしているそうです!

ちょっとややこしいですが、

脳がめちゃくちゃ機能良く働いてくれているってことです!

脳とコンピュータ

脳の働きとコンピュータの機能はそっくりです。
(コンピュータは脳の機能を手掛かりに作ってるんですかね?)

コンピュータでプログラムを作成すると、
起動のボタンを押せば何度でも同じように起動されますよね。

脳も同じように、一度覚えた動作は「起動」の意思で
つながってる神経回路に信号が流れ、動きが再現されます

コンピュータのプログラムで、いろいろできる高機能なプログラムだと
何個もサブプログラムを組み合わせて複雑なことを可能にしてたりしますが

人間も同じように、複雑な運動であればそれだけ
「無意識化」された動き(サブプログラム)が沢山必要になってきます。

コンピュータと違うのは、人間の記憶は「忘れる」ことがあり
記憶として定着するには時間をかけて繰り返す必要があること。

また、信号が届いても、実際に動くのは筋肉ですので、
筋肉の収縮スピードやバランスによっては
運動の再現がうまくできないことも
あります。

手続き記憶の特徴

この手続き記憶ですが、おもしろい特徴があります!

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運動するとき、脳から「身体を動かせ」と指令がいくわけですが

運動したのちに「うまくいったか、どうか」の報告を小脳に上げる信号もあるそうです。

おもしろいのは、運動が「失敗」した場合に

小脳の回路は「信号伝達の効率を下げる」 そうです

通常、記憶をしていくときには
神経回路の信号伝達の効率を高めていくことで

記憶を定着させていくのですが

失敗したら、「そんな失敗するような回路はいらねぇ」と記憶を拒否するんですね!

そして、「成功」する回路だけを残していくと。
(この「失敗」「成功」の判断の基準は大脳によるものなんですかね?そのへんはまた勉強してみます!)

まとめ

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ちょっとややこしい話でしたが、

まずは「質より量!」

そうゆうことだと思います!(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました!!

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