【真面目と非真面目】「妄想する頭 思考する手」読書感想
こんにちは(*^^*)整体×ヨガのプライベート隠れ家サロン【Refresh Labo R.I.T】整体師の伊藤です(^^)
今回は「妄想する頭 思考する手」著:暦本純一 を読んだ感想とちょこっと内容を抜粋して書いていこうと思います(^^)
この本は表紙のデザインに惹かれて手にとった一冊です。
文字文字しててカッコいいんですよね。
ぼく、文字好きなみたいです。こんなデザインによく惹かれます(笑)
まずは簡単に感想からご紹介していきます(^^)
【妄想する頭 思考する手】感想
著者の暦本純一さんは、東大大学院教授であり、ソニーコンピュータサイエンス研究所の副所長などを兼任している方で、
「発明」を仕事としている方だそうです。
今や当たり前となっている「スマートスキン」を開発したすごいお方です!
皆さんスマホは触ったことあると思いますが、
スマホを指で触って、つまんで拡大したり縮小したりしますよね。
「スマートスキン」とは、あれを可能にした技術のことです。
スマホを触っていると、当たり前に使いすぎて何も感じなかったですが、
スマートスキンを0から開発した人がいて、それも日本人!ということに驚きです!
そんな暦本さんの書かれた本書は、表紙とは裏腹にとても分かりやすく書かれていて読みやすい内容となっています!
スマートスキンをはじめとする、沢山の開発は、著者の頭の中で生まれた”妄想”から始まり
”妄想”をいかに”リアル”に落とし込むか?といった考え方や行動を
著者の実際の経験を通した言葉で具体的に教えてくれる内容となっています。
それでは、本書の中から個人的に響いた部分を抜粋しながらご紹介していきます!(^^)/
真面目と非真面目
___「イノベーションのスタート地点には、必ずしも解決すべき課題があるとはかぎらない」____
開発において、「イノベーション」と呼ばれるような革新的なものは
必ずしも「解決すべき課題」があるわけではない。。
この「課題解決型」を”真面目”な開発と著者はいいます。
たとえば昨今多くの企業が取り組むSDGsの取り組みは”真面目”な開発。
SDGsとは、「持続可能な開発目標」ということで国連が掲げた17の目標とそれに対する具体的な課題を設定しています。
SDGsで掲げている課題を解決する技術の開発は間違いなく社会の役に立つし、
その技術によって大きく世界が変わればそれは「イノベーション」と呼ばれるものになりそうです。
多くの企業や開発者がそのように「課題を解決」という見えてるゴールに向かって研究を進めています。
一方で、「非真面目」とは何か?
「非真面目」は「不真面目」とは違う。
____たとえば学校で教科書をしっかり勉強し、先生が与える課題をきちんとこなす生き方。これが「真面目」なのは言うまでもない。
一方、教科書を落書きで埋めたり、先生に反発して授業をサボったりするのは何かというと、これは単なる「不真面目」だ。
不真面目は、いわば「真面目度」を図る価値軸の上に載っている。___
___しかし「非真面目」は、その「真面目度」を図る価値軸の上に載っていない。
「不真面目」が「真面目」に対するアンチであるのはわかりやすいですが、
「非真面目」とは、そもそも「真面目」を図る価値軸とは違う基準の軸上にある、ということだそうです。
「真面目」ではないけども、別に真面目に対してアンチな態度をとっているわけではない。
周りの評価基準を全く意に介さず、「ゴーイングマイウェイ」という感じでしょうか。
「非真面目」=マイペース、マイワールド とも捉えれるのかもしれません。
著者は「非真面目」の開発例として「ウォークマン」を挙げています。
___あれはまさしく社内の「真面目」な路線とは違うところからうまれたものだ。
実際、社内でも「録音機能のないテープレコーダーなんて売れるわけがない」と反対する声があがったらしい(録音機能がなければ「レコーダー」でさえないのだが。)
それでも、そういった当時の常識にこだわらずに、思いつきを突き通して形にしてみたら、画期的な商品として世界的な大ヒットとなった。
「真面目」「非真面目」でいうと、学校や社内にも「非真面目」な人、いませんでしたか?
別に「真面目」に対して反発してるわけではないけど、「真面目」には見えない。。
究極マイペースで自分のやりたいことをしてる人(笑)
あの姿勢が、実は開発においてイノベーションを生み出す鍵となり得るのだそうです!
とはいえ、「真面目」も大切。
「真面目」は「やるべきこと」ですので、それを満たしつつも「非真面目」の姿勢を持つことがイノベーションを生むうえで重要になってきます。
真面目なイノベーションが「やるべきことをやる」ものだとしたら、「やりたいことをやる」のが非真面目なイノベーションだ。
___今はどちらかというと「真面目」路線の技術開発が注目されているけれど、これはどちらもないといけない。なぜなら、未来に何が起こるかをすべて予測することはできないからだ。
___課題解決型の真面目なやり方だけでは、予測不能な未来に対応するイノベーションを起こすことはできないだろう。
必要なのは「妄想」
未来を予測して課題を設定し、「これからの世の中はこうなるはずだ、そしてこういう課題があるはずだ」と想像するところから始まるのが、課題解決型のイノベーションだ。
しかしそれだけでは、想像の範囲内での未来しかつくることはできないかもしれない。
想像を超える未来をつくるために必要なのは、それぞれの個人が抱く「妄想」だと私は思っている。
「妄想」というと、あまりポジティブなイメージでは使わない言葉に思います。
広辞苑によると
みだりなおもい。正しくない想念。
根拠のない主観的な想像や信念。
などとあります(笑)
しかし、著者は「妄想=やりたいこと」であり、
妄想とは、本人にとって
「自分の価値軸の上で”面白い”と感じたこと」だと定義しています。
本書では、この「妄想」をいかに実現に近づけていくのか?人に伝えるのか?
考え方やノウハウを、経験の上から具体的に教えてくれています。
(つづく)
確かに、「妄想」には自分で自覚するよりも、もっと深くにある「欲」や「願望」(=やりたいこと)が含まれているように思います。
この「妄想」を実現しイノベーションを数々のイノベーションを実現してきた著者の本、ぜひおすすめですよ(^^)
続きはまた抜粋して書いていこうと思います!更新をお楽しみに(^^)/
最後まで御覧いただきありがとうございました!
何か参考にしていただけると嬉しいです(^^♪
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