【男の呼吸 女の呼吸】健康雑学
こんにちは(*^^*)整体×ヨガのプライベート隠れ家サロン【Refresh Labo R.I.T】整体師の伊藤です(^^)
今回は【男の呼吸 女の呼吸】ということで
呼吸においての男女差 をテーマに呼吸について書いていきます!
何か参考にしていただけると嬉しいです(^^♪
人間の身体の男女差
人間の身体は男女で若干構造が違います。
まぁそんなことは誰しも知ってる!という感じですが、、
具体的に男女差を挙げていくと
男性
■肩幅が広い
■筋肉量が多い
■骨盤は狭く深い
女性
■皮下脂肪が多い
■骨盤は広く浅い
■生殖器の違い
■ホルモンバランスの違い
■脳の重さ
・・・などなど
挙げていけば沢山の違いがあります。
この”構造”の違いによって、
男女では疲れやすいポイントだったり姿勢の傾向に違いが出てきます。
その結果、今回の記事のタイトルにもあるように
「呼吸」の仕方においても、男女で違った傾向がみられるそうです!
疲れやすい部位 男女差
厚生労働省の調査によると
疲れやすい部位、痛みやコリを訴える部位として
男性は「腰痛」女性は「肩こり」
が最も多いとされています。
下のほうに画像も張っていますが、厚生労働省のページで様々な調査結果データも確認できます ↓
なぜこのような男女差のある結果になるのか?
結論から言うと、
ポイントになってくるのは「呼吸の違い」だと考えられます。
例えば「肩こり」は運動不足、デスクワークで同じ姿勢、など
肩甲骨や背中、首回りの筋肉を動かさないで固まってしまうことがほとんどの原因です。
これを紐解くと、■生活スタイル ■身体の動かし方 といった話になると思いますが、
「呼吸」は”運動”の最小単位です。
すべての運動の最も基本となる運動が呼吸ですので、
呼吸の仕方次第で姿勢や運動時の体勢は変化していきます。
また、呼吸は自律神経にも関わりが深いため、”生活習慣””生活スタイル”への影響も大きいと考えられます。
男性の呼吸
では、男女でどのように呼吸に違いがあるのか?
まずは男性の呼吸から見ていきます。
男性に多い傾向として、
「横隔膜の過緊張」が挙げられます。
その結果、男性は「吐く」のが苦手な人が多いです。
呼吸は横隔膜の上下運動によって腹腔内圧・胸腔内圧を調整し、
肺を動かすことで空気を入れ替えていきますが、
横隔膜が緊張(収縮)することで”吸い込む”動き
横隔膜が緩む(弛緩)することで”吐く”動きが作られます。
(呼吸についての詳しい記事はこちら↓)
そのため、横隔膜が過緊張の状態では”楽に吐けない”または”吐ききれない”ということになってしまい
体内に二酸化炭素が多く残ると、血中のPH値といって”酸性””アルカリ性”の濃度が”酸性”に偏るため
「それはまずい!」と身体は酸素をより多く取り込もうと
横隔膜を収縮させて”吸う”ことを優先していきます。
なぜ横隔膜が過緊張になりやすいのか?
男性の呼吸①仕事などでの”継続的”なストレス
「男女平等」とは言われていますが、日本でもまだまだ男性のほうが
”仕事漬け”な人が多いのではないでしょうか。
また、「仕事が楽しい」「ストレスを感じていない」という方のほうが少数派ではないかな?と感じます。
”仕事でのストレス”(締め切り・残業・長時間労働etc)は
「継続的なストレス」であり、人間にとって処理が不得意なストレスです。
ストレスがかかると、自律神経の”交感神経”が優位に働き
「緊急事態にも即座に対応できる状態」いわば「戦闘モード」に入りますが、
このとき、横隔膜は収縮しやすい状態となります。
短期のストレスであれば、後にリラックス状態である”副交感神経”が優位に切り替わり横隔膜も弛緩しやすくなるのですが、
ストレス状態が継続してしまうと「無限戦闘モード」となり、
そのとき分泌されるホルモンや情報伝達物質にも身体が徐々に慣れてしまい、やがて体はボロボロに・・・
ということにもなりかねません。
男性の呼吸②スーツを着て”胸を張る”
男性はスーツを着るとピシッとカッコよく「胸を張る」ようにしたいですよね。
スーツや男性に限った話ではありませんが、胸を張ることで体を大きく見せたり、姿勢よく、印象よくしていきたいところです。
しかし、この”胸を張る”動作を間違えてしまっている人が非常に多いです。
この記事をお読みいただいている方も、
今一度胸を張ってみて下さい
・胸を突き出すようにしてませんか?
・肋骨を触ってみると、上に引きあがっていませんか?
・腰を反らすような動きになっていませんか?
「胸を張って」と言われると、多くの方が上記のように身体を動かしてしまいます。
この動きだと
肋骨下部が広がってしまい、横隔膜は”緩みにくく”なってしまい
「息が吐きにくい!」となってしまいます。
また、肋骨下部が広がり横隔膜が緊張した状態では腹腔内圧が高まらず体幹が不安定になります。
結果、腰痛にもつながりやすいと考えられます。
女性の呼吸
一方で女性の呼吸はどうか?というと
女性は横隔膜をうまく使えていない人が多いです。
本来、呼吸する際に主呼吸筋として横隔膜が活躍するのですが
横隔膜を使えていない人は「副呼吸筋」という呼吸においてサブ的な役割の筋肉たちをメインとして使ってしまっている状態です。
横隔膜は「吸う」ときに収縮して働きますので、それが使えていないというのは「吸うのが苦手」だとも言えます。
なぜ横隔膜が使えていない?
女性の呼吸①お腹を凹まそうとしがち
理想の呼吸では、しっかりとお腹が膨らんだり萎んだりと”動く”ことがポイントとなります。
たとえば赤ちゃんの呼吸を観察してみると、お腹がよく動いているのが確認できると思います。
しかし、多くの人のイメージにこびりついている”理想のスタイル・体型・プロポーション”がお腹の動きを邪魔してしまいます。
日本では「ダイエット」という言葉を聞かない日はないくらいに皆体型を気にしています。
特に女性は「痩せなきゃ」と思ってしまうようですが、
世界的に見ても日本人の体形は”やせ型”であり、ほとんどの人はダイエットの必要がないと言われています。
とはいっても、シュッとスレンダーなモデルさんのような体型に憧れますよね!
そんな体型に少しでも近づこうと、意識的か無意識か、
なんとなく日ごろから「お腹を凹ませて」生活しようとしている人が多いんです。
しかし、これでは肋骨が下がった状態を維持していることになり、横隔膜がうまく機能できません。
とはいえ、息を吸わないわけにもいかないですから、副呼吸筋に余計な負荷をかけて呼吸することになります。
副呼吸筋は、主に首・肩周りに集中していますので、
使いすぎてしまうと
肩コリや首コリ、頭が前に突き出るようなストレートネック・スマホ首、と言われるような不良姿勢になってしまいます。
女性の呼吸②ホルモンの影響
横隔膜を使うのが苦手な理由のもう一つに
「ホルモンの影響」が挙げられます。
女性は妊娠時にはお腹を動かす”腹式呼吸”は制限され
どうしても”胸式呼吸”になってしまいます。
このことからも、「もともとお腹を動かす呼吸は苦手なのでは?」とも言われています。
さらに、現代人の生活では意識しない限りはどうしても運動不足に陥り
もともと筋力が付きにくい女性は、さらに筋力低下を起こしてしまいがちです。
加えて「お腹を凹ます」ような意識が強ければ、どんどん横隔膜は機能しづらくなり、使わなければ当然、筋力は落ちていきます。
まとめ
呼吸の男女差、いかがだったでしょうか?
あくまで統計的な違いですので、どちらにでも起こりうる”間違った呼吸”パターンですが
自分で意識をしてみたり、人の呼吸を観察してみるのも面白いと思います!
呼吸は自律神経との関わりも非常に深いため、
「呼吸の男女差」によって、
男女の”考え方の差”や”精神的な差”も生まれているのかもしれません。
考え出すと深くて面白いですね!(^^)
また、人が1日にする呼吸数は、2~3万回とされています。
そのあいだ、横隔膜をはじめとする「呼吸筋」たちは終始活動してくれています。
バランスよく使って、余計な負荷をかけないようにしたいですね!
また呼吸法も紹介しようと思います(^^)
過去記事でも沢山呼吸紹介してます↓
何か参考にしていただけると嬉しいです(^^♪
最後まで御覧いただきありがとうございました!
あ
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