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ジョジョに学ぶ覚悟 (お仕事お悩み)

「ジョジョの奇妙な冒険 Parte.5」で、主人公である、ジョルノ・ジョバァーナが、同じスタンド使うという能力を持つ人間と初めて対決するシーン。

ブローノ・ブチャラティは、彼のテリトリー内で不可解な事件が起こったのでボスの命令に従って犯人を捜査していた。どうやら原因がジョルノ・ジョバーナであると判明し、一気に対峙することとなる。

ギャング組織のチームリーダーの一人である、ブチャラティに対して、まだ、まともな戦闘経験がないジョバーナは、ブチャラティ同様、自身にもスタンドという特殊な能力を持った性質あって、闘えるかどうか曖昧だか腹を括った。

……大雑把に書くと、だいたいこんな感じですかね。

そして、彼はブチャラティに堂々と言い切ったのです。

「あなた…『覚悟』して来ている人」………ですよね。人を『始末』しようとするって事は逆に『始末』されるかもしてないという危険を常に『覚悟している来ている人』ってわけですよね…」

僕としましては、持っておく価値もないほどの溢れてかえる自己啓発本に書いてある言葉よりも、よほどズッシリとくるセリフだと思ったりしたのですね。

世の中は「いい人」だらけですよね。こういう人は、何かと職場などで理不尽な仕事を安請け合いして。また、無抵抗な鴨にとばかりに仕事を押し付けられちゃたりしてですね。しんどい思いをしちゃいます。それで、友人や知人、家庭内でも愚痴っちゃたりして。

いやいや、本当は、どこが「いい人」なの?って。ただの「都合のいいいい人」なだけでしょう?そんな人がですよ、真に誰かに思いやりや敬う心を持てるだなんて到底、思えるはずがないと思ったりするんですよね。

実際に経験上、そういう人が多いと感じますしね。近所の挨拶しても無視する人なんかが、とてもマトモに仕事ができるとは思えません。いや、できていたとしても社内では好かれてはいないでしょう。

ともかく、どんどん、仕事の押しつけを飲み込んでいたら、それがストレスとなり貯まっていきますから。ストレスっいうのは、脳を傷つけていくことになるんですよね。

だから、鬱になったりするんですから。

実際にそういう状態になっている人は多いですよね。私は、これまで職場で上司からの無茶な仕事を押し付けられて統合失調症で倒れた人を3人も見ましたからね。まさかの鬱を通り越して、統合失調症だなんてですね……。無責任な要求に対して、大切な自分の身体をや心を壊す必要なんてどこにもないのに。色んな意味で、複雑な感情を抱いてしまいますよ。

僕の話で申し訳ないのですが、まだ新入の頃に、都合のいい上司がいてですね。その日の夕方に8ページの旅行代理店のツアーパンフレットの仕事を押し付けられたんですよ。締切は翌日の午後でした。いくら大学からクリエイターをしていたとしても経験は浅いですし、そんなボリュームの仕事を、たつた1日で出来るわけないじゃないですか。いや、ベテランでも時間的に無理ですよ。

まぁ、僕はいい人ですのでね。「分かりました!頑張ります!」と。せいぜい3時間ぐらい残業したら、やっと表紙の完成です。旅行のパンフレットなんて、中身がごちゃごちゃしているじゃないですか。そんなもん出来ないに決まっていますからね。まぁ、宣言通りに頑張ったんですから、すぐに帰っちゃたんですよね。世間の人は10年前に見終わっていた「LOST」を2話ぐらいは観なきゃいけかなったしですね……。

翌日、「え?できてないじゃん!」って怒りを通り越して真っ青になっている上司。僕は「ちゃんと頑張りましたよ」と礼儀正しく言いましたから。それで、別に皆に嫌われるわけでもなしですね。だって、日常的にそういうことを他人に押し付けていた、その上司は、とっくに嫌われていましたからね。

そうでなくとも、拒否すべきことは堂々と拒否した方が半端に安請け合いをするよりは、将来的には信頼を得れる方が多いと思うんですよね。だいたい、出世している人ほど、やれる範囲でしかやらないで、その中での最大の成果を積み重ねていますから。勿論、自己研磨でチャレンジするっていう方や転職を見据えてのスキルアップを狙っている方などは、苦にもならないんでしょうから否定はしませんよ。

それはどうであれ、やはり多面的に考えると、いちいち「都合のいい人」であってはいけないと思うのですね。

そういう困った相談をしてくる人は案外と多くてですね。かなり現実的な話を細かくするんですけどね。でも、結局は「それが無理なんです」だなんてですね。凄く簡単なことなのに……。それで、その後は何の音沙汰もなくですね。言っちゃ悪いんですけど、やはり、その程度の人間なんだな…なんて思ったりして。

性格というものは、そうそう簡単に変えることだなんて無理なんでしょうしね。

ですから、どうしてもそういう態度がとれない、または言えないのであれば、気持ちの中で、いつでも相手を「覚悟」をさせておくぐらいの考えを持つだけでも、少しは気分は軽くなるはずだと思ったりするんですね。そして、身体や心が壊れる前兆(ありますよね)が現れたら、躊躇なく性格ではなく演技的に人格を変えちゃう方がいいと思いますね。

せめて、その心の中にある自身の覚悟は、いつ鞘から抜いても構わないんだぞ!
そうすれば、淀んだ目の色は変わると思うんですよね。

「悪いけど、手をかしてくれないか?」
「構わないですけど、忙しい僕から時間を借りて本当に大丈夫ですか?」
「なにぃ〜、いつの間にデスクの上に大量の原稿が!お前のかぁ」

「あなた…『覚悟』して手を借りに来たんですよね」………ですよね。人から何か『借りようとする』って事は逆に『利子』がつくって危険を常に『覚悟して借りようとしている人』ってわけですよね…」

大丈夫です。誰だってジョルノ・ジョバァーナになれるんですから。あなたのスタンドを見つけましょうね……。

「書いていてバカバカしく思わないのか?」ですって。
えぇ、えぇ、誰も読んじゃあいないしですね苦笑。それに、綺麗事ばかり書いたって仕方ないと思うんですよね。

ちなみに、バ●な会社の体質、上司で本当に困っていて、私の助言や自分では解決できなかったら、労基が一番なんですよね。彼らは、いちいち「スパイ」として潜入してくれたりですね。まぁ、その問題以外にも、めちゃくちゃ色んなことを調べてくれますから。そこまでしますか!ってぐらい動いてくれる様な電話の仕方まで教えてあげても、「無理でーす」って…。じゃあ、一生「いい人」でもやっときゃいいのかなぁと……。

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