東畑開人『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』
処方箋と補助線。本書のキーワード。カウンセリングの現場で、東畑さんは、「ではこうしてみましょうか。」と示す方向性を「処方箋」と呼ぶ。処方箋でクライアントの心はある程度すっきりする。けれど、原因となっている現実がそのままでは、遅かれ早かれ元に戻ってしまう。
そこで必要になるのが「補助線」。
この「処方箋」と「補助線」の概念を得て、今自分がやっていること、今までやってきたこと、やりたかったこと、そして、これから先の方向性、そういったことが、少し見えてきた気がしました。
ほぼ独り