Quid faciam tibi

私の抱えているもの。

(前ブログより再掲載、執筆日二〇二〇年七月二十九日)

自閉症スペクトラム障害(英語:Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)

→ICD-9-CM :299.00

かつてのICD-10やDSM-IVで用いられている広汎性発達障害の中分類に含まれていた、自閉性障害(自閉症)、アスペルガー症候群、特定不能の広汎性発達障害、小児期崩壊性障害などの各障害は、DSM-5においてはASDの単一の診断名を用いて再定義された[2]。そのためDSM-5と、ICD-10やDSM-IVでは正確な分類の一致はない[1]。

中核症状と、周辺症状に分かれる。

中核症状

社会的コミュニケーションや社会的相互作用(social interaction)における持続的な欠陥[1]。

興味が限定的、行動が反復的、または活動の様式[1]。

ASD児童は限定的な行動に特別な興味を持ち、変化に抵抗し、仲間に合わせて社会的状況に反応しないことがある[1]。日常的な習慣を邪魔されると強い不安を感じる(程度は人により差はある)[1]。

周辺症状

関連する身体所見[1]。耳の奇形、皮膚紋理など。

てんかん[1]。ASDの4-32%はある時点で大発作を起こす[1]。

言語の発達や使用の障害[1]。ASDの約50%は、有効な会話能力が発達しない[1]。一方で、ハイパーレクシア(過読症)なども見られる[1]

知的障害[1]。ASDの子供の約30%は知的障害に該当し、うち30%は軽度中度の知的障害、45-50%は重度以上の知的障害である[1]。

易刺激性[1]。攻撃性、自傷行為、かんしゃくなど[1]。

気分と感情の不安定性[1]

感覚刺激に対する反応[1]

多動と不注意[1]

早熟の才能[1]。サヴァン症候群など。

不眠[1]。ASD児童の44-83%に見られる[1]。睡眠衛生の改善やメラトニンなどで対応される[1]。

軽度の感染症と消化管障害[1]。ASDは上気道感染症、過度のゲップ、便秘や下痢などの有病率が高い[1]。

分類

古典的自閉症とアスペルガー症候群の比較[5]

一般的に良く知られてるのは(旧来の診断基準の)高機能自閉症(1000人のうちに9~10人程度)で、男性の割合が非常に多いとされる。平均的知能指数に達している場合が多い。自閉症全体の割合でも半数以上を占めているという。1歳時前後からはっきりと特徴は現れるものの、健康状態には問題はないという。

知的に遅れのある(知的障害を伴う自閉症)は比較的未熟児の割合に多い。程度によっては重い自閉症(1000人のうちに2~3人程度)と呼ばれる場合がある。生活年齢にはっきりと遅れがある。状態の変化を嫌ってパニックを起こすことが絶え間ないこともある。こだわりの要因が非常に強く、様々な病気を引き起こすことがよく知られる。また言語障害や肢体不自由を伴うケースがある。

最近は折れ線型自閉症も注目化されている。   (Wikipediaより引用。)

診断

典型的には生後2年以内に明らかになる[1]。生後18か月以内でも一つも言葉を喋らない場合、ASDの懸念を持つであろう[1]。狭義の古典的な自閉症、DSM-IVにおける自閉症性障害、は明白であるが、言語障害のないアスペルガー障害が自閉症スペクトラム障害に含まれることとなり、受け入れるべき個人差までもが診断されうる状況となっている[18]。

DSM-5における診断基準(抜粋)[1]

相互の対人的・情緒関係の欠如

対人的相互反応で非言語的コミュニケーションを用いることの欠如

人間関係を発展させ、維持し、理解することの欠如

該当すれば特定せよ

知的障害を伴う、または伴わない

言語障害を伴う、または伴わない

緊張病を伴う                                  (Wikipediaより引用)

とWikiには記載されている。

私の場合は、幼少期の多動・トゥレット症候群・逆バイバイ・一人遊び が顕著に出ていた事と

小・中・高と対人関係のトラブルに発展することの多さ、そこからの二次障害で発見された。

IQは知的障害を伴わず、EQの低さが心理検査で顕著に表れた。

双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: Bipolar disorder)

→ICD-10:F31,ICD-9-CM:296.80

通常の気分をはさんで躁病(そうびょう)と抑うつの病相(エピソード)を呈する精神障害である。

ICD-10と以前のDSM-IV(1994年)では、うつ病とともに気分障害に分類されている。ICD-10における診断名は双極性感情障害であり、もっと古くは躁うつ病(そううつびょう、(躁鬱病)と呼ばれた。

双極I型障害と、より軽い軽躁病のエピソードを持つ双極II型障害とがある。双極性障害の躁状態、うつ状態はほとんどの場合回復するが、90%以上再発する。単極性の(躁病のない)うつ病は異なる経過をたどる。発病のメカニズムや使われる薬は異なる。

気分安定薬による予防が必要となることが一般的である。双極II型障害に対しては証拠が少なく薬物療法はケースバイケースで判断される[8]。生活習慣の改善が必要となる。障害とは生涯にわたってのつきあいとなる。

症状と診断

双極性障害は、躁病を伴う双極I型障害(英: bipolar I disorder)と、軽躁病を伴う双極II型障害(英: bipolar II disorder)に区分される[2]。躁病、または混合状態が1回認められれば、双極I型障害と診断される。抑うつと躁病と、これらの症状のない寛解期とをはさみながら循環することが多い。躁病あるいは抑うつから次のエピソードまでの間隔は平均して数年間である。また、躁病と抑うつの症状が混ざって出現する混合状態(混合性エピソード)が生じる場合もある。

一方で、双極II型障害では、抑うつと軽躁病のエピソードのみが認められる。軽躁病は、患者や家族には病気とは認識されにくいため、自覚的には反復性のうつ病であると考えている場合も多い。症例によっては特定の季節に再発を繰り返すこともある。抑うつから急に躁状態になること(躁転)はまれでなく、一晩のうちに躁転することもある。また1年のうちに4回以上の抑うつエピソード、躁病エピソードを繰り返すものを急速交代型(英: Rapid Cycler)と呼ぶ。

双極性障害の診断は専門家であってもしばしば困難である。とくに、純粋な単極性うつ病から、双極性障害を原因とした抑うつを鑑別することは困難である。若年発症では、最初のいくつかのエピソードは抑うつである可能性が高い[12]。双極性障害の診断は躁病または軽躁病エピソードを必要とするため、多くの患者は最初の診断および治療ではうつ病とされていた[13]。

双極性障害の患者には、なんらかのパーソナリティ障害が伴っているケースが高いことが、統計的に確立している[2]。その中でも、境界性パーソナリティ障害を疾患にもつ患者の双極性障害の確率が高いとされている。双極性障害の研究の第一人者であるハゴップ・アキスカルは、はじめ抑うつ神経症、境界性パーソナリティ障害と気分障害に関する研究を行っていたが、双極性障害を限定的に定義する診断基準に疑問を持っていた。「三環系抗うつ薬で躁転を示す気分失調症は双極型とすべきである」「思春期前にも躁・軽躁エピソードが見られる」「双極性障害は社会的適応、対人関係、薬物乱用に影響する」など指摘。多くの症例を双極スペクトラム概念としてとらえる必要性があると説いた。それ以前にもクレペリンが双極性障害の様々な経過類型について記述しており、双極性障害を一元的にとらえていたとされる[14]。

躁病エピソード

躁病とは、気分の異常な高揚が続く状態である。躁病の初期には、患者は明るく開放的であることもあるが、症状が悪化するとイライラして怒りっぽくなる場合も多い。自覚的には、エネルギーに満ち快いものである場合が多いが、社会的には、離婚や破産など種々のトラブルを引き起こすことが多い。アメリカ精神医学会によるガイドラインDSM-IV-TRによる躁状態の診断基準は、以下の症状がAを含む4つ以上みられる状態が1週間以上続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである[15][16]。

A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的で、またはいらだたしい、いつもとは異なった期間が少なくとも1週間持続する。

自尊心の肥大: 自分は何でもできるなどと気が大きくなる。

睡眠欲求の減少: 眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。

多弁: 一日中しゃべりまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる。

観念奔逸: 次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる[17]。

注意散漫: 気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。

活動の増加: 仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。

快楽的活動に熱中: クレジットカードやお金を使いまくって旅行や買物をする、逸脱行動に出る。

抑うつエピソード

「抑うつ」も参照

双極性障害の抑うつは単極性のうつ病と症状が似ており、完全に区別はできない。うつ病と異なり、抗うつ薬の処方は躁転させる危険性が高いため、出来るだけ処方を控えるようになっている。特に、三環系抗うつ薬と呼ばれる古いタイプの抗うつ薬では、躁転、急速交代化など、悪化する恐れがある。単極性のうつ病に比べると、難治な傾向があると言える。DSM-IV-TRによるうつ状態の診断基準は、以下の症状が5つ以上みられる状態が2週間以上続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである[15][16]。これらの症状のうち少なくとも1つは、(1)抑うつ気分、あるいは(2)興味または喜びの喪失である。

抑うつ気分。

興味、喜びの著しい減退。

著しい体重減少、あるいは体重増加、または、食欲の減退または増加。

不眠または睡眠過剰。

精神運動性の焦燥または抑止。

疲労感または意欲の減退。

無価値感、または過剰であるか不適切な罪責感。

思考力や集中力の減退、または、決断困難がほとんど毎日認められる。

死についての反復思考(死の恐怖だけではない)、特別な計画はないが反復的な自殺念慮、または自殺企図するためのはっきりとした計画。

混合性エピソード

抑うつの特徴と躁病の特徴が両方見られる状態を指す。行動は増えているのに気分はうっとうしいという場合が多いため、自殺の危険性が高い。DSM-IV診断基準では、混合状態が出現した場合、双極I型障害と診断される。近年、DSM-IVの混合性エピソードの診断基準を完全に満たさなくても、ある程度、躁病と抑うつが混在していれば混合状態と見なす立場もある。焦燥が強いうつ状態を抑うつ混合状態と呼ぶ場合がある。その場合は、双極II型障害でも混合状態が見られることになる。DSM-IV-TRによる混合状態の診断基準は、躁病エピソードの基準と抑うつエピソードの基準が1週間以上にわたり続き、社会活動や人間関係に著しい障害を生じることである[15]。

軽躁病エピソード

躁病と類似しているが、入院するほど重篤ではなく、精神病性の特徴(幻聴・妄想)もないなど、社会生活に大きな支障をきたさないことが特徴である。期間の面でも、躁病は7日以上とされているのに対し、軽躁病は4日間以上とされている。過去の軽躁病を的確に診断することは容易ではない。DSM-IV-TRによる 軽躁病の診断基準は、以下の症状がAを含む4つ以上みられる状態が4日間以上続くことである。

A. 持続的に高揚した、開放的な、またはいらだたしい気分が、少なくとも4日間続くはっきりとした期間があり、それは抑うつのない通常の気分とは明らかに異なっている。

自尊心の肥大: 自分は何でもできるなどと気が大きくなる。

睡眠欲求の減少: 眠らなくてもいつも元気なまま過ごせる。

多弁: 一日中しゃべりまくったり、手当たり次第に色々な人に電話をかけまくる

観念奔逸: 次から次へ、アイデア(思考)が浮かんでくる。具体的には、文章の途中で、次々と話が飛ぶことなども含まれる。

注意散漫: 気が散って一つのことに集中できず、落ち着きがなくなる。

活動の増加: 仕事などの活動が増加し、よく動く。これは破壊的な逸脱行動にも発展しうる。

快楽的活動に熱中: クレジットカードやお金を使いまくって買物をする、性的逸脱行動に出る。

本人にとって、この状態を自覚することは難しい。そのため、医師にそのことを伝えることができず、症状の把握が難しいといえる。また、周りから見ても、いつもより仕事ができる、意欲が高い、熱心に仕事をしているという風にしか見えず、異常な状態であると認識されることはまずない。患者のなかにはこのエピソードの時に仕事で成功することが多い。しかし、疲れを知らず、睡眠時間を十分にとらない為、気がつかないまま、精神的にも肉体的にも疲労し、やがて大きく落ち込むことになる。そして再び抑うつエピソードを迎える。そのとき、軽躁病の時の行為を後悔することが多い。それが原因で自殺するものもいる為、II型であっても安全であると言うことはないことに注意しなければならない。

生活記録をつけるなど、客観的に生活を把握することが大事である。さらにそれを医師と共有して、的確な指導を受けることが必要である。また、家族にも協力を仰いで軽躁病エピソードの把握や助言を得なければならない[18]。

うつ病との違い

躁病から病気が始まれば双極性障害と診断可能である。抑うつから始まった場合には、うつ病と診断されることになり、明確に躁病あるいは軽躁病が現れるまでは適切な治療は実施できないことになる。診断が難しい。肉親に双極性障害の人がいる場合や、発症年齢が若い(25歳未満)場合、幻聴・妄想などの精神病性の特徴を伴う場合、過眠・過食などの非定型症状を伴う場合などは、双極性障害の可能性が高まる。身体愁訴などの症状は少なく、精神運動制止が強いなどの特徴がある。自覚的にはうつ病であっても、親が双極性障害を持っている場合は、それを伝えることが望ましい。病前性格は社交的で気分が変わりやすい傾向(循環気質)が見られるとされ、うつ病に特徴的な執着性格やメランコリー親和型性格とは異なるとされてきた。しかし、前向き研究では確認されておらず[19]、最近ではこうした性格は、既に気分循環症を発症していたと考える方向にある。 (Wikipediaより引用)

最初の診断は、双極性障害でなくただの抑うつと診断されていたのだが、後々双極性障害と診断された。

躁状態は特に自覚がない。気分の調子がいいとだけしか思っていない。

鬱はその逆で抑うつの時より苦しい、躁との距離が大きい。いまだに繰り返し躁と鬱は私を襲ってきてしまいます。

解離性同一性障害(かいりせいどういつせいしょうがい、英: Dissociative Identity Disorder ; DID)

→ICD-10:F44.8, ICD-9-CM:300.14

【注意】解離性障害または、解離性同一性障害の罹患者の方は触発してしまうケースがあるため閲覧に注意してください。

解離性障害のひとつである。かつては多重人格障害(英: Multiple Personality Disorder ; MPD)と呼ばれていた。

解離性障害は本人にとって堪えられない状況を、離人症のようにそれは自分のことではないと感じたり、あるいは解離性健忘などのようにその時期の感情や記憶を切り離して、それを思い出せなくすることで心のダメージを回避しようとすることから引き起こされる障害であるが、解離性同一性障害は、その中でもっとも重く、切り離した感情や記憶が成長して、別の人格となって表に現れるものである。

DSM‒5では、解離性同一症の診断名が併記される。

定義

「精神障害#定義」も参照

「解離」には誰にでもある正常な範囲から、治療が必要な障害とみなされる段階までがある。 不幸に見舞われた人が目眩を起こし気を失ったりするが[1]これは正常な範囲での「解離」である。 さらに大きな精神的苦痛で、かつ子供のように心の耐性が低いとき、限界を超える苦痛や感情を体外離脱体験や記憶喪失という形で切り離し、自分の心を守ろうとするが、それも人間の防衛本能であり日常的ではないが障害ではない。 解離は防衛的適応ともいわれるが[注 2]一過性のものであれば、急性ストレス障害 (ASD) のように時間の経過とともに治まっていくこともある。この段階では急性ストレス障害と診断されない限り、「障害」とされることは少ない。

しかし防衛的適応も慢性的な場合は反作用や後遺症を伴い、複雑な症状を呈することがある。 障害となるのは次のような段階である。 状況が慢性的であるがゆえにその状態が恒常化し[注 3]、子供の内か、思春期か、あるいは成人してから、何かのきっかけでバーストしてコントロール(自己統制権)を失い、別の形の苦痛を生じたり、社会生活上の支障まできたす。これが解離性障害である。

解離性同一性障害(以下DIDと略)はその中でもっとも重いものであり、切り離した自分の感情や記憶が裏で成長し、あたかもそれ自身がひとつの人格のようになって、一時的、あるいは長期間にわたって表に現れる状態である。しかしDIDの人の中には、長期にわたって「別人格」の存在や「人格の交代」に気づかない人も多い。 深刻度はさまざまであり、中には治療を受けるも、特別に問題をおこすこともなく、無事に大学を卒業し、就職していくものもいる[2]。

しかし深刻な場合には、例えば「感情の調整」が破壊されることからさらに二次的、三次的な派生効果が生まれ、衝動の統制、メタ認知的機能、自己感覚などへの打撃となり、そうした精神面の動きや行動が生物学的なものを変え[3]、それがまた精神面にも行動面にも跳ね返ってくるという負のスパイラルに陥る。 うつ症状、摂食障害、薬物乱用(アルコール依存症もこれに含まれる)[4]、転換性障害を併発することがあり[5]、そして不安障害(パニック障害)、アスペルガー障害、境界性パーソナリティ障害、統合失調症、てんかんによく似た症状をみせ[6]、リストカットのような自傷行為に留まらず、本当に自殺しようとすることも多い。 スピーゲル (Spiegel,D.) は、その深刻なケースを念頭においてだが、次のように述べている。

「この解離性障害に不可欠な精神機能障害は広く誤解されている。これはアイデンティティ、記憶、意識の統合に関するさまざまな見地の統合の失敗である。問題は複数の人格をもつということではなく、ひとつの人格すら持てないということなのだ。」[注 4]

一般に多重人格といわれるが、ひとつの肉体に複数の人間(人格)が宿った訳ではない。 あたかも独立した人間(人格)のように見えても、それらはその人の「部分」である。 これを一般に交代人格と呼ぶが、そのそれぞれがみなその人(人格)の一部なのだという理解が重要といわれる。 それぞれの交代人格は、その人が生き延びるために必要があって生まれてきたのであり、すべての交代人格は何らかの役割を引き受けている[7][注 5]。

治療はそれぞれの交代人格が受け持つ、不安、不信、憎悪その他の負の感情を和らげ、逆に安心感や信頼感そしてなによりも自信、つまり健康な人格を育て、交代人格間の記憶と感情を切り離している障壁[注 6]を下げていくこととされる。 しかし交代人格は記憶と感情の水密区画化[注 7]、切り離しであるため、表の人格にとっては健忘となり、先述の通り当人に自覚がない場合も多い。自覚があっても治療者を警戒しているうちは交代人格は姿を現さない[8]。また治療者が懐疑的であったりするとやはり出てこない[9]。逆の表現をすると「DID患者に一度出会うと、すぐ次のDID患者に出会う」[10]。 DIDはそれを熟知した精神科医や臨床心理士が少ないこともあり、他の疾患に誤診されやすい。

交代人格

交代人格の現れ方は多様であるが、例えば弱々しい自分に腹を立てている自分、奔放に振る舞いたいという押さえつけられた自分の気持ち、堪えられない苦痛を受けた自分、寂しい気持を抱える自分などである。 先に述べたように、「切り離した私(主人格)」は「切り離されたわたし(交代人格)」のことを知らない。 そして、普段は心の奥に切り離されている別の「わたし(交代人格)」が表に出てきて、一時的にその体を支配して行動すると、「切り離した私(主人格)」はその間の記憶が途切れ、戻ってきたときにはその間に何があったのかを知らない。

交代人格は「元々の私」が切り離した主観的体験の一部、あるいは性格の一部であるので極めて多様であるが、事例によく現れるのは次のようなものである。

主人格と同性の、同い年の交代人格。ただし性格が全く異なる。

そのほか、受け持つ事件が起こったときの年齢の交代人格が現れることもある[注 27]。

子供の交代人格もよく出てくる。4 - 7歳児が多いが、2歳児の人格も報告されている[43][注 28]。

他の交代人格の存在を知らず、別の交代人格が表に現れているときの記憶を全く持たない交代人格がある。主人格もそうであるので、幻聴や健忘に困惑しても本人は交代人格がいることに気がつかない。

逆に主人格や、他の交代人格の行動を心の中から見て知っている交代人格もある。

怒りを体現する交代人格や、絶望、過去の耐え難い体験を受け持つ交代人格。リストカットや睡眠薬で自殺を図ろうとする自傷的な交代人格もそのなかに多い。性的に奔放な交代人格が現れることもある。

異性の交代人格なども現れる。

逆にこの子(自分なのだが)はこうあるべきなのだと考えている理知的な交代人格が現れる場合もある。ラルフ・アリソンがISH(内的自己救済者)と呼んだものもこの範疇になる。

危機的状況で現れて、その女性の体格では考えられない腕力[注 29]でその子を守る交代人格もある。

それらの交代人格は表情も、話言葉も、書く文字も異なり[注 30]、嗜好についても全く異なる。 例えば喫煙の有無、喫煙者の人格どうしではタバコの銘柄の違いまである。 絵も年齢相応になる[注 31]。 また心理テストを行うとそれぞれの人格毎に全く異なった知能や性格をあらわす。 顔も全く違う。 勿論同じ人間なのだから基本となる骨格、目鼻立ちは同じではあるが、単なる表情の違いとは全く異なる。 そのほか演技では不可能な生理学的反応の差を示す。

多重人格といわれてもひとつの肉体に複数の人格が宿った訳ではない。 あたかも独立した人格のように見えても、それらは一人の人格の「部分」である。 例えていえば人間の多面性の一面一面が独立してしまったようなものであり、逆にその分、主人格は「感情」が薄いことが多い。 なお、治療者はそれぞれの理解と治療方針に基づいて様々な交代人格の分類を行うことがあるが、一般化はできない。

(Wikipediaより引用)

私自身、人生で一番ひどく一番苦労するであろう病気です。病気と言っていいのか解りませんが。

現在(二〇二〇年七月下旬)、私主人格を含め五人の人格と過ごしています。

愚魔guma(♀/二〇一八年保護、中高生くらいの暗い女の子。所謂攻撃人格。他害は基本的に無いが自傷行為をする。)

脳ちゃんnouchan(?/二〇一八年保護、小学生くらいの女の子。わかんないが口癖、蜜柑と酒が好き、楽しいのが好き。)

零くんrei(♂/二〇一九年保護、バーテンダーの時に頑張っていたらしい。二十五歳辺りの方、落ち着いているが怒りやすい。)

由音ちゃんyune(♀/二〇一九年保護、高校生の時にずっと出てくれていた。極度の男好き、寂しがり屋。コミュ力の塊。)

私が苦手とする感情を出すことと、コミュニティー能力の欠落による人格形成なのかと思ってしまうほどバランスよく出ている。

兎に角私は交代人格が苦手だ。指図するように忠告をしてくるところや、私の身体を乗っ取られる感覚が兎に角苦手。

時間も、好きなことも何もかもとられてしまうし、隠すことも秘密も出来ない。

私が、感情やストレスを一定以上貯め込んでしまうと交代人格は出るが記憶保持が出来なかったりする。

その時に、自傷行為や他害、遁走を良くされる。余計にストレスがかかる。

しかし、人格たちの長所を生かして生活することもある。私自身緊張をとてもするし対人が兎に角苦手だ。

仕事だとなおさらだ、面接等は初対面というのもありコミュ力の高い由音ちゃんに任せたりする。

現在イラストや、デザインの仕事をしていてアイデアが浮かばなくなったとき絵の特異な愚魔に任せたり、人を諭したり、人に説明したりするときには冷静な零くんに任せたりする。

上手い具合にコントロールはいまだに出来ませんが協力してくれる時はしてくれるそんな交代人格には感謝しているところもある。

居てなかったら、正直な話この世に私という人間はもう既に居なくなっていたと思います。


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