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生きてるだけで息が詰まる
昔から一人でいることが好きだった。
だから幼少期は一人で部屋に引きこもっている思い出が多々ある。
基本的に本を読んでいた思い出が強く、幼少期に大好きだった本の題名とカバーは今でも覚えている。本はいつだって私にとって最高の娯楽だった。
そして最高の現実逃避だった。
そんな私はいま社会人。
受験も就活も終えて、いまは幸いにも職にも就けて働いている。
そして子供のころの私に比べては汚いものも、辛いことも色々と経験してきた。
「25歳ちょっとの若造が人生の酸いも甘いも語るのは早いぜ」と言われたらぐぅの音も出ないが、子供のころに比べて現実は本みたいに甘くないことを知り、強くなった。
強くなっているはずなのに。
この息苦しさはどうして消えないのだろう。
なんだか、いつも息苦しいのだ。
上手く説明できないんだけど、現実/生きているのが息苦しいんだ。
楽しいことがあっても、なぜか遠くで傍観している自分を感じる。
どうしてだろう?
これよりも深い底に落ちたこともあるし、その状態よりも今の状態のほうがマシなのも知っている。
自分でもこの感情は理解できないから困ったものだ。
私は大好きな家族がいて、仕事に就けて、働いて、平和に暮らせているのに。
私はどうして生きているだけで息苦しくなるの?
自分でも整理できない思考も、感情も他人に話せるわけもなく、こうやって乱雑に書いてぶつけるしかない。
この感情とはもう10年以上の付き合い。
恵まれていると分かっていても、満たされない。
私はきっと貪欲な人間なんだと思う。
なにかに飢えているのか?それで苦しいのか?
じゃあ私はいつ満たされるの?
生きている実感はないのに、死にたいとは思わず、生きたいと思うなんて。
本当にどこまで欲深い人間だ。
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