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天使からの贈り物

せいちゃんは4月に余命半年(末期の肺癌)と言われ、
毎月肺炎をおこし熱と咳で入院。

4月に肺炎になったときは、
コロナの影響で病院も先生も手がいっぱいで外来で点滴のみの治療。
毎日つらい症状でかわいそう。
しかーし回復して

そしてまた5月末に肺炎。
コロナPCR検査も一応して陰性。
もう意識朦朧で明日もつかどうか…
今夜がヤマです。と言われて

後期高齢者の両親も病院に泊まり待機することに。

私も落ち込み、仕事しながら休めるかどうか心配していたら
写真が送られてきた。
見舞いにきた人とピース😃✌️写真。

おったまげたなぁ(笑)
ヤマ越えて突き抜けたか❓(笑)

そして翌日私がお見舞いに行くとニコニコ笑顔で「お姉ちゃん」と言ってくれた。

もう涙ですね。

4年ぶりかの再会ですが覚えてくれて感動。
せいちゃんは生まれつき知的障害者です。

20歳から施設で暮らしていたので
ほとんど会いませんでした。

中年になって痴呆も少しあると聞いていたので、私のことを覚えてくれて感動しました。

こうゆう子たちはピュアで天使なので悪気はないのですが…

「お姉ちゃん」のすぐ後に
「松田さんは?」

なんや施設の松田さん待ちやったんかーい(笑)
母親がイケメン松田さんの写真を見せるとニッコリして見ていた。

優しくお世話してくれた方のことは忘れないんやね。

介護福祉のお仕事は尊いお仕事ですね。

5分おきに
「今日、松田さんは?」
「カルピス欲しい」

の連続。
その度に母が
「松田さんはお家」
「カルピスは点滴に入ってる」(もちろんウソやけど)

これの繰り返し。

少しの間なら私が相手しよう!

母の代わりに返事をすることにした。
おもしろい(笑)

これが1日続いたらさすがに疲れるよね。

看護士さんは1時間に1回は痰を取りにきてくれます。
そして食べていないが、浣腸して大便も出してくれる。

看護士さんも本当に尊いお仕事です。
美しさに見とれてしまった。

翌日、大好きなカルピスをガーゼに湿らせて口内を拭いてくれるという心遣いまでしてくれて
台に置き忘れたカルピスが飲みほされていたという事件がおきた(笑)
力もなく座るのも無理なはずなのに、
どうやってカルピスを飲んだのか?
誤嚥しなくて良かった。
これは流動食大丈夫じゃないか?
ということで食事も復帰。
大部屋に移された。

しかーし3日後、落ち着いていたので
両親が4時ごろ帰宅したとたん
また病院から呼び出し📱
体温低下で危ない。
車で1時間の道のりをまた走らせた。

もう病院にお泊まりですわ。

そして、またヤマ越えて復活しました。

母は熱が出たり、歯が痛くなったり、
体力いるわぁ💦と疲れてる。

しかも

部屋代が 1日 16500円
オムツとテレビ、冷蔵庫入れると2万円なーりー

政治家が入りそうな豪華なお部屋。
床擦れがしないエアーの入って動かせるベッド。体重も表示される。
両親が寝れる畳の部屋もある。
景色も絶景。

両親もこんなつもりじゃなかった(笑)
破産するわ(笑)

と苦笑い😅

天使からの贈り物は

忍耐力と覚悟の時間を与えられたようです。

同じ感性の方と分かち合いたい。 すべては必然的な縁ですね。 今後ともよろしくお願いします。