少年時代を歌う
♪8月は夢花火 私の心は夏模様♪
井上陽水の『少年時代』を歌うのに、ぴったりな季節が今年もやってきた。
♫夏が過ぎ 風あざみ 誰のあこがれにさまよう♫
ゆっくりしたテンポで、長音「なーつ」から入るのが気持ちいい。
♫ラーラソソド ラシ♭ラソファー♫
ヘ長調である。
花火がまた各地で見られるとよいが、人が集まるところは避けて、遠くからぼんやり眺めるのも趣があって良い。
周りの歓声の中より、寺の境内のような静かなところで、遠くに打ち上がる花火を、夜の涼しい風に吹かれて、ただ花火の音だけを耳にしながら、鮮やかな色を目で楽しむ。
花火には、短い人生を見ているような、儚さも感じる。
まさに、寝ては覚める夢のひとときなのである。
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