47都道府県を詠む(17)

昨日は、京都府の短歌を詠んだ。

いよいよ西日本の旅が本格的に始まる、といっても、毎日、サイコロの1の目が出続けているかのように、お隣にちょこちょこ移動する感じである。

今日も、JR在来線に乗って、新快速で京都から向かう。

【短歌】

ハイカラな    神戸の街に    汽笛鳴る

異国の船に    ロマン漂う

《解説》

神戸は、大阪や京都とは違った雰囲気の街である。ファッションの街と言われるだけあって、街を歩く人の服装に目が行くことが多い。

時代の最先端を行く東京で人混みの中を歩いてもピンとこないのだが、なぜか神戸の街は、独特の雰囲気があるのだ。

ハーバーランドには、汽笛時計が設置されていて、本物の汽笛の音が鳴る仕掛けになっている。

かつては、平清盛が大輪田の泊で日宋貿易を行い、江戸末期は鎖国が解かれ、一気に文明開化の波が押し寄せた。

そんな名残が垣間見られる港町で、外国のクルーズ船が停まっているのを見ると、それに乗って旅をしたくなってくる。

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