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BASEを使い、年間費用10,000円弱でアパレルショップを作る!

Ruiです💡

BASEでネットショップを作ると”自社EC”となりますが、作る前に、簡単に自社ECの種類とメリットデメリットについて解説します。

0.自社ECのメリット・デメリットと種類

【メリット】
・無料〜10,000円弱で作れる
・売れた分だけ手数料を払う
・企画やキャンペーンなどが自由にできる

【デメリット】
・集客力はない
・SNSやメルマガなど複数の施策を実行する必要がある
・各々の施策に強い人員が必要

自社ECの種類

■統合管理型

複数の独自ショップ・ブランドを一元管理して運営できる自社ECモールです。

管理はしやすいですが、ウェブ解析するときに誰がどんなページをどのくらい見ているのか、どこのブランドから購入したかがわかりづらくなり、アナリティクスの設定がややこしくなることがあります。

ただ、会社としてのファンがいるならお客さんにとっては非常に使いやすい形態になります。

■ブランド単体

認知度が高くない場合は、ブランド名や商品で覚えてもらうために単体でサイトを作ります。

何屋なのか、ブランドの特色を前面に出すデザインができることと、立ち上げ初期ではSNSと組み合わせてSEOでも指名検索で検索されやすい傾向があります。

〜BASEでECサイト制作する流れ〜

既に商品があり、ささげ(採寸・撮影・原稿)もある状態からの流れになります。

大まかな流れは以下の通りです。

1.最初は、使える(反映される)までに2,3時間〜24時間ほどかかるサーバー・ドメイン契約をする。

2.次に、反映されるまでの間、ショップの基本情報やデザイン(テンプレート)を決めて、ブランドコンセプトや商品に合ったカスタマイズをする。

3.必要なApps(プラグイン)を入れながら、BASEのドメインから独自ドメインに変更

4.ウェブ解析ツール導入

5.商品データアップ

6.Instagram・note連携

※ドメインやサーバー、UIなどの基本的な専門用語の解説は割愛します。

もし不明な場合はこちらのサイトから用語を入力してお調べください。
→(
https://www.google.com/?hl=ja

1.レンタルサーバー・ドメイン契約

※※動画を見て契約する際の注意事項※※

2:19 WordPressクイックスタートにはチェックを入れない
2:48 契約期間は12ヶ月にする
Why?→運営していくとサーバー内に捨て忘れたゴミのようなデータが溜まることでECサイトの表示速度が重くなり、後にサーバー変更する可能性が大いにあるため、無駄にお金を払わないように。

3:15 ドメインは.comにして、可能な限り短く・なんのショップなのかわかりやすく・意味のあるものにする。
Why?→名刺やSNSに載せたり、ユーザーにも一瞬で何屋さんなのかわかりやすくするため。Googleに上位表示もされやすくなる要因です。

3:44 2:19でWordPressクイックスタートにはチェックを入れなかったので飛ばす。

---6:21 以降、WordPressの設定なのでここで終了です---

1-2.サブドメインを作る

スクリーンショット 2022-04-16 20.05.08

サブドメイン=www(もしくはwwwなし)のドメインとは別のドメインです。

紐づいてはいますが、それぞれ別のサイトとして認識されます。

上の画像は僕のドメインですが、ec.fukupress-shop.comがサブドメインです。

BASEでは下の画像のように、wwwで始まるドメインは利用不可のため、サブドメインを新たに作る必要があります。

スクリーンショット 2022-04-16 20.08.35

※この動画を見る注意事項はありませんので、解説の通り進めてOKです。

1-3.ドメインをSSL設定

※※動画を見て契約する際の注意事項※※

6:06 1.Xサーバーの管理画面でSSL化設定 までで完了。

2.BASEに登録〜ウェブ解析ツールの導入〜商品データアップ

下のリンクからBASEのトップページに飛び、動画をご覧ください。

2-1.ショップの名前、ショップ情報、運営に関する情報の設定、決済方法の設定を決める

2-2.最低限必要なAppsを入れる

■独自ドメイン

BASEを無料でやるためには、このようにあらかじめ決められたドメインで続けなければなりません。

ですが、オリジナル性がなくなってしまい、ドメイン自体も.com.jp、.co.jpのように信頼があるものではないのです。

信頼のあるドメインにすることでSEOにも強いドメインになりますので、個人でも企業でも必須Appsになります。

■広告効果測定

■メッセージ

画面下にメッセージ機能をつけ、SNSのように顧客とやり取りができます。

メールを送ったり、わざわざSNSに遷移させるよりも負担をかけず、疑問に思ったことをすぐに聞けるものでもあるので離脱を防ぐ対策になりますので必須Appsです。

■商品検索

検索バーをショップに表示させることができます。

欲しい商品にすぐに辿り着いてもらうためのもので、これがないと大きく離脱につながりますし、ECサイトに限らずほぼ全てのサイトの必須機能です。

■カテゴリ管理

ブランドごと、アイテムごと、メンズ・ウィメンズなどのナビゲーションメニューをショップにつけることができるAppsです、

カテゴリ=ナビゲーションメニュー=階層(関連性のある構造にする)=Googleに識別される=上位表示されやすくなるということですので、必ず入れます。

■Instagram販売

Instagramのプロフィール欄に『ショップを見る』が表示され、ECサイトをInstagram上で見れるようになります。

フィード投稿に商品タグをつければ、商品ページに直接遷移可能。

設定はややこしいものの、購買体験を向上のためには必須Appsです。

■HTML編集

ECサイトのデザインや機能をプログラミングでカスタマイズできるApps。

設定したテーマに足りないものがあれば、ターゲットの層が使いやすいサイトにするために編集しますので、必須Appsです。

■Google analytics設定

Google analyticsの管理画面で作られたトラッキングIDを入力することで、ECサイトに訪れた顧客の動向を解析できるようになります。

Google analyticsのようなウェブ解析ツールは売上管理表や週間報告書と同じで、今後の目標を決めたり、軌道修正をするためのもの。

ECサイトに限らず、集客のために運用する全てのサイトに必須です。

■noteストア

Instagram同様、noteにてBASEに登録してある商品を表示させ、認知度向上につながります。

商品の知識などをブログにして記事内で紹介すれば、売上にもなりますので、noteアカウントがありましたら、必ず入れておきましょう。

ないのであれば、Appsの管理をしやすくするためにもむやみにAppsを入れる必要はないです。

2-3.商品データアップ(カテゴリー管理Appsから)

2-4.UIデザイン設計(テンプレート選び)

💡ポイント
✔︎ショップコンセプトが伝わりやすい(色味やフォントをよくチェックするつ選びやすい。)

✔︎シンプル
Why?→トレンドはシンプルであることと、あくまでデザインではなく商品が主役なのでデザインの方が目立ってはいけない。商品以外のものが目立つとユーザーは負担に感じ、離脱してしまう。

✔︎TOPページはお得な情報が最初に目に入り、すぐに商品が見られるように

✔︎有料テンプレートを使う
Why?↓

✔︎貴社のサービス内容が活用できる機能がある

✔︎担当者が使いやすい

■テンプレート購入の仕方

テンプレート詳細ページから購入するをクリック。

登録してあるクレジット(デビット)カードから購入するをクリック

■購入したテンプレートを設定

購入したテーマを選び、右上の保存するをクリック。

■購入したテンプレートをカスタマイズする

テーマ設定を開き、各テンプレートに沿った項目から必要な設定をしていく。


※ECサイトに使うロゴやその他画像の作り方は”XDでアイキャッチ制作!”の記事が参考になりますので併せてどうぞ。

2-5.ナビゲーションメニュー、ハンバーガーメニュー、フッダーに必要な項目をテンプレートを見ながら確認

ナビゲーションメニューとは? ※赤枠のやつ

ハンバーガーメニューとは? ※赤枠をタップすると出てくるやつ

フッダーメニューとは? ※ページの一番下の項目

僕のフッダーは、サイト自体極力シンプルにしたかったので項目が少ないですが、以下の項目が入っているサイトもあります。

✔︎免責事項
✔︎プライバシーポリシー
✔︎利用規約
✔︎特定商取引法
✔︎返品交換について
✔︎SNSアカウント掲載
✔︎決済方法
✔︎送料について
✔︎発送のタイミング
✔︎お問い合わせ

■動画で決めたテンプレートとデザインにフッダーメニューがうまく表示されているか確認しましょう!

2-6.独自ドメインAppsを入れて独自ドメインに変更

2-7.Google analytics導入(Appsから)


※※動画を見て導入する際の注意事項※※


10:22 ※2022年4月25日にこの記事を書いた時点ではまだBASEはGA4に対応していないため、UA版のみ導入。

20:02〜22:35 WordPressは使わないため、飛ばす。

23:09 利用目的のチェックは”その他”以外全てです。

25:46 トラッキングIDをコピーしてBASE Appsの”Google analytics設定”からIDを貼り付け。

25:50 トラッキングコードはBASEで使わないので飛ばす。
26:20 WordPressの解説なので飛ばす。
以降、GA4とUAの紐付けの解説なので終了

■補足:導入できてるか確認するには?

2-8.eコマーストラッキング設定

おまけ.GA4でのeコマーストラッキング設定
※2022年5月現在、BASEはGA4に対応しておりませんが、この記事の番外編で登場するShopifyや他のECプラットフォームでは設定可能ですので、流し見でもいいので動画を見ておきましょう。

※GA4とは?2020年10月に正式リリースされた、Googleアナリティクスの新作で、2023年7月1日はGoogleアナリティクスでデータが取れなくなります。

BASE以外を含むECプラットフォームはまだ未対応ですので、早く対応させてほしいところですが、各プラットフォームの情報待ちです。

2-9.Google search console導入(Appsから)

※※動画を見て導入する際の注意事項※※

2:26 〜4:09 WordPressは使用せず、XMLサイトマップの作成は不要なので飛ばす。

5:59〜7:26 WordPressは使用せず、XMLサイトマップの作成は不要なので飛ばす。

2-10.Google analytics・Google search consoleを連携

■HTMLメタタグで連携する方法

■レンタルサーバー側からDNSで連携する方法

3.Instagramショッピング(Appsから)でBASEとInstagramを連携 ※要facebook個人アカウント・ページ

以下の画像の流れのように、Instagramから直接商品ページに遷移できる機能です。

※先にBASEのAppsである”Instagram販売”を入れてあるか確認しましょう。

大まかな流れは以下の通りです。

1.BASEのAppsで「インスタグラム販売」が導入されていることを確認。
2.Instagram(ビジネスアカウント)とfacebookのアカウントを開設
3.facebookページを作る
4.facebookページとInstagramを連携する
5.facebookビジネスマネージャーを作成
6.facebookカタログを作成
7.facebookピクセルを作成
8.1〜7で作成・設定したものをBASEから紐付ける

3-1.Instagramアカウントを作成

3-2.Instagramアカウントをビジネスアカウントへ切り替える

【自社のお客さんの層に合わせてどういうアカウントにしたいか?設計はこちらの記事参照】

3-2.facebook個人アカウント作成

3-3.facebookページ作成

3-4.Instagramとfacebookページを連携

3-5.facebookビジネスマネージャーを作成

■facebookビジネスマネージャーについての解説

以下のリンクからビジネスマネージャーのトップページにアクセスして作成を始めます。

■facebookビジネスマネージャーの具体的な作成方法

3-6.facebookカタログ作成

■手動で作成 ※BASEではカタログと自動リンクできないため。

※立ち上げ時には使いませんが、運用中に手動でカタログに商品を追加したい時もありますので、動画を用意しました。

3-7.facebookピクセル作成

3-8.BASEのInstagram販売Appsから、これまで作成したアカウントや設定を全て紐付ける

3-9.紐付け後の運用で確認することと注意点

+α.BASEとnote連携(Appsから)

※noteアカウントがある企業様限定ですので、ない方は”まとめ”へ。

まとめ.1〜3全ての工程を完了した後は・・・・・?

つまづきながらだったとしても、最後まで諦めずに設定できてよかったです!

実践していただきありがとうございました✨

しかし、ECサイトは”作って終わり”ではありません。

今は制作段階が完了しただけであり、ここからどう運用するか?どう売上に繋げるかが肝になってきます。

まずは、ショップ解説直後にやった商品データアップをしてページを充実させ、全てのSKUを登録していきましょう。

その後は、SEO、SNS、広告、インフルエンサーマーケティングの4つを実践し、学び、駆使して大規模なショップ作りをしていくのです・・・・!!

番外編1.ShopifyでアパレルECサイトを作る

作り方の概要と流れはBASEと同じです。

制作後のInstagramショッピング連携も設定の仕方は同じです。

■概要と制作の流れ

■実務を見ながら一緒に制作していきましょう!
※解説者は「しょぷりふぁい」と言っていますが、正確には「しょっぴふぁい」です。

番外編2.BASE VS Shopify

番外編3.制作後の運用施策

主にSEO・SNS・広告・インフルエンサーマーケティングの4つです。

これらを自社でやるのか?代理店にもやってもらうのか?は貴社のリソースやナレッジによります。

■SEO(Search Engine Optimization)
Googleの自然検索で上位表示させ、ユーザーに悩みに適切な情報を届けることで自社サイトへの流入を狙う施策。

ブログでは良質で正確な情報を権威ある者が記事を書くことで上位表示とアクセスが集まることが基本。

ECサイトでは、自社ブランドの商品力や知名度がものをいう。

SNSで名前を覚えてもらいつつ、「ブランド名 シャツ」「ブランド名 ジャケット」などの氏名検索を狙う手法もある。

いずれにせよ、検索キーワードの意図を汲み取って訴求していく。

■SNS(Social Networking Service)
📸Instagram
10代〜20代が主に活用している、写真で視覚的にユーザーに訴えかける媒体。

閉鎖的な空間であるため拡散性は低いが、フィード投稿・ストーリーズ・リール ・インスタライブの4つのコンテンツを駆使してユーザーとの距離を縮めて集客可能。

写真をメインに発信していくということもあり炎上しづらい。

🎬TikTok
30秒までのショート動画がメインコンテンツであり、10代が使用する。

2022年5月現在、最も旬なSNSであり、InstagramのリールやYouTubeのshortsにも同じ機能が実装されている。

🎥YouTube
老若男女問わず、活用している媒体。

長編動画を軸に、TikTokと同じ機能を持つshortsや、投げ銭=スパチャ機能のあるYouTubeライブ、メンバーシップと言われるコミュニティ作成で登録者との信頼性を高めていく。

全SNSの中で最もウェイトが大きく、撮影環境や動画編集ツール・スキル、Webカメラやマイクなどの準備が必要。

しかし、YouTuberという職業が定着したことから、一番世界規模で発信できる可能性のある媒体でもある。

🐦Twitter

全SNSの中でリツイート機能による拡散性に長けており、20代〜30代が主に活用している。

テキストでの発信がメインかつ、文字数が140字なので、Web系初心者が一番取り組みやすい媒体。

Social dogなどのフォロワー管理ツール以外の外部ツールも特に用意する必要もない。

ユーザーとの交流も気軽にしやすく、ライトな関係を築くのに適している。

Twitterを伸ばす肝は、いかにリツイートされるツイートをするか。

👦facebook
元祖SNSと言われる前略プロフィール(2016年9月30日にサービス終了)やmixiの後にキタ、InstagramやTikTokの先駆けとなったSNS。

30代〜50代が活用してることから年齢層は高め。

facebookメッセンジャーがあり、知人との連絡ツールとして使っている方も多い。

オワコンと言われているが、facebook広告やInstagram(インスタはfacebookの傘下)の連携でBtoBで有効。

■広告
CPA(Cost Per Action)=1件の成果や顧客を獲得するために、どの程度の広告費用がかかったかという指標。

CPAをできるだけ下げ、ROAS(費用対効果)・ROI(投資利益率)を上げることが基本。

主流の広告は以下の5つ。

✔︎検索連動型(リスティング)広告

✔︎ディスプレイ広告(ブログ見てる時にいきなりドンッと表示されるのも)

✔︎レコメンド広告

✔︎SNS 広告

✔︎リターゲティング(リマーケティング)広告
一度サイトを訪れたユーザーに再度表示させるものであり、日頃数々のサイトを見てるときに、前に見た商品の広告が表示される。

■インフルエンサーマーケティング
YouTuber、TikToker、インスタグラマー、ツイッタラーのインフルエンサーと言われる、
主にSNS上で莫大なフォロワーを抱える有名な方に依頼し、PR投稿をしてもらうことで拡散→認知度向上→購買につなげる手法。

芸能事務所のタレントに広告モデルになってもらうこととは違い、インフルエンサーは一般人であることから企業のPR感をなくし、一般消費者と近い立場にあるために親近感を感じてもらいやすい。

企業や芸能人の広告よりも効果があると言われているが、YouTuberの不祥事なども最近では目立つ。

そのため、ブランドイメージが著しく低下し、大クレームにつながる可能性も否めない。

インフルエンサーのPR力よりも生き方がダイレクトに反映されることもあるので安易に彼らに頼んではいけない。

依存しがちな手法であるため、事業会社の経営者やプロデューサー、ディレクターの折衝能力と企画力が肝となる。

番外編4.もし自社でECサイト制作ができないなら・・・

EC運用・制作会社に依頼する。

社内でリソースがないならこれしかないです。

もちろん、タダではやってくれませんし、ある程度ECやWebをわかった上で具体的な依頼内容とパートナーシップを築く意識がなければ門前払いされます。

【これくらい提案してくださると話進みますよ!】
1.商品・サービス内容
2.顧客層、顧客のゴール・目的
3.新規orリニューアル
4.商品数、SKU数
5.下層ページ数
6.設置したい機能、要望
7.商品写真やコピーの提供有無
8.希望のECカート
9.予算と納期

EC需要が増えたせいで営業(ブローカー)だけやるフリーランスや個人会社が増えたり、それでクリエイターやマーケターにも依頼くることが多いと思うので。

依頼する側、される側、どちらに理解があると良いですね。






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