【依頼の仕方も解説】Webサイト・SNS運営の心構えとやること
初めまして!Rui(__ruipress.blog)です。 興味を持っていただきありがとうございます。
これからWebサイトとSNS運営に力を入れようと学習しているものの、何をどうしたらいいかわからないことがわからない方も多いのではないかと。
wantedlyがきっかけで経営者様や担当の方とお会いしてきましたが、イマイチ話が噛み合わないなと思いました。
ただ、学びたい方もいらっしゃるんですよね。
この記事に辿り着き、これから貴重なお時間を割いてお話聞いていただくからには、
といった疑問を面談前に解消できるようにします!
1.やることは商品をGoogleとSNSで認知させること
1-1.1度は聞いたことがあるかもしれないマーケティングの本質とは?
1-2.Webサイトで読者の背中をポンッと押せるお悩み解決記事を書く
この順番でWebサイトの運用をします。
アクセス解析をしたらまた記事制作やリライト、もしくはキーワード選定、マーケティングの見直しをして施策改善・実行をします。
1-3.SNS活用は採用と商品の認知、発信方法も2つ
①情報発信型
商品を認知させる方でよく使われます。
ユーザーの課題を解決するような形で投稿していきます。
事例:秋元類
②ブランディング型
採用やファッション・美容ブランドに適しています。
自社商品をファッション性の高い撮り方・投稿の仕方で発信したり、職場環境を投稿。
事例:RMK official (@rmkofficial)
引用元:https://www.catasumisns.com/operation/instagrampoststyle
1-4.広告【Google・Yahoo!・SNS】でROAS/ROIを上げる
縦長のランディングページを作って、そこにリスティング広告やSNS広告でアクセスを集めてコンバージョンを決める。
2.Webサイト・SNS人材の種類【デジタル人材】
うまくいっている企業様はありますが、もしうまくいってないのでしたら誰が何をどこまでできるのかが不透明だからかもしれません。
>>1.やることは商品をGoogleとSNSで認知させること で解説した図に焦点を当てて解説します。
2-1.広告運用者
リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告を運用してROAS/ROIを上げる。
縦長のランディングページとセットで運用し、Webデザイナーと連携することも。
※図にランディングページと広告はないです。
報酬の受け取り方:企業から広告運用費の約20%
2-2.SEOライター
担当領域:Webサイト
企業のサイトでSEOライティングをメインに担当します。
内部SEOや外部SEO対策もすることも。
報酬の受け取り方:1記事〇〇円
2-3.アフィリエイター/ブロガー
担当領域:Webサイト
個人でサイトを制作・記事を書き、読者を集めて他者製品を販売・紹介します。
アドセンスと言われる広告クリックでも報酬は入ります。
報酬の受け取り方:商品単価の〇〇%、広告クリック単価◯◯円
2-4.Webライター
担当領域:Webサイト
SEOライターと近いが、案件は主に広報メディアやシナリオライティング、YouTube台本作成です。
SEOができるライターもまれにいます。
報酬の受け取り方:1文字〇〇円
2-5.Webデザイナー
担当領域:Webサイト
Webサイトのデザイン・制作をして企業様に納品します。
UI/UXと言われるWebページを読者に見やすくする情報設計や、ゼロからプログラミングをして作る場合も。
WordPressやWixなどのノーコードツールを使用する場合もあります。
報酬の受け取り方:1サイト〇〇円、1ページ〇〇円
2-6.フロント/バックエンドエンジニア
担当領域:Webサイト
検索機能の強化やページ速度の改善、Webサイトのバグなどをプログラミングで解消します。
報酬の受け取り方:要件の工数や高度な技術が必要かどうかで〇〇円
2-7.Instagram運用者
担当領域:Instagram
※PR案件をするインスタグラマーは割愛します。
パターン1:オールインワン型
市場理解→事業・商品理解→ターゲット理解→KGI/KPI策定→アカウント設計→投稿決め→投稿→インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン2:アナリスト型
インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン3:運用者型
投稿決め→投稿
パターン4:作業者型
投稿の画像・テキスト・ショート動画作成
報酬の受け取り方:月額〇〇円〜、1投稿〇〇円〜
2-8.TikTok運用者
担当領域:TikTok
※PR案件をするティックトッカーは割愛します。
パターン1:オールインワン型
市場理解→事業・商品理解→ターゲット理解→KGI/KPI策定→アカウント設計→投稿決め→投稿→インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン2:アナリスト型
インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン3:運用者型
投稿決め→投稿
パターン4:作業者型
投稿の画像・テキスト・ショート動画作成
報酬の受け取り方:月額〇〇円〜、1投稿〇〇円〜
2-9.YouTube運用者
担当領域:Youtube
※PR案件をするユーチューバーは割愛します。
パターン1:オールインワン型
市場理解→事業・商品理解→ターゲット理解→KGI/KPI策定→アカウント設計→企画→撮影→編集→投稿→インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン2:アナリスト型
インサイト分析→分析レポート作成・提出→アクションプラン提示
パターン3:運用者型
企画→撮影→編集→投稿
パターン4:作業者型
投稿の画像・テキスト・長尺、短尺動画作成
報酬の受け取り方:月額〇〇円〜、1動画〇〇円〜
2-10.動画編集者
担当領域:Instagram、TikTok、YouTube
パターン1
アカウント理解→企画理解→撮影→編集→投稿
パターン2
撮影
パターン3
編集→投稿
報酬の受け取り方:月額〇〇円〜、1動画〇〇円〜
2-11.スペシャリスト型
特定の分野に特化した方のことです。
例:広告代理店はGoogle、Yahoo!、SNSなどのあらゆる広告運用はできますが、SEOライティングやTikTokのショート動画での集客はできない。
2-12.ゼネラリスト型
Webディレクターがなりやすいです。
学校の内申でいえばオール3。
元々「セールスライティングをやっていた」など何か軸があったものの、会社の方針が変わったり、転職をして他の業務を担当した場合に様々なスキルや知見を得たことが多いです。
2023年時点では、SEO・広告依存など特定の媒体に依存することが悪な風潮があります。
ショート動画市場が盛り上がってきたこともあり、今ある媒体は継続しつつもTikTokやYouTubeに参入した企業も多いですね。
それに対応すべく新しくスキルを習得する社員も現れました。
今後はスペシャリストとゼネラリストの共存が求められ、市場に対応できる組織作りができた企業が強くなると見ています。
2022年末以降からAIの台頭で、末端のデザイナーやライターはさらに活躍の場が狭まることから、ゼネラリストで経営に近いスキルを持った人が希少性が高い人材として見られるのもわかってきました。
個人でも既に複数のスキルを持っている方がいますね。
2-13.理想のチームづくりとは?
※画像が小さいと思うので、お手数ですが、拡大・もしくは「Webマーケ最強チーム」クリックしてWebページを閲覧してください。
3.求人を出して依頼する上で必ず提示しておくべき事柄
5がブルーなのは、Webマーケターは様々な媒体を用いて商品を拡散することであり、1~4が不透明であれば成果はおろか着手すらできないからです。
これを踏まえた上で、以下のことが知りたいです。
3-1.課題
※Googleアナリティクス、Googleサーチコンソールのデータをご教示いただけると明確に課題と打開策が分かります。
3-2.運用の目的(コンバージョン)
3-3.商品の強み
競合と比べてどういった点が優れてるのか?
3-4.ターゲット
例:BtoB
・〇〇業界の製造業の〇〇担当に向けて、〇〇の部分の業務効率化システムを提供
・EC事業者向けに決済サービスを導入、支払い遅延のサポートも
例:BtoC
・連載漫画を〇〇向けに発信
・二の腕ストレッチサポート美容機を30代OLに
3-5.Webサイト・SNSアカウントのコンセプト
例:BtoB
【〇〇業界の製造業の〇〇担当に向けて、〇〇の部分の業務効率化システムを提供】
■Webサイト CV→電話問い合わせ
カテゴリー
・DXとは?
・業務効率化でより良いサービスの創造を
・システムの使い方
・DX後のチーム作り
■facebook CV→電話問い合わせ
広報 7:3 サービス関連の発信
【EC事業者向けに決済サービスを導入、支払い遅延のサポートも】
■Webサイト CV→資料請求、メール問い合わせ
カテゴリー
・決済サービス使用例
・ECのバックオフィス業務について
・もし支払いが遅れたら?
■Instagram CV→資料請求、メール問い合わせ
コンセプト EC事業者あるある
・EC事業者の苦悩
・決済エラー、カゴ落ち対策
例:BtoC
【連載漫画を〇〇向けに発信】
■Webサイト CV→連載漫画への会員登録
カテゴリー
・漫画があなたの手元に届くまで
・弊社のアニメーター/クリエイター紹介
・弊社のストーリー
■Instagram CV→連載漫画への会員登録
コンセプト 連載漫画のダイジェストや背景
・パラパラ漫画
【二の腕ストレッチサポート美容機を30代OLに】
■Webサイト CV→注文
カテゴリー
・簡単自宅二の腕トレーニング
・美容機のリスク
・二の腕の筋肉ってどう動いてる?
■Instagram CV→注文
コンセプト 上司に内緒!パソコン作業中にできる二の腕トレーニング
・美容機の紹介をしながらスタッフのオフィストレーニング記録
・ストーリーズで二の腕コンサル
3-4.自社のビジョン/ミッション
3-5.誰に・何を・どこまでして欲しいか?
ですので、Webディレクターではなく、何らかのマネジメント経験+Googleアナリティクス・Googleサーチコンソールを用いたアクセス解析+SEOライティングor広告運用or SNS運用ができる人に声をかけなければまともな運用とチーム作りはできません。
3-6.運用代行や制作会社の組織構成
スキルや運用実行以外で重要な事柄もあります。
4.広報とデジタル人材は全然違います
広報8人の方にお声をかけ、5人の方に回答をいただきました。
結果、広報の方でさえわかってない方が5人中4人でした。
4-1.目的があって運用している人もいる
4-2.広報とWebマーケターの定義
■広報
■Webマーケター
会社のプロダクトを売る仕組み作りをWebサイト・SNSで。
5.1〜4よりも大事なこと
3つあります。
5-1.制作会社やシステム・アプリ開発会社に相談するのは”もう"やめましょう
もどかしさありませんか?
彼らは作ることが仕事なので、職務は全うしているんですよ。
決して悪く言えないです。
ですが、困りますよね。
僕も同じ相談が来ています。
「じゃあどうすんねん!」
と八方塞がりになっているのも存じています。
>>2-12.ジェネラリスト型 であげたように、Webマーケターのみに絞ればいいのです。
Webサイト制作+SEOや広告、SNS、動画編集など、得意分野が1つにとどまらない方も増えてきたからです。
なぜならWebは他業界に比べて特に変化が激しく、立ち止まっている余裕はないです。
Googleの検索順位変動法則は1年、早ければ半年で変わるなんて聞いたことがあるかもしれません。
ご存知の通りです。
技術やツールは新しいものが出てきたかと思えばすぐ無くなったり、長年使っていたツールがアップデートされたものの改悪だったり。
市場も同じです。
消費者の動向って変わるじゃないですか?
インターネットが発達する前のバブル期は、アパレルブランド・販売員の勢いが凄まじかったです。
ですが、今は
アパレルはそもそも嗜好品・趣味です。
今やYouTubeやスマホゲーム、ネットフリックスなど、いつでもどこでも手軽に楽しめる娯楽が増えました。
そちらの方が楽しく、服と違って部屋のスペースも取りませんし。
このように、消費者の消費行動・市場=マーケットは変わるんです。
当たり前のことですが、全てのものごとは商品ありきで作り手・売り手・買い手がいて成り立っています。
その売り手が営業マン・販売員・マーケターなのです。
消費者の動向を読み取り、あの手この手で適切なアプローチを探します。
それをWeb上でやるのが
>>2-12.ジェネラリスト型 であげた、得意分野が複数ある”Webマーケター"なんです。
Webサイト・SNS運用は、大前提として運用=SEOや広告、SNSがわかっている方に1度最低でも60分はWebサイトやSNSのことについて質問攻めしてください。
5-2.自己開示すること
Webマーケターが考えていることはこの図の通りです。
着手・実行・成果を出すためには惜しみなく企業様の情報を頂かなければなりません。
こんなご経験があるのも分かります。
怖いですよね。もし成果はおろか何も実行してくれない情報商材やだったら。
でも、そこをコントロールするのも仕事なんですよ。
少なくとも、
これらは公開しても活かしようがないです。
むしろ、これを公開するだけで6割〜8割くらいはアクションプランが見えるんですよね。
Webマーケター側としてもヒアリングしやすいです。
優秀なWebマーケターほど、ヒアリングに命をかけてるので、可能な限り情報提供してあげてください。
それでもリスクや懸念点を拭いきれないのも承知しています。
ですが、依頼・相談するのに何も開示しないようでは、本音を言いますと会話にもならないです。
成果は出したいけどリスクを重んじて何も開示しないというのはビジネスマンとして御法度だと思いますがいかがでしょう?
何もしたくないのと同じですし、これから同じ環境で働くわけなので、
「一体何をしにきたんだろう?」という印象しかないです。
せっかく良い商品があって、こちらもやる気になって拡散したい!勧めたい!と思っているのに勿体なさすぎませんか?
5-3.余計なプライドを捨てること
ECとSNS運用についてとある製造業の方から相談を受けて他愛もない話しもしながら聞いていたことがありました。
向こうから質問してきてそれに受け応えていただけなのに、なぜか
「舐められている。」
と感じたそうです。
僕の話し方がいけなかったかもしれませんが、その方の企業様の状況も踏まえて提案しつつも話していただけなのに残念な気持ちになりました。
どんな分野で立場がどうであれ、自身よりも詳しく経験もある方の話を聞かなければ上達は100%不可能です。
Webマーケターと企業様は”対等”なのです。
年功序列を重んじ、コンビニでおにぎりを買うような感覚では何もできません。
捉え方ですが、
経営者・担当者の中に軸がないために何言われても混乱してしまうということも往々にしてあります。
5-4.自分が知らないことを棚に上げて守りに入らないこと
この方はずっと営業マンでTwitterが少しできるくらいなので、デジタルには非常に疎いです。
HP制作の相場や人材について困っていたのでこの記事を渡したところ、
「めちゃ助かります!」
と言いつつもクリックせずにスルーでした。
情報過多な社会ですし「HP制作 相場」でGoogleやYouTubeで調べれば大体のことはわかるのに。
少なくとも僕は少しも勉強もしないこのような物言いする方だと受けられません。
6.Webサイト・SNS運用はマーケター/アフィリエイター/ブロガーがキーパーソンです
最後までお話聞いてくださりありがとうございます。
これさえ押さえておけば、迷うことなく適切な人材を採用できる可能性はぐんっと高まります。
1度読んだだけでは、情報量が多くて混乱すると思います。
ブックマークをして何度も何度も休息を挟みながらバイブルとして手元に置き、スカウト活動に励んでみてください。
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